ポルシェが、世界耐久選手権用マシン「919 ハイブリッド」の技術とテスト走行映像を公開!
注目の熱エネルギーはどう!?
2種のエネルギー回収で、ポルシェは速い!?
▼技術解説動画
ポルシェ 919 ハイブリッド 概要・スペック
- FIA 世界耐久選手権 LMP1クラス参戦マシン
- パワートレイン:V型4気筒 2L ガソリンターボ + モーター
- 最高出力(エンジン):500ps
- 最高出力(モーター):250ps
- 減速エネルギー回生システム「KERS」
- 排気ガス熱エネルギー回生システム「ERS」
- モーターは前輪を駆動、使用時は一時4WD化
一般的なハイブリッドに使われる減速エネルギーの他、排気する熱エネルギーも使うことで注目のポルシェ 919
熱エネルギーで回すジェネレーターのサイズが気になっていたけれど、かなりコンパクトなようで、レーシングマシンとしての戦闘力に直接マイナスになるようなものには見えないね
どの程度エネルギーを回収できるかは疑問だけど、様々なエネルギーの利用が検討されている中でポルシェが選んだのだから、相応のものなんだと思う
LMP1クラスではハイブリッドが主流だけど、ライバルに比べて回収エネルギーが増えることは相当なメリット
少ない燃料で重量を減らし、加速やコーナリング性能をあげることができる
しかし、システムのバランスが複雑になるから、走りを見てみないとプラスになっているか、はっきりしない
▼テスト走行動画
同時に公開されたテスト走行で、マシンは快調に感じる
長丁場の耐久レースだからこそ活きるシステムだと思うから、効果は結果次第だけど、どうでるかな
効果の大きさによっては、このシステムが他のマシンに波及する可能性もあると思う
市販ハイブリッドへの展開は、走行中もアイドリングストップ時間が長く、熱エネルギーが小さいから難しいような気がするけれど、実現すればクルマの常識が1つ上に上がりそうな楽しみな技術だね