日産「GT-R」とBMWのハイパフォーマンスセダン「M5」のサーキットタイムアタック動画
安定感と前に進む性能
かための足のGT-RとコントローラブルなM5
日産 GT-R スペック
- エンジン:V型6気筒 3.8L ツインターボ
- 最高出力:550ps/6400rpm
- 最大トルク:64.5kgm/3200-5800rpm
- ミッション:6速デュアルクラッチ
- 駆動:4WD
- 車重:1740kg
BMW M5 スペック
- エンジン:V型8気筒 4.4L ツインターボ
- 最高出力:560ps/6000rpm
- 最大トルク:69.3kgm/1500-5750rpm
- ミッション:7速デュアルクラッチ
- 駆動:FR
- 車重:1980kg
【関連記事はこちら】
スポーツを売りにするBMW M5だけど、元が上級セダンなので、スポーツカーとして作られたGT-Rとは少し性格が違うね
でもエンジンスペックではM5のほうが上だし、素直なハンドリングのFR駆動は、サーキットでも扱いやすい
走りを比べてみると、GT-Rはサスペンションセッティングがハードで、路面の凹凸を拾っているように見える
M5はその点穏やかにいなしているけれど、ベース車の性格を受け継いだのか、ダンパーの設定が柔らかく、車体のゆれが長く感じるね
コーナーでは、M5のほうが進入がスムーズだけど、出口でのアクセルの入れ始めは4WDのGT-Rのほうがはやく、安定
M5は車重による慣性力のせいもあるのか、柔らかめの足回りも、リアのトラクションにはつながらず、スライドしてしまい、ステアリングの修正がおおい
特に小さなコーナーが連続する場所でその差は大きく、直線的にグッと前に進むGT-Rに対して、M5はどうしても遅れが出てしまう
タイムは、GT-Rが1:16.9、M5が1:19.7
重量や駆動方式の差はあるけれど、トラクションを重視しスポーツとして作られたGT-Rと、上級セダンとして作られパワーに見合う足回りに強化されたM5の違いが出たんじゃないかな