自動車にかかせないパーツ「ショックアブソーバー」
新型車やチューニングでも注目度が高いのに、効果がイメージしにくいパーツの装着、非装着を動画で比較!
ショックアブソーバー=ダンパー これがクルマの味を決める
「衝撃を吸収するのがサスペンション」と思うと理解しにくい、吸収する動きに抵抗をつける存在のショックアブソーバー
これがある理由は、スプリング(ばね)だけだとずっとゆれがおさまらないから
※ショックアブソーバー装着・非装着比較は動画 1:42~2:38
なので、ゆっくり走るだけであれば不要とも言えるけれど、60km/hや100km/hと、速い速度でクルマがゆれて、タイヤの接地が安定しなかったら…クルマはどこに飛んで行くのかわからない
ショックアブソーバーがなくスプリングだけだと、車体へのダメージこそ軽減できるものの、その乗り心地はスプリングがないよりひどいかも…
(実際クルマのショックが抜けてしまったときは、抵抗がないためちょっとした段差でタイヤが車体にあたるまでストロークするようになり、クルマがフワッフワしていたので交換しました 笑)
そんなショックアブソーバーのセッティングは、低速時と高速時、伸びと縮みなどでわけられていて、この味付けがクルマの乗り味にも大きく影響する
最近だとホンダ N-WGNが、伸び側の動きをショックアブソーバー内のスプリングで抑制する「リバウンドスプリング付きダンパー」を採用
N-WGNリバウンドスプリング解説(記事下部):N-WGN発表!こだわり抜いたサスペンション!
ショックアブソーバーの動きを従来品より高度にし、比較的低コストで市販車にしているね
その他だと、磁性流体をつかい、ゆれをおさめるちから「減衰力」そのものを変化させるのも上級車では一般的
フェラーリは磁性流体ダンパー「マグナライド」の動作速度を新型でアップし、さらに乗り心地をよく、そしてスポーティにも走れるようにしている
マグナライド採用車:フェラーリ カリフォルニアT ポイントはエンジン?
地面を速い速度で走るものであればだいたい採用されていて、九州を走るクルーズトレインななつ星の客車にも、乗り心地を良くするため高性能のダンパが使われているね
ななつ星ダンパ(客車の項参照):ななつ星in九州 - Wikipedia
そんなショックアブソーバーは、これからもっと進化し、ハイブリッドにつかわれる電気の発電もするようになるかも…と、この先もなくてはならない重要パーツ
開発中の発電ダンパー:デコボコはエコ?
フォークリフトのような作業車でなければ、ついていないということはまずないから、運転するときにショックアブソーバーの動きを感じながらステアリングを切る、というのもいいんじゃないかな