新型が公開されたマツダ「ロードスター」だけど、もちろんいきなり新型が出たわけじゃない
25年間、世界一販売された、2人乗りコンパクトオープンカー3世代の動画
初代ロードスター NA型 1989年-1998年
1.6Lエンジンを積んだスポーツカー通称「テンロク」全盛期に、ロータスの「エラン」をお手本として開発されたロードスター
エランはこちら:ロータス・エラン - Wikipedia
現在では衝突安全の問題から使用することができないリトラクタブルヘッドライトで、日本文化の「能面」を表し、世界中で大ヒット
マイナーチェンジで1.8Lエンジンも積み、その後の流れをつくった
2代目 ロードスター NB型 1998年-2005年
初代の成功を確実なものにするため開発された2代目は、販売チャンネル「ユーノス」がなくなったことで、「マツダ ロードスター」に
1.6L、1.8L自然吸気エンジンの他、172psを出す1.8Lターボまで積まれたチャレンジする2代目で、話題も絶えず、販売は好調だった
3代目 ロードスター NC型 2005年-
現行型の3代目は、ロードスター初の3ナンバーになり、エンジンも2Lと大型化
登場時には、ファンから残念…という声も聞かれた
けれど3台目の人気は根強い
2008年に起こったリーマン・ショックで、1979年から資本提携していたフォードがマツダの株を売却し、突然マツダはフォードグループから独立、厳しい経営に
2012年に、マツダのもう一つのアイデンティティであるロータリースポーツ「RX-8」が生産終了
それでも、3代目ロードスターは耐えた
公開された新型ロードスターを見ると3代目は、2代目以上の上質さを考えるきっかけになり、逆にNA、NB型の良さもマツダに感じさせた一台になったんじゃないかな
【新型ロードスター正式発表はこちら】
日本仕様スペック・価格:車重990kg!マツダ新型ND ロードスター 価格249万 燃費18.8km/L
マツダによると「ロードスターはマツダが作るべきクルマを教えてくれた」モデルで、ファンに支えられたロードスターがあるから、アクセラやアテンザでも一貫したクルマづくりができたらしい
そんな名前を継ぐ新型ND型ロードスターは、新しくも変わらない、マツダそのものになるのかも