スズキが新型ミッション「オートギヤシフト」を発表!
一体どんなミッションなんだ?
シングルクラッチ自動マニュアル 日本導入は?
スズキ オートギヤシフト 概要
- 5段変速マニュアルトランスミッションに、電動油圧式アクチュエータ搭載
- アクチュエータと制御ユニットを、マニュアルトランスミッションに直付けし、一体化
- クラッチ、シフト、エンジンの協調制御により、円滑な変速が可能
- 発進時のクリープ機能あり
- マニュアルトランスミッションの優れた燃費性能を、最適なギヤチェンジで更にUPできる
- マニュアルモードも選択可能で、任意のシフトチェンジタイミングによるスポーツドライビングを楽しむことも可能
- オートギヤシフトを採用した新型車を、インド・デリーオートエキスポで公開予定
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低燃費化技術というと、ハイブリッドやダウンサイジングターボなど、動力部分が目立つけれど、最近はむしろ各メーカー、ミッションに力をいれていると思う
現在主流のミッションは、日本メーカーが好んで使うCVT、10段など多段化が進むAT、新型のフィットやフォルクスワーゲン ゴルフなどが採用するデュアルクラッチなど
しかし、スズキが新たに開発したミッションは、古くから同様のものがある、とてもシンプルなシングルクラッチ自動変速
この方式は、現在プジョーが採用しているけれど、評判は正直微妙…
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その理由は、駆動力の切れている時間が、他のミッションに比べると長く、変速時の違和感が大きいから
これはスズキが開発したオートギヤシフトでも、出てくる問題だと思う
違和感を極力小さくしたことを、スズキはアピールしているけれど、果たして出来はどれほどになるだろう?
今のところ、インドで発表される新型車以外、採用予定はわかっていないけれど、遅かれ早かれ新ミッションは、今以上の燃費を求めるときに必要になるし、日本導入の可能性も大きそう
シンプルだからこその低コストは、スズキが主力とする小型車の低価格化にも、好影響をあたえると思うけれど、ヨーロッパなどと違い、マニュアルの影が薄くなってから時間がたつ、日本のユーザーに馴染んでもらうのは簡単ではないと思う
スズキは壁を突破し、新ミッションの力を見せることができるか
それとも、新興国向けの低価格ミッションで終わらせるのか
シングルクラッチ自動変速が持つポテンシャルは、突き詰めると最高のエコミッションになる可能性もあると言われるだけに、今後の展開に期待も大きいね
スズキの軽自動車達が、このミッションでメリハリの聞いた走りを見せるようになったら、車の楽しさを再認識する人も多いんじゃないかと思う