ポルシェは、ゼロから設計した世界耐久選手権などに参戦するレーシングマシン「911RSR」を発表
速さのためにMRへ
MRレイアウトでさらに速く!ポルシェ 2017 911RSR
▼ポルシェ 911RSR 画像
ポルシェ 911RSR 概要・スペック
- 世界耐久選手権(WEC)のGTEクラスなどに参戦するレーシングマシン
- 運動性能を高めるため、ベースの「911」が採用しているRRレイアウトからミッドシップレイアウトに変更、マシンをゼロから作り直した
スペック
- 全長×全幅:4557×2042mm
- ホイールベース:2516mm
- エンジン:水平対向6気筒 4L
- 最高出力:510ps
- トランスミッション:6速パドルシフト
- 車重:約1243kg(各レギュレーションに合わせ調節)
- ロールケージなどの安全装備のほか、他クラスのマシンとの衝突をさけるレーダー衝突警告システムを装備
ポルシェ「911」と言えば、採用するクルマが少ないリアエンジン、リアドライブのレイアウトがアイデンティティで、それはレーシングマシン「911GT3カップ」などでも変化はなかった
911GT3カップ:世界一のレーシングカー ポルシェ 2017新型 911GT3カップ 発表
しかし、新しく発表された世界耐久選手権などに参戦する「911RSR」では思い切って変更
911のスタイルながら、車体中央にエンジンを搭載するミッドシップレイアウトにした
この変更のため、ポルシェは車体やサスペンション、エアロバランスの見直しだけではなく、エンジンまで設計変更
増した設計自由度を活かし、リアに大型のディフューザーを装備し空力を大幅強化、メンテンス性もアップ
世界トップクラスのレースで戦うことができるマシンに仕上げた
市販車ではこれからもブランドになっているRRレイアウトを守り続けていくと見られているが、レースでは柔軟な対応で勝ちに行くポルシェ
ミッドシップ化することで911の走りがどのように変わるのか、注目だね