スバルが、次期「インプレッサ」から採用を開始する新型プラットフォーム「スバル グローバル プラットフォーム」を公開
スバルの問題を解決し、さらに進化する全スバル車の基礎!
ハイブリッド、電気自動車、自動運転車 に対応!スバル 新型 プラットフォーム「スバル グローバル プラットフォーム」
▼スバル「GLOBAL PLATFORM」画像
スバル「GLOBAL PLATFORM(スバルグローバルプラットフォーム)」概要
- 2016年内に発表される、次期「インプレッサ」から採用される新型プラットフォーム
- スバルのコア技術である「水平対向エンジン」「シンメトリカルAWD」「アイサイト」とともに、次世代のスバル車を構成する基盤となる技術に位置付け
- 2025年までを見据えた次世代プラットフォームとし、「スバル史上最高レベルの総合性能進化」「将来の電動化にも対応し、全車種の開発を1つのプラットフォーム設計構想で実現」が大きなポイントとなる
「スバル史上最高レベルの総合性能進化」
- 1.7~2倍となる車体・シャシー各部剛性の大幅な向上やサスペンションなど足まわり機構の進化、さらなる低重心化により、ドライバーの意志に忠実な高い操舵応答性を実現。
操舵時の無駄な挙動がなく、路面に吸い付くようにまっすぐ走れることで、高い直進安定性が求められる将来の自動運転走行も見据えた走行性能を実現 - フレーム構造の最適化や各部パーツの結合強化などにより、車体ねじり剛性を現行比1.7倍に向上。
さらに、車体の共振や歪を分散し、ステアリングやフロア、シートの振動を大幅に低減することで、車格を超えた快適性を実現 - サスペンション取付け部の剛性を向上することで、車体側をたわませることなくサスペンションの緩衝性能を十分に機能させることで、路面の凸凹を感じさせない快適な乗り心地を実現。
さらに、リアスタビライザーを車体へ直接取り付けることで、車体の揺れを現行比で50%低減 - アクティブセーフティでは、より一層の低重心化の追求により、重心高を現行比5mmダウン。
大幅な剛性向上や足まわりの進化と合わせることで、より安定した走りを実現し、高性能なスポーツモデルと同等の高い危険回避性能を実現 - パッシブセーフティでは、より効率的に衝突時のエネルギー吸収を可能とするフレーム構造の採用や、ホットプレス成形材などの高張力鋼板採用拡大による車体強度の向上により、衝突エネルギー吸収率を現行車比で1.4倍に向上。
2025年ごろでも世界最高水準の衝突安全性能を実現できるポテンシャルを持つ
「将来の電動化にも対応し、全車種の開発を1つのプラットフォーム設計構想で実現」
- 「インプレッサ」から「レガシィ」まで全車種を1つのプラットフォームで開発
- すべての車種の主要諸元を1度に企画し、車種に合わせてプラットフォームを柔軟に変化
- ガソリンエンジンだけでなく、ハイブリッドやプラグインハイブリッド、電気自動車にも対応
- 従来は別々の生産設備で製造していた複数車種のプラットフォーム部材が同一の生産設備で製造可能にするなど、協力企業を含め生産効率を向上。
国内2工場とアメリカSIA(Subaru of Indiana Automotive)の各生産ラインがそれぞれ複数車種を生産する「ブリッジ生産」が容易にもなる
5ドア、セダン、クロスオーバーが公開されている、次期「インプレッサ」から採用されるスバルの新型プラットフォーム「スバル グローバル プラットフォーム」
5ドア:次期フォレスターとインプレッサ!スバル 東京モーターショー2015に出展
セダン:2016年末発売!スバル 新型 インプレッサ セダン コンセプト 公開
クロスオーバー(XV):2016年末発売 次期インプレッサベース!スバル 新型 XV コンセプト 公開
注目は、大幅な剛性アップによる走りの質向上と、スバルの全車種に対応できる柔軟さだ
剛性のアップでは、最大2倍ほどに各部の剛性をあげることで、サスペンションがこれまでより働き、快適な乗り心地に
高い走行性能は安全にもつながるというスバルの考えにより、クルマ全体の重心を5mm下げ、運動性能をアップ
安全技術「アイサイト」や、今後開発がすすむ自動運転システムでの危機回避にも対応しやすくなっている
スバルの全車種に対応できる柔軟さでは、現在販売しているガソリン、ハイブリッドだけではなく、電気自動車にも対応
セールスに生産が追いついていないアメリカ市場のため、プラットフォームの部材から、国内とアメリカ工場で生産可能
車種を問わない、生産ラインづくりができるようになっている
2020年代中盤まで見据えたスバルの新型プラットフォーム
スバル車の進化を楽しみにする人も多くなりそうだね