CVTが出た時に「無段階変速」って聞いて驚いたけど、ランドローバーの新型に積まれる9速ATはまた別の意味で驚く
無段階に対抗するATの今後はどうなるだろう
新型イヴォーク 燃費11.4%UP
FF用だから、FRに使われていた7、8速を飛ばして、6速から一気に9速にギヤが増えることになった新型だけど、前と同じ車体に載せられるコンパクトさはすごいよね
横置きのFF用ミッションは車の中で割り当てられるスペースが小さくなるから、今までも耐久性やフィーリングが問題になることがあったけど、その点はうまくいっているのかな
大手のZFが作ったミッションだから問題ないと思うんだけど、やっぱり最初は気になるよね
ギヤはどこまで増えるのか
ZF社製9速AT「9HP」
作業車だと6速や7速のミッションに、HI・LOの副変速機がついて、実質12段や14段なんてギヤも珍しくないけど、乗用車となると・・・
ちょっと前にメルセデスも縦置き9速ATを今度のEクラスに使うことを発表したし、他のメーカーが10や11速の開発を進めているなんて話もあるけど、どこまで必要なのかな?
そもそもATは、CVTと違って負荷がかかる重量級のクルマやAWDにも使えるのがいいところだけど、燃費を考えると最近はDCT(デュアルクラッチトランスミッション)もライバルになるよね
DCTのクラッチが必要なくて、CVTみたいなロスもないところで、長年使ってきたATの良さが目立つってことだと思うけど、燃費やコストを考えると多段化にも限界があると思うし、乗用車の限界段数がどこなのかはこれからもデータとのにらめっこが続くんだろうな
段数が限界になった時は、燃費向上にミッションの性能を利用するのも難しくなるから、もしかして燃費競争も一段落するかも
車によっては3速のATが普通に使われているから、9速なんて聞くとどうしても違和感があるけど、メーカーが性能のために必要としたものだから無駄ではないと思う
あとは、どうしても高くなってしまうコストを抑えて、もっと幅広い車に採用してくれれば最高だね