ル・マン2014に、特別枠から参加した日産「ZEOD RC」の目標の1つ、「電力だけでサルトサーキット1周」を達成した映像
チーム歓喜の瞬間!
13.6kmのロングコースを、レーシングスピードで走った電気自動車
日産 ZEOD RC ル・マン2014 結果
- ZEOD RCのル・マンでの目標は2つ
- 目標の1つ、電力駆動のみでの時速300kmは予選2日目に達成
- 2つ目の目標、電力のみでサルトサーキット13.6kmを1周は、決勝日のウォームアップで達成(この動画)
- 電力のみの1ラップのタイムは4分22秒
- 決勝レースは6周目でストップ、リタイア
- リタイアの原因は、電力システムに関連しないギヤボックスのトラブル
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決勝レースは残念だったZEOD RCだけど、爪あとは残せたみたいだね
300km/h達成もすごいけれど、この小さな車体に積むことができるバッテリーで、13.6kmはまた違う
タイムの4分22秒も、シボレー コルベットやポルシェ 911などのレースカーが参戦する、GTカテゴリのトップ集団と並ぶから、かなりの速さといってよさそう
そして肝心の走りは、昨年の東京モーターショーに日産が出展した、ZEOD RCと同じ三角のクルマ「ブレイドグライダー」の時に語っていたように、見かけからは想像できないほどの安定感
ブレイドグライダー記事:ブレイドグライダー 三角形は走りのためだった!
動画1:17~のブレーキングでは、バランスを崩すシーンも見られるけれど、この車体の小ささで…と考えると、扱いにくいというほどではないんじゃないかな
もしスピンしたとしても、荷重は後輪に集められていて、ブレーキもリアが主になるので、コース端にまで飛んでいってしまうことはなさそう
できればこれ以上の走りを、ル・マンの決勝レースで見せたかったと思うけれど、そこはやはり過酷なレース ル・マン、「どうぞチャレンジしてください」という状態にはならない…
来年の活躍に向けて、マシンの熟成を進めてほしいな