3/1:ホンダ レジェンド 内外装試乗動画を追加しました。
ホンダが2年ぶりの復活となるフラッグシップセダン「レジェンド」を発表
ホンダらしさ爆発!
ホンダ走りの上質セダン ライバルはもちろん…
▼ホンダ 新型レジェンド 発表会動画
▼3/1追加:ホンダ レジェンド エクステリア・インテリア 試乗動画
▼新型 レジェンド 無限エアロパーツ装着
ホンダ LEGEND 概要・スペック・価格
概要
- 2年ぶりに復活するホンダのフラッグシップセダン
- 販売目標は月300台
- これまでのモデルでは、世界初の「FF車用トラクションコントロールシステム」「インテリジェントナイトビジョン」「SH-AWD(Super Handling All Wheel Drive)」や、日本初の「運転席SRSエアバッグシステム」「助手席SRSエアバッグシステム」などを搭載
- 新型では、3モーター式ハイブリッド「スポーツ ハイブリッド SH-AWD」を搭載
スペック(括弧内は前型比較)
- 全長×全幅×全高:4995(+10)×1890(+45)×1480(+25)mm
- ホイールベース:2850(+50)mm
- エンジン:フロント新開発V型6気筒 3.5L+モーター/リア モーター×2「TMU(ツインモーターユニット)」
- ミッション:7速デュアルクラッチ
(フィットハイブリッドなどに積まれる「i-DCD」の名称を使用しているが、大トルクに対応するため、オイル循環によって冷却が行える湿式に変更されている) - エンジン最高出力:314ps/6500rpm
- エンジン最大トルク:37.8kgm/6500rpm
- フロントモーター最高出力:48ps/3000rpm
- フロントモーター最大トルク:15.1kgm/500-2000rpm
- リアモーター最高出力(1基あたり):37ps/4000rpm
- リアモーター最大トルク(1基あたり):7.4kgm/0-2000rpm
- システム合計出力:382ps
- 駆動:4WD
- 車両重量:1980kg
- 燃費:16.8km/L
- タイヤサイズ:245/40 R19 94Y×4
- ホイール:7対14本スポーク高輝度シルバー塗装アルミホイール
その他技術ポイント
- リアタイヤ左右のモーターで別々に駆動・制動させる「トルクベクタリング」を新採用
- 低負荷時は、エンジンの3気筒を休止させる「可変シリンダー」採用
- 複雑なカットを与えた光学レンズとLEDを組み合わせた「ジュエルアイLEDヘッドライト」を装備
薄型のライトユニットでもしっかりとした配光性能を確保
(内側の縦1列がハイビーム、残り4列はロービーム) - 室内寸法は前方より高さのみ30mmダウンだが、室内長55mm、室内幅25mm、リアシートレッグスペース70mm、フロントシートカップルディスタンスを10mm増加
- ホンダ車として初の「エレクトリックギアセレクター」を採用
(ドライブレンジは斜め前方に押し込み、リバースレンジは後方に引く) - 「SPORTモード」を用意。
(選択時にはエンジンが気筒休止せず、エンジンの高回転域まで使用。シフトダウンしたときには「自動ブリッピング」が行われ、モーターの駆動も積極的に利用。トルクベクタリングは回頭性を重視する設定となる) - 全席本革シートが標準装備、フロントシートはシートヒーターとベンチレーション機能備える
安全装備
- ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせて使用し、
「衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)」
「路外逸脱抑制機能」
「LKAS(車線維持支援システム)」
「渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール」
「歩行者事故低減ステアリング」
「誤発進抑制機能」などの機能を提供する「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を装備 - アクセルペダルに反力を発生させることで運転をアシストする「リアクティブフォースペダル」により、エコドライブや雪道での加速をアシスト
価格
- 680万円
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ホンダの伝説「レジェンド」がかえってきた!
特徴的なカットの「ジュエルアイLEDヘッドライト」でユーザーの心を捉えるフラッグシップ車レジェンドは、室内に本皮シートを標準装備しホンダの最上級を演出
▼ジュエルアイLEDヘッドライト
▼新型レジェンド インテリア
特に後席の空間は、一回り大きくなった車体サイズもあって圧倒的だね
けれど、歴代レジェンドのオーナーならこれだけでは物足りないんじゃないかな
というのもレジェンドといえば、ホンダが世界に誇る最新技術が毎回セールスポイントになるクルマ
その点はホンダも重々承知しているらしく、今回は前型にも採用されていた4輪の駆動力を走行状態に応じて適切に制御するシステム「SH-AWD」を、最新型の「スポーツ ハイブリッド SH-AWD」にアップデートしてきた
このシステムは、通常ハイブリッド4WDであれば後輪を1モーターで駆動するところ、左右独立の2モーターとし、適切な「駆動」だけではなく、「制動」も同時に行うというもの
▼新型レジェンド採用 ツインモ-ターユニット構造
制動はモーターに使用する電気を発電する回生ブレーキとして行われ、旋回のためにリア内輪のモーターにブレーキが効いている状態では、リア外輪を駆動するためのエネルギーに、内輪が発電した電気を使用
これまでより滑らかな旋回や安定性の確保、高効率な走行が可能になる
結果、モーターが1つ増えたこととサイズが拡大したことで、2トン近い車重をもつ重量級の新型レジェンドも、16.8km/Lという驚きの燃費になった
「スポーツ ハイブリッド SH-AWD」は、リアにエンジンを積みフロントをモーターで駆動する次期型NSXの前後を交換したもので、効率”だけ”を理由にするのであれば、採用しづらい高コストなシステム
次期NSX:次期NSX 開発車 ニュル走行動画!まだまだ余裕
けれど技術ポイントをみてもわかるとおり、新型レジェンド最大のポイントは走りなので、自由度があがる独立制御はぴったりだね
新型レジェンドは走るだけではなく、上級車らしく最新の安全装備「ホンダセンシング」も採用
こちらは、これまで難しいとされていた歩行者を、カメラやレーダーで認識し「避ける」技術
▼ホンダセンシング「歩行者事故低減ステアリング」作動イメージ
おそらく今後ホンダセンシングは他モデルへ展開されていくことになると思うけれど、ホンダが目指す「事故に遭わない社会」実現のためにも早めをお願いしたいね
最上級ながらホンダが「生き様」と語るホットなセダン レジェンド
スタイル、走り、先進技術と、ライバルとする欧州セダンにも負けないくらいの個性をもつクルマに仕上がったんじゃないかな