ルノーが、超低燃費ハイブリッドコンセプトカー「イオラブ」を公開
しっかりとしたサイズで、使いやすそう
Bセグメントのプレビューを兼ねた現実的コンセプトカー
▼イオラブ 採用技術解説・走行動画
ルノー Eolabコンセプト 概要・スペック
概要
- ”2020年までに燃費50km/L達成”というフランス政府からの要請に答えたコンセプトモデル
- 燃費は政府要請値の倍である100km/L
- 100以上の新技術が組み込まれている
- 新技術を使用しながらも、生産した場合550万円ほどという低価格も大きなポイントとなっている
スペック(括弧内数値は同クラスのルノー ルーテシア比較値)
- パワートレイン:直列3気筒 1L + モーター
- エンジン出力:75ps/9.7kgm
- モーター出力:68ps/20.5kgm
- ミッション:3速
(下の2速はモーターのみ使用。他のミッションよりコスト、重量にメリットがあるとのこと) - 車重:955kg(-400kg)
- 車重は、固定式ボンネット、薄型フロントウィンドウ、重量4.5kgのマグネシウム製ルーフなどにより低減
- Cd値(空気抵抗係数):0.235(-30%)
- タイヤ・ホイール:19インチミシュラン製タイヤ・アルミ、カーボンホイール
- ドア:右2ドア、左1ドア
- 乗員:4人
- 11インチタッチスクリーン
- サイドミラーはバックビューカメラで代用
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低燃費コンセプトカーは、使い勝手が物足りないチャレンジなモデルが多いけれど、イオラブはこのまま出ても違和感がないんじゃないかな
10年以内に市販されるコンパクトカーのデザインをお披露目するクルマで、100km/Lの燃費を達成しているのは魅力的だよね
インテリアもデザインを重視しながら、現代的なタブレットを装備
リアシートにいたっては、コンセプトカーという雰囲気をまったく感じない
少しチャレンジなところをあげると、ドアのレイアウトになるかも
運転席側に1枚、助手席側に観音開きで2枚のドアはこれまでにもあったけれど、販売で成功したクルマはあまりなく、なんらかのメリットがあったとしても、ユーザーに理解してもらうのは難しそう
ここは部品を少なくして、重量を減らすことが優先された結果のような気もするね
マグネシウムルーフやカーボンホイールが採用されているから、価格も高いのだろうと思ったら、それほどでもない550万円
市販されるときには、燃費100km/Lにはならないかもしれないけれど、コンパクトカーらしい価格になるんじゃないかな
ここまでできているなら10年以内と言わずに、各部を調整し早い時期に発売すると、ルノーのイメージを変える1台になりそう