▲新開発 1.3L ガソリンエンジン
トヨタが新開発した低燃費エンジン群を発表!
ハイブリッド一人勝ちが終わるかも?
1Lエンジン搭載車は30%燃費UP!
▲新開発 1L ガソリンエンジン
トヨタ 低燃費エンジン群発表 概要
- 世界トップレベルの高熱効率・低燃費エンジン群を開発し、1.3Lと1Lエンジンの概要を公開
- 2015年までに全世界で合計14機種のエンジンを導入
- 採用された技術は、ハイブリッド専用エンジンの開発により培ったもの
1.3L ガソリンエンジン 概要
- 4気筒
- アトキンソンサイクル搭載
- 高圧縮比化(13.5)し、膨張比を上げ排熱を抑制
- シリンダー内に強いタンブル流(縦回転の混合気の流れ)を生成し、燃焼効率をUP
- クールドEGR(排出ガス再循環システム)、電動連続可変バルブタイミング機構(VVT-iE)、 4-2-1排気管により燃焼改善と損失低減
- 最大熱効率 38%
- このエンジン搭載車は、約15%燃費向上
1L ガソリンエンジン 概要
- 3気筒
- ダイハツと共同開発
- タンブル流を生成する新形状の吸気ポート
- クールドEGR
- 高圧縮比化
- 最大熱効率 37%
- このエンジン搭載車は、約30%燃費向上
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ハイブリッド王国トヨタが、ガソリンエンジンにもついに本気を出したね!
1Lエンジンの燃費改善率30%は驚きの数値だと思う
▲1.3L ガソリンエンジン採用 4-2-1排気管
しかし、採用されている技術自体はそれほど珍しいものではなく、圧縮比はマツダのスカイアクティブエンジンの14には及ばない
けれど、トヨタが全世界で展開するエンジンなので、他メーカーに引けをとらない燃費の実現は間違いなさそう
▲タンブル流生成新形状吸気ポート イメージ
そこで近々マイナーチェンジが予定されていて、新型エンジンが搭載されると思われる、ヴィッツで現行型と燃費を比較すると…
ヴィッツ 1.3Lモデル
- 現行型:21.8km/L
- 新型エンジン 1.3L(燃費15%UP):25.07km/L
ヴィッツ 1Lモデル
- 現行型:20.8km/L
- 新型エンジン 1L(燃費30%UP):27.04km/L
と、かなりのインパクトがある数字に!
もちろんこれは単純計算なので、実際どうなるかはまだわからないけれど、新型エンジンを印象づけるためにも、この燃費にせまってくるんじゃないかな
そうなると、ハイブリッドモデルとの燃費差が縮まり、価格が安いガソリンモデルには、かなりのお得感がでそう
現在の販売台数ランキングで上位を独占しているハイブリッドに、ガソリンが久しぶりに勝つこともありえない話じゃないよね
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「低燃費であり、低コスト」
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