ボルボ傘下のハイパフォーマンスメーカーのポールスターが、ブランドの第1号車となるモデル「ポールスター1」を公開しました。
ポールスターがついに新ブランドとして始動します。
▼この記事の目次
- ポールスター1がグッドウッド・フェスティバルで走りを披露!
- ポールスター1の【特徴まとめ】
- ポールスター1の外装(エクステリア)デザイン
- ポールスター1の内装(インテリア)デザイン
- ポールスター1のプラットフォームは?
- ポールスター1のパワートレインとスペックは?
- ポールスター1の発売日と販売方法は?
ポールスター1がグッドウッド・フェスティバルで走りを披露!
ポールスターは2018年7月、イギリスで開催された「グッドウッドフェスティバルオブ・スピード2018」のヒルクライムにて、市販化を予定する「ポールスター1」の走行を披露しました。
新型ポールスター1は、ボルボのハイスペックモデルやモータースポーツ活動を担当し、2015年にボルボ傘下になっていたポールスターが製作する新型車です。
ポールスターは、2017年9月に発表されたボルボS60とV60のハイスペックモデル製作後に、電動パワートレインを搭載するハイパフォーマンスカーのブランドとして独立していました。
▼S60/V60ポールスター
新型カーボンエアロ!ボルボ S60 / V60 ポールスター 2018 公開
公開されたポールスター1からは、大型のボディながら高い加速性能をみることができます。
ポールスター1の【特徴まとめ】
▼ポールスター1の特徴
- 600馬力もの出力を持つプラグインハイブリッド(PHV)システムを搭載
- 今後ポールスター2、3とラインナップ拡大を予定
- ポールスター1は「現代と未来を橋渡しするため」にPHVとなるが、後続モデルは完全電気自動車としてつくられ、ポールスターは電動パワートレインブランドとして展開予定
ポールスター1の外装(エクステリア)デザイン
新型ポールスター1の外装は、新ブランドの独自モデルながらボルボの現行モデルと多くの共通点を持ったデザインになっています。
しかし、外装の素材には全体にカーボンを使用。
ポールスターの高性能ブランドとしての独立をアピールする豪華な作りに。
ボディタイプは、2ドアのクーペになっています。
ポールスター1の内装(インテリア)デザイン
新型ポールスター1の内装には、ボルボの人気モデルと同じく大きなセンターディスプレイが採用されました。
しかし、高級メーカーとしてカーボンやクリスタルなどの高級素材で質感を向上。
ステアリングやドアシルプレートには、ポールスター独自のエンブレムが添えられています。
ポールスター1のプラットフォームは?
ポールスター1は、ボルボの新世代プラットフォーム「SPA(スケーラブル・パフォーマンス・アーキテクチャ)」がベースになっています。
しかし、その約50%はポールスターの独自設計に変更され、ボディパーツのほとんどもカーボン製に。
この変更により、同サイズのモデルから230kgも軽量化し、ボディのねじり剛性は45%も向上。
サスペンションには、オーリンズと共同開発した連続電子制御サスペンション「CESi」が採用され、常に最適な車体姿勢を確保。
また、圧倒的な加速力に対応する制動力を確保するため、曙ブレーキと共同開発した専用ブレーキが装着されました。
ポールスター1のパワートレインとスペックは?
▼ポールスター1のパワートレイン構成とスペック
- パワートレイン
直列4気筒2Lガソリン「Drive-E」エンジン+電気モーター×2 - 最高出力:600ps
- 最大トルク:102.0kgm
- 駆動:4WD
- EV航続距離:150km
ポールスター1のパワートレインには、現行車と電気自動車の橋渡しを目的に、ガソリンを補充し走行ができるプラグインハイブリッドシステムが採用されました。
ポールスター1は、市販ハイブリッド車で最長とする150kmもの電気モーターのみでの走行が可能に。
エンジンは前輪を駆動し、モーター2基がそれぞれ後輪左右の駆動を担当することで、駆動力により車体のコーナリングを制御するトルクベクタリング機能も備えています。
▼新型ポールスター1のウィンターテスト動画
ポールスター1の発売日と販売方法は?
ポールスター1の発売日は2019年半ばが予定され、生産台数は年間500台とされています。
その販売方法も独自のものになり、注文はオンラインで受付け、2年もしくは3年契約の使用期間に応じて支払い価格が決定するサブスクリプション方式を採用。
ディーラーでゆっくりと検討したいというユーザーに向け、ポールスター・スペースと名付けられるショールームも用意されます。
▼ポールスター1動画