プジョーとシトロエンが、燃費50km/Lのコンセプトカー「プジョー208ハイブリッドエアー2L」と「シトロエンC4カクタスエアフロー2L」を公開
近いうちに市販型もくるかも!
空気を味方につけ、空気で走る自動車
▼シトロエンC4カクタスエアフロー2L
▼プジョー208ハイブリッドエアー2L
シトロエン C4カクタス エアフロー2L /プジョー 208 ハイブリッドエアー2L 概要・スペック
概要
- ”2020年までに燃費50km/L達成”というフランス政府からの要請に答えたコンセプトモデル
- どちらもエネルギーを圧縮空気で保持するエアーハイブリッド車
- 燃費は50km/L
スペック
- パワートレーン:直列3気筒 1.2L + エアハイブリッド
- エンジン最高出力:82ps
- 車重:865kg
- ボディ:アルミ&軽量スチール
- タイヤ:ミシュラン製超低転がり抵抗19インチ
- ホイールに遠心式アクティブシャッターを搭載
- フロントバンパーに、走行状況に応じて開閉する3つのエアシャッターを採用
- 車両周囲の空気の流れを整流する可動式サイドディフレクター
- 0-100km/h加速:9.5秒
- 最高速度:193km/h
【プジョー他のコンセプトモデルはこちら】
ルノーイオラブコンセプトと同じくフランス政府の要請に答えた、プジョー・シトロエングループの2台のコンセプトモデル
ルノーイオラブはこちら:リッター100kmの超低燃費!ルノー イオラブコンセプト
この2台のベースモデルはどちらもすでに市販されているから、現在はコンセプトだけど、準備さえ整えば早いうちに販売できるんじゃないかな
【ベースモデルはこちら】
採用されている技術は、これまでも何度か披露されていたプジョー・シトロエンが開発した未来のハイブリッド技術「ハイブリッドエアー」
ハイブリッドエアー解説動画:ハイブリッド エアー化は2016年!バッテリー不要に?
▼ハイブリッドエアー構造
それに加え、現在考えられるだけの走行抵抗を減らす技術を盛り込み、プラグインハイブリッドでもないのに燃費50km/Lという驚異的な数字を出している
抵抗を減らす技術を細かく見ていくと、すでに一般的になった低抵抗タイヤをミシュランと開発し、さらに性能アップ
これも採用モデルがあるフロントバンパー内のアクティブシャッターを、必要に応じて使い分けるため、3つにも増やす
さらにさらに、車体横を流れる空気には可動式サイドディフレクターと、走りだしてしまえば遠心力で自動的に閉じるシャッターを搭載したホイールまで!
ホイールは、画像でも動いているのがわかるね
ハイブリッドエアーは、一般的ハイブリッド車が積む重いバッテリーを必要とせず、コンパクトカーの軽量さを活かせるのが強み
この2台が発売されれば、プジョー・シトロエングループの小型車は同じ技術を使い、軒並み燃費アップすることになりそう
プジョー・シトロエンにルノー、燃費ではあまり魅力を出せていなかったフランス車の逆襲が近いうちに始まるかもしれないね