New Car/車好き新型車ニュース&動画

クルマの最新ニュース、スクープを配信!

軽トラックスペック徹底比較!

f:id:carislife:20131101231856j:plain

ハイゼットフルモデルチェンジを反映した、最新版ができました!】

最新!軽トラックスペック徹底比較!

 

新型キャリイのTVCMで軽トラックがいつにない盛り上がりをみせていますね

 

そこで今回は日本を支える小さな力持ち、軽トラックのスペックを徹底比較することにします!

三車に集約された軽トラックスペック表

キャリイのモデルチェンジにあわせて、三菱 ミニキャブがキャリイOEMになることが発表されたので、軽トラックはキャリイ、ハイゼット、アクティの実質3台のみ

【関連記事はこちら】

軽トラック勢力図(記事下部):新型キャリイの小さくて大きな戦い

日産記事(キャリイOEM):日産 NV100、NT100クリッパー!スズキ勢力拡大!

三菱記事(キャリイOEM):新型ミニキャブ登場で、キャリイ勢が選びやすく!

ハイゼット記事:ハイゼットならこのカラー!価格据置特別仕様

新型ハイゼット新型ハイゼット/ピクシス/サンバー パワーダウン…

軽トラでも壮大!旧型スバル サンバー最新PV(?)

 

しかし3台といっても、各社軽トラックにはさまざまな仕様を用意しているので、今回は最廉価グレードの5MT、2WD仕様について表にしました。

※装備には各社差があるので、特に価格や燃費性能については参考程度としてください

 

ちなみに車両重量は4WD仕様になると、どのメーカーも+20kgほどになります。

 

軽トラック性能比較表

  ホンダ ACTY ダイハツ HIJET スズキ キャリイ
寸法・重量 全長(mm) 3,395 3,395 3,395
全幅(mm) 1,475 1,475 1,475
全高(mm) 1,735 1,780 1,765
荷台寸法(mm) 長さ 1,940 1,940 1,940
1,410 1,410 1,410
高さ 290 285 290
ホイールベース(mm) 1,900 1,900 1,905
トレッド(mm) 1,295 1,295 1,305
1,310 1,300 1,290
最低地上高(mm) 185 160 160
荷台床面地上高(mm) 記載なし 655 650
車両重量(kg) 2WD 5MT 760 700 680
最大積載量(kg) 350 350 350
乗車定員(名) 2 2 2
性能 燃料消費率(km/L) 2WD 5MT 17.2 16.8 18.6
主要燃費向上対策 電子制御燃料噴射式 電子制御式燃料噴射 電子制御式燃料噴射
電動パワーステアリング   電動パワーステアリング
    可変バルブタイミング
最小回転半径(m) 3.6 3.7 3.6
エンジン 型式・種類 E07Z KF型 R06A
最高出力(ps/rpm)ネット 45/5500 50/5700 50/5700
最大トルク(kgm/rpm)ネット 6.0/5000 6.5/4000 6.4/3500
燃料タンク容量(L) 37 38 34
ブレーキ 主ブレーキ形式 油圧式ディスク 油圧式ディスク 油圧式ディスク
油圧式リーディング・トレーリング 油圧式リーディング・トレーリング 油圧式リーディング・トレーリング
懸架装置 懸架方式 マクファーソン マクファーソン マクファーソン
ド・ディオン リーフスプリング リーフスプリング
タイヤ 145R12 6PR LT 145R12 6PR LT 145R12 6PR LT
駆動方式 MR FR FR
廉価グレード価格(装備に違いがあるため参考) 766500 590000 665700

※8/26追記 キャリイの最高燃費はAGS追加により、19.4km/Lになりました。

キャリイ AGS追加で、燃費/快適はミッション問わず!

 

では詳細に各数値をみていきましょう

寸法・重量

全長、全幅は全車軽自動車規格-5mmと差なし

ここは大きさ=利便性になる軽トラックなら当然ですね

 

ですが、全高となると一番低いアクティと高いハイゼットでは45mmの差があり、ここが室内空間にいかされているのか、乗降性を悪化させているのか、数値ではわかりにくい部分なので気になります。

 

アピールされていることが多い荷台寸法は意外にも長さ、幅、全車同じ

ハイゼットのみ荷台高さが5mm低いですが、大きな差ではないように思います。

 

ホイールベーストレッドは回転半径にかかわってくる部分ですが、ステアリングの切れ角にもよるので、後の性能部分でふれます。

 

最低地上高はアクティのみ他車より25mm高く185mm

ここはアクティだけがリヤサスペンションに採用している、ド・ディオン方式が効果を発揮している部分かもしれません。

ホイールベースには差がないので、起伏が激しいところを走る人はアクティが多少有利になりそうです。

 

荷台の高さはエンジンを荷台下に積むアクティが不利かと思ったのですが、残念ながらデータなし・・・

特装車として準備されているリフターを使うほどでもないけど重い・・・という荷物を、人手で積むことが多い場合は実際比べてみたほうが良さそうです。

 

車両重量は差も大きく、燃費と走りに響いてくる部分ですが、エンジン出力やミッションの設定にもよるので、今回は割愛します。

 

性能

燃費性能では先日フルモデルチェンジしたばかりのキャリイが1位

ですが、4WD、AT、装備によって差も大きいので参考程度としてください。

(ちなみにハイゼットはなぜか4WDやATなど関係なく燃費16.8km/Lです)

 

燃費対策は、可変バルブタイミングがある新型エンジンを積んだキャリイが一歩先といった感じでしょうか

ここはモデルチェンジの時期によって違いが出やすいのでしょうがないですかね

 

そして軽トラックの最重要項目、最小回転半径!

・・・と思ったのですが、ハイゼットが0.1m大きいのみで大差なし

小回りについては、どのメーカーを選んでも差は感じないと思います。

 

エンジン

加速性能はギヤ比にもよるので、エンジンが良ければいいとはならないですが、力はあったほうがいいですよね

 

最高出力は最高速を競うような車ではないのであまり気にせずトルクを比較すると、最大トルクは0.1kgm差でハイゼットが1位

しかし500rpm低く、ほぼ同等のトルクを出すキャリイのエンジンも良さそうです。

回転数、トルクと比例する最高出力がハイゼットとキャリイで同じなので、キャリイの方が広い回転域でトルクがあって乗りやすそうです。

 

アクティはエンジンスペックでは他の二台に少し差をつけられていますね

 

ブレーキ・懸架装置・駆動方式

ブレーキ、タイヤには違いなし

 

懸架装置も前輪は全車マクファーソン式ですが、後輪はアクティのみド・ディオン式

唯一MRレイアウトを採用する関係で、ディファレンシャルギアを固定できるド・ディオン式の方が都合が良かったのかなと思いますが、最低地上高を見ると性能的にも役立っているようなので無視できないですね

バネ下重量の軽さやセッティング範囲の広さがあるので、荷物の有無にかかわらず足回りの軽快感が出せそうです。

 

駆動方式はRRレイアウトだったサンバーがハイゼットOEMになってから、FR2台に対抗するMRのアクティという構図

MRのメリットをホンダは、空荷の時の安定性とキャビンからエンジンが離れることによる静粛性としていますが、安定感についてはFRのハイゼットも公式ホームページでアピールしているので好み次第ですかね

 

まとめ

ここまで長々と語ってきましたが、軽トラック3台の特徴をまとめると、

ホンダ アクティ → レイアウトの違いよる地上高の高さ、静粛性

ダイハツ ハイゼット → 最低価格の安さ、トルク値1位

スズキ キャリイ → 燃費、懐の深い新エンジン

といったところでしょうか

 

用途によって特装車や装備も気になってくる軽トラックなのでどれが良いとは言い難いですが、働く相棒選びの参考にしてみてください

 

当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。 また、You Tube等の動画への引用を厳禁いたします。