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2016年次 RJCカーオブザイヤー発表!2年連続のスズキ アルト受賞
日本自動車研究者・ジャーナリスト会議(RJC)による「2015年次RJCカーオブザイヤー」の最終選考結果が発表
予想通りかな?
独創性のスズキ ハスラーに、技術のメルセデスCクラス
RJCカー・オブ・ザ・イヤー概要
- 日本の2大カー・オブ・ザ・イヤーの1つ
- 日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)にレーサー出身の自動車評論家が多く、走行性能が評価されやすいのに対し、RJCは高学歴や学識経験者、自動車メーカー出身者が多く、技術や独創性が重視されることが多い
- COTYと違い、日本車と輸入車はわけて選考される
- 通常6ベストカーから最終選考が行われるが、今年は日本車のみ6位が同数となったため7台
【日本カー・オブ・ザ・イヤーはこちら】
走りのCOTYに、アイディアと技術のRJCとされることが多い2つのカーオブザイヤー
それぞれの最終選考結果を見比べてみると納得かも
ここからは各賞を見ていこう
2015年次RJCカーオブザイヤー最優秀賞(日本車)スズキ ハスラー
投票結果
- 1位:スズキ ハスラー
- 2位:マツダ デミオ
- 3位:日産 スカイライン
- 4位:スバル レヴォーグ
- 5位:ダイハツ コペン
- 6位:ホンダ N-WGN
- 7位:三菱 eKスペース/日産 デイズルークス
▼受賞理由
- ライトな感覚の軽自動車SUVとしての新しいジャンルを開拓した。動力性能ばかりでなくボディカラーなどの色に対する配慮も行き届いている。しかも街乗りにも充分な快適性を備えている。広い意味でユーザーに夢を与えてくれるクルマである。家族でも、一人でもペアでも楽しめる。その懐の深さと新鮮さを高く評価した。
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受賞記念車:RJCカーオブザイヤー受賞記念特別仕様車ハスラー「Jスタイル」
日本車では、スズキを大きく販売でも助けているハスラーがトップに
ポップなボディカラーと快適性、それに走りというちょっとワガママなパッケージが評価されたみたいだね
軽自動車が選ばれにくいCOTYでは5位だったけれど、スズキはRJC24年の歴史で5回目の受賞になった
COTY1位だったデミオは2位で、安定した評価を得ているんじゃないかな
2015年次RJCカーオブザイヤー・インポート(輸入車)メルセデス・ベンツ Cクラス
投票結果
- 1位:メルセデスベンツ Cクラス
- 2位:BMW ミニ
- 3位:BMW i3
- 4位:アウディ A3/S3セダン
- 5位:ジャガー Fタイプクーペ
- 6位:フォルクスワーゲン ポロ
▼受賞理由
- アルミと軽量高剛性スチールとのコンポジット構造。今までにない接合技術法を用い、ボディにおけるアルミ採用率50%を実現することで燃費と運転性能を向上。最新かつ全方位的な安全機能を惜しみなく投入した点を高く評価した。
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輸入車部門では、COTYでも輸入車トップだったメルセデス・ベンツCクラスが受賞
走りと技術の両面が優れていて文句なし、ということかな
RJC2位はMINIで、COTYでは10ベストカーに入っていなかった
4位以下も差がでたね
2015年次RJCテクノロジーオブザイヤー 日産スカイライン ダイレクトアダプティブステアリング
投票結果
- 1位:ダイレクトアダプティブステアリング/日産 スカイライン
- 2位:スカイアクティブ-D・1.5/マツダ デミオ
- 3位:アイサイトバージョン3/スバル レヴォーグ・WRX S4
- 4位:Sエネチャージ/スズキ ワゴンR
- 5位:レーダーセーフティパッケージ/メルセデスベンツ Cクラス
- 6位:ライフドライブコンセプト/BMW i3・i8
▼受賞理由
- スカイライン350GT HYBRIDに搭載されたダイレクトアダプティブステアリングは、ステアリングシャフトを介さず、ステアリングの動きを小型モーターと一体化したセンサーにより電気信号に置き換えてタイヤを操舵する世界初の次世代ステアリング技術。路面からの不要な情報を抑えて直進安定性を高めるとともに、遅れのない操舵感で従来にない快適・安全なハンドリング性能を実現するとともに、その機構から将来の自動運転を実現するための重要な技術であるとして高く評価した。
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技術では、ステアリングを機械的につなげないことで快適性を高めたダイレクトアダプティブステアリング
これまで安全性が心配されていたけれど、万が一故障した時には瞬時にフォローするシステムを構築したことで、市販車への搭載が可能になった日産こだわりの技術だね
同様のシステムはこれから世界に広がっていくことになると思うし、未来ではクルマの基本技術とも言われそう
新車購入を検討している人は2大カーオブザイヤーが出揃ったことで、絞り込めたか、気になるクルマが増えてしまったのか…(笑)
ピックアップされたクルマは、今後の売れ行きにも注目だね