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最新!軽トラックスペック徹底比較!(新型アクティ/キャリイ/ハイゼット)

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ダイハツ ハイゼットのフルモデルチェンジ、ホンダ アクティの改良があったので、軽トラックを比較しなおします!

 

日本を支える小さい働く車選びの参考にどうぞ

  

▼この記事の目次

 

ダイハツ、スズキ、ホンダ、軽トラック 全車フルモデルチェンジし、ここから本番! 

2009年にモデルチェンジしたアクティ、2013年のキャリイ、そして2014年のハイゼットと、モデルチェンジ周期が10年を超える軽商用車全車が最新モデルになりました。

 

現在軽商用車は3台とそのOEMを各社が販売している状況

軽商用車の勢力図は以下のとおり

  • スズキ キャリイOEM:マツダ スクラム、三菱 ミニキャブ、日産 クリッパー
  • ダイハツ ハイゼットOEM:トヨタ ピクシス、スバル サンバー
  • ホンダ アクティ

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しかし、軽トラックにはダンプや冷蔵車など、様々なモデルがあるので、今回は5MT・2WDのモデルについて表にしました。

※装備には各社差があるので、特に価格や燃費性能については参考程度としてください

 

ちなみに車両重量は4WD仕様になると、どのメーカーも+20kgほどになります。

 

ハイゼットとアクティは、新型になり変更があった数値を太字に、前型との比較値ものせています。

 

軽トラック性能比較表 

参考:前の比較記事 軽トラックスペック徹底比較!

  ホンダ
ACTY
ダイハツ
HIJET
スズキ
キャリイ
寸法・重量 全長(mm) 3395 3395 3395
全幅(mm) 1475 1475 1475
全高(mm) 1735 1780 1765
荷台寸法(mm) 長さ 1940 1940 1940
1410 1410 1410
高さ 290 285 290
ホイールベース(mm) 1900 1900 1905
トレッド(mm) 1295 1305(+10) 1305
1310 1300 1290
最低地上高(mm) 185 160 160
荷台床面地上高(mm) 記載なし 660(+5) 650
車両重量(kg) 2WD 5MT 770(+10) 740(+40) 680
最大積載量(kg) 350 350 350
乗車定員(名) 2 2 2
性能 燃料消費率(km/L) 2WD 5MT 18.4(+1.2) 19.6(+2.8)※2 19.8※1
主要燃費向上対策 電子制御燃料噴射式 電子制御式燃料噴射 電子制御式燃料噴射
  可変バルブタイミング 可変バルブタイミング
最小回転半径(m) 3.6 3.6(-0.1) 3.6
エンジン 型式・種類 E07Z KF型 R06A
最高出力rpm)ネット 45/5500 46(-4)/5700 50/5700
最大トルク(kgm/rpm)ネット 6.0/5000 6.1(-0.4)/4000 6.4/3500
燃料タンク容量(L) 37 38 34
ブレーキ 主ブレーキ形式 油圧式ディスク 油圧式ディスク 油圧式ディスク
油圧式リーディング・トレーリング 油圧式リーディング・トレーリング 油圧式リーディング・トレーリング
懸架装置 懸架方式 マクファーソン マクファーソン マクファーソン
ド・ディオン リーフスプリング リーフスプリング
タイヤ 145R12 6PR LT 145R12 6PR LT 145R12 6PR LT
駆動方式 MR FR FR
廉価グレード価格(装備に違いがあるため参考) 790000 653400 684720

※1:キャリイの最高燃費は、AGSモデルの20.2km/L

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※2:ハイゼットはオプション装着で、燃費21.0km/L

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では詳細に各数値をみていきましょう

寸法・重量 

全長、全幅は軽自動車規格-5mmで、全車ギリギリまで拡大

 

しかし、全高は相変わらずハイゼットが高く、一番低いアクティとは45mmの差

新型ハイゼットではフロア高が-40mmされているので、室内空間には余裕がありそう

 

荷台寸法は長さ、幅が全車同じで、ハイゼットのみ高さが-5mmというところも以前と変わらないため、差はほぼないと思います。

 

ホイールベース、トレッドでは、ハイゼットの前側トレッドが+10mmになり、キャリイと同サイズに

安定性が伸びていそうですが、リアトレッド最大幅は、フロント側が一番小さいアクティなので、エンジン搭載位置によるバランス差を考えてのことのようです。

最低地上高はアクティのみ他車より25mm高い185mm

この部分はアクティだけがリヤサスペンションに採用している、ド・ディオン方式の魅力ですね

ホイールベースはキャリイのみ+5mmですがほぼ差がないので、起伏が激しいところを走る人はアクティが多少有利になりそうです。

 

荷台床面の地上高は、荷台下にエンジンを積むアクティが不利かと思ったのですが、残念ながらデータなし…

重い荷物を人手で積むことが多い場合は、実際比べてみたほうが良さそうです。

 

車両重量は、ハイゼットがモデルチェンジで+40kgの大幅増

燃費はあがっていますが、前型ハイゼットから乗り換える人だと、走りに違いを感じそうです。

 

性能 

燃費性能では、ハイゼットがキャリイを抜き1位 

ですが、自動変速モデルだとキャリイのAGSモデルの20.2km/Lが一番高かったり、廉価ATモデルだとハイゼットの4ATが一番にと、駆動、AT、装備によって差が出てくるので、表は参考程度としてください

 

燃費対策では、可変バルブタイミングを採用するキャリイ、ハイゼット、採用していないアクティという状態

しかし、この変更はいつ積むかという問題だけなので、近々アクティも追いつきそうです。

※アクティは一部改良で、可変バルブ機構を積まず、燃費をアップしました。

 

そして軽トラック注目の最小回転半径!は、ハイゼットが0.1m縮め全車横並びに!

これ以上縮めるとなると、前輪切れ角アップのために、大きな設計変更が必要そうなので、難しいかもしれません。

 

エンジン 

ギヤ比も影響する加速性能ですが、ここはハイゼットがモデルチェンジで0.4kgmトルクを下げ、後退

 

トルクの大きさ、最大トルク発生回転数の低さでキャリイが、軽トラックで一番パワフルなエンジンになりました。

 

アクティは出力、発生回転数でも差をつけられているので、可変バルブタイミングの搭載によるエンジンの柔軟性アップが待たれます。

 

ブレーキ・懸架装置・駆動方式

ブレーキ、タイヤには違いがなく、どのメーカーへの乗り換えでも、タイヤは同じものが使用可能

 

懸架装置は、前輪は全車マクファーソン式ですが、後輪はアクティのみド・ディオン式

ド・ディオン式についてはこちら:ド・ディオンアクスル - Wikipedia

アクティは唯一のMRレイアウトで、ディファレンシャルギアを固定するのに都合がいいド・ディオン式を採用していますが、最低地上高にもプラスになっています。

荷物の有無を問わず接地を最適化できるアクティの足回りは、日常の移動も多いという人にプラスになりそうです。

 

駆動方式は変わらず、FR2台とMRのアクティという構図

キャビンからエンジンが離れていることでMRのアクティは静粛性で有利

走行時の安定性では、FR、MRそれぞれのメリットをメーカーは主張していますが、前後トレッドが各車違うので、バランスの取り方とオーナーの好みが大きそうです。

 

まとめ

相変わらず軽トラックになると熱くなってしまいますが、3台の特徴をまとめると、

  • ホンダ アクティ → レイアウトの違いよる地上高の高さ、静粛性

  • ダイハツ ハイゼット → 最低価格の安さ、燃費、高さに余裕がある室内空間

  • スズキ キャリイ → 軽トラック1位のパワフルエンジン、乗り換えやすい自動変速マニュアル

になりそうです。

 

用途によって感じる魅力も違ってくる軽トラックなのでどれが良いとは言えませんが、仕事の相棒選びの参考になればと思います。

 

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