ルノーの小型電気自動車「Twizy」の衝突安全テスト映像
衝突の方向は選べない…
ぶつかるなら前からで!…なんて言えない
ルノー Twizy(トゥイージー) スペック
- 電気自動車
- 全長×全幅×全高:2337×1191×1461mm
- ホイールベース:1684mm
- 最高出力:11ps
- 最大トルク:5.8kgm
- 車重:450kg
- 最大航続距離:100km
- 約3時間30分で満充電可能
トヨタなど、世界中のメーカーが開発をしている小型EV
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都市部の交通を手軽に、そしてエコにするため注目されているけれど、サイズの大きいクルマはこれからもしばらく走り続けるだろうし、衝突した時の安全は重要
特に小型EVは、「運転に自信あり!」という人より、ライトなドライバーの利用が多くなると予想されているから、より真剣に考えなければいけないよね
そう思いながらTwizyの衝突テストをみると、 前からの衝突では車体全体がバネのように衝撃を吸収し、エアバッグも作動するから、とりあえず大丈夫そう
けれどサイドからの衝突では、都市交通でメリットを出すために設定された幅の狭さのせいで、ドライバーにまで直接滑車(ムービングバリア)がぶつかってしまっている…
横転しなかったのは衝突安全が考えられているからだと思うけれど、これではドライバーの命は守れそうにない
車両を設計する側から考えると、このサイズだから結果は仕方がないとも思えるけれど、ドライバー側になるとそんなことはいっていられない
もし小型EVがこのまま一般に普及し、他の自動車と一緒に走行することになれば、事故が起きた時の死亡率は相当なものになってしまいそう
エコや利便性があがっても、そうなってしまってはいけないよね
軽視されがちな衝突安全性だけど、未来を担う乗り物なら特に、今からしっかり考えていかなければいけないんじゃないかな