ジャガーが、SUVの新モデルとなる「I-PACE(Iペース)」の日本発売を発表しました。
ブランド初めての電気自動車SUVとなる新型I-PACEについて、スペックや発売日、価格などを、最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ジャガー新型I-PACE日本発売!電気自動車SUVに!
- ジャガー新型I-PACEの【特徴まとめ】
- ジャガー新型I-PACEの外装(エクステリア)デザインは?
- ジャガー新型I-PACEのボディサイズは?他モデルと比較!
- ジャガー新型I-PACEの内装(インテリア)デザイン
- ジャガー新型I-PACEのパワートレインとスペックは?
- ジャガー新型I-PACEの走行性能を試乗動画でチェック!
- ジャガー新型I-PACEのレーシングカーを公式発表!レースシリーズを開催!
- ジャガー新型I-PACEの航続距離と充電時間は?
- ジャガー新型I-PACEの価格は?
- ジャガー新型I-PACEの発売日は?
【最新情報】ジャガー新型I-PACE日本発売!電気自動車SUVに!
▼ジャガー新型I-PACEの画像
ジャガーは2018年9月26日、SUVの新モデルとなる「I-PACE」の日本発売を発表しました。
ジャガー新型I-PACEは、ジャガー初のSUVとして発売されたF-PACEに続くモデルとして計画され、パワートレインは完全な電気自動車となっています。
ジャガーはI-PACEの発売により、SUVのラインナップを強化するとともに、ブランドの高い環境性能と走行性能をアピールしていく予定です。
ジャガー新型I-PACEの【特徴まとめ】
▼ジャガーI-Pace eTrophyの画像
▼ジャガー新型I-PACEの特徴
- 完全電気自動車として設計し、航続距離は470kmを達成
- 最高出力400馬力とし、高い走行性能を発揮
- 内装にデジタルメーターとデュアルディスプレイインフォテインメントシステムを搭載
- 市販車をベースとしたレーシングカー「I-Pace eTrophy」を製作。電気フォーミュラレース「フォーミュラE」のサポートとして、レースシリーズを開催
ジャガー新型I-PACEの外装(エクステリア)デザインは?
ジャガー新型I-PACEの外装は、ブランド初のSUVだったF-PACEよりさらにスポーティなスタイルに仕上げられました。
デザインは、過去に計画されたスーパーカー「C-X75」から影響を受けたとされています。
ボンネットに設けられた大きなエアダクトは、グリルに装備するアクティブベーンから取り入れた空気を効率良く排出し、冷却と空力を最適化。
SUVながら、空気抵抗係数(Cd値)は0.29まで低減されています。
前後ライトにはLEDが採用され、ホイールもあわせ、深みと先進性を感じさせるデザインに。
車高は、乗降時と通常時、オフロード走行時で3段階調整ができるエアサスペンションをオプション設定。
通常90mmから乗降時には-40mm、オフロード走行時には+50mmとなり、さらに105km/h以上での巡航時には車高を自動的に10mm下げて空気抵抗を低減。
電気自動車でありながら、渡河水深は500mmと高い数値に設計されています。
クーペSUVながらラゲッジ容量も重視し、リアドアパネルは高く、ちから強いスタイルになっています。
ジャガー新型I-PACEのボディサイズは?他モデルと比較!
▼ジャガーI-PACE(グレー)、E-PACE(レッド)、F-PACE(ブルー)
▼ジャガー新型I-PACEのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4682×2011×1565mm
- ホイールベース:2990mm
- 車重:2230kg
- 最低地上高:142mm
- ※参考
・F-PACE
全長×全幅×全高:4740×1935×1665mm
ホイールベース:2875mm
車重:1920kg
最低地上高:215mm
・E-PACE
全長×全幅×全高:4410×1900×1650mm
ホイールベース:2680mm
車重:1775kg
最低地上高:204mm
ジャガー新型I-PACEのボディサイズは、先に発表されているジャガーのSUV「F-PACE」「E-PACE」の中間に全長が設定されています。
しかし、ホイールベースはコンパクトな電動パワートレインにより一番長くとられ、全高は一番低くなっています。
最低地上高はクロスオーバーモデルとして充分な142mmが確保されていますが、同グループのランドローバーの影響により高くなっている他モデルと比較すると大きくダウンし、空力性能を重視した設計になっています。
▼F-PACE
【ジャガー新型F-PACE最新情報】SVR追加!ジャガーSUVのサイズや価格、ディーゼル燃費は?
▼E-PACE
【ジャガー新型E-PACE(Eペイス)最新情報】日本発売!コンパクトSUVのサイズや価格、燃費は?
ジャガー新型I-PACEの内装(インテリア)デザイン
ジャガー新型I-PACEの内装は、質の高いレザーやスエード素材を組み合わせることで、ブランドの伝統が感じられる仕上げになっています。
システムは最先端のものとされ、ナビゲーションなども表示可能なデジタルメーターと、2つのディスプレイを採用する「InControl Touch Pro Duo」インフォテインメントシステムを搭載。
「InControl Touch Pro Duo」は、上部に10インチ、下部に5.5インチのタッチスクリーンを搭載し、物理コントロールと組み合わせることで直感的な操作が可能になっています。
機能には、ジャガー・ランドローバーとして初めてApple CarPlay、 Android Autoを標準装備。
ジャガー初のAI学習機能を備えた「スマート・セッティング」により、リモートキーとスマートフォンのBluetoothを介してドライバーを認識し、ドライバーの好みに応じて設定を自動調整。
時間、場所、天候、行動パターンに基づき、ドライバーに合わせてカスタマイズすることができるようになっています。
室内空間は、弧を描くルーフラインのエクステリアながら、ヘッドルーム(フロント:1,013mm、リア:968mm )、レッグルーム(フロント:1,040mm、リア:890mm)を確保。
センターアームレスト下(10.5L)、ラゲッジスペース(656Lから最大1,453L)、リアシート下のタブレットやラップトップの収納スペース、フロントに設置したフルート(27L)など、豊富な収納スペースを確保したパッケージングとされています。
▼新型I-PACEの室内サイズ
- 乗員:5人乗り
- ラゲッジスペース:656L~1453L
ジャガー新型I-PACEのパワートレインとスペックは?
▼ジャガー新型I-PACEのパワートレインとスペック
- パワートレイン:電気モーター×2(前後1基ずつ)
- 最高出力:400ps
- 最大トルク:71.0kgm
- 駆動:4WD
- 0‐96km/h加速:4.8秒
- 前後重量配分:50:50
ジャガー新型I-PACEのパワートレインは、前後1基ずつの電気モーターにより400馬力を出力、最大トルクは7Lエンジン級の71.0kgmとされました。
これにより0-96km/h加速は4.8秒と、F-PACEの380馬力3Lスーパーチャージャーモデルの5.5秒から短縮しています。
重量があるバッテリーはフロア下に搭載され、車体の低重心化と前後重量配分50:50の実現に貢献。
新開発されたアルミ製プラットフォームは、ジャガーの歴史の中でも最も剛性が高いものとされ、高い運動性能をしっかり受け止めることができるようになっています。
ジャガー新型I-PACEの走行性能を試乗動画でチェック!
ジャガーは新型I-PACEの公開にあわせ、ライバルとなるテスラ・モデルXとの比較動画をリリースしました。
テスラ・モデルXは、電動パワートレインにより、SUVながらスポーツカー以上の加速力が人気になり販売を伸ばしました。
ジャガーの公開した動画では、0-96km/hまでの加速後に停止するテストが行われており、モデルXより短い加速時間とブレーキ距離がアピールされています。
その他にも、多くの試乗動画が公開されており、高い走行性能が評判になっています。
▼ジャガー新型I-PACEの試乗動画
ジャガー新型I-PACEのレーシングカーを公式発表!レースシリーズを開催!
▼ジャガーI-Pace eTrophy
▼ジャガーI-Pace eTrophyのスペック
- パワートレイン:モーター×2(前後1基ずつ)
- 最高出力:400ps
- 最大トルク:71.0kgm
- 駆動:4WD
- 専用エアロ、大型リアウイング、トランクスポイラーなどにより空力性能を向上
- 大型のエアダクトにより電動パワートレインを冷却
- 大容量ブレーキシステム
- ロールケージ
ジャガーは、新型I-PACEのレーシングカーとなる「I-Pace eTrophy」を発表しました。
ジャガーI-Pace eTrophyは、レース用の大型エアロパーツやロールケージが装着されますが、スペックは市販車と同等とされ、電気モーターによる高い加速力が魅力のマシンになっています。
I-PACEと同じく完全電気自動車のフォーミュラカーが競う「フォーミュラE」のサポートとしてのワンメイクレースの開催も決定。
大手メーカーが続々参戦しているフォーミュラEのレース前に、SUVながら低重心なスタイルの電動レーシングカーという新しいモータースポーツでアピールすることになります。
▼ジャガーI-Pace eTrophyの動画
ジャガー新型I-PACEの航続距離と充電時間は?
▼ジャガー新型I-PACEのバッテリー航続距離と充電時間
- バッテリー容量:90kWh
- 航続距離:470km
- 充電時間
100kW急速充電器:80%まで40分
50kW急速充電器:80%まで1時間25分
普通充電器:80%まで10時間
ジャガー新型I-PACEには、90kWhの大容量を持つバッテリーが搭載されています。
これにより航続距離は470kmが確保され、実用性の高い電気自動車SUVに仕上げられています。
航続距離をライバルとなるテスラのSUV「モデルX」と比較すると、モデルXはバッテリー容量により417~565kmとなっており、I-PACEは中間の航続距離になっています。
バッテリーの充電時間は、コンセプトモデル発表時「急速充電器により2時間」と発表されていましたが、「80%まで40分」まで短縮されました。
ジャガー新型I-PACEの価格は?
▼ジャガー新型I-PACEの価格
- I-PACE S:9,590,000円
- I-PACE SE:10,640,000円
- I-PACE HSE:11,620,000円
- I-PACE FIRST EDITION:13,120,000円
ジャガー新型I-PACEの価格は、959万円からに設定されました。
この価格は、640万円~982万円で設定されているF-PACEとも比較できる設定となっており、テスラ・モデルXの最低価格1041万円より低い設定になっています。
ブランド初の電気自動車を安心して使うことができるように、ジャガーは8年間/16万kmのバッテリー保証の提供も発表しています。
ジャガー新型I-PACEの発売日は?
ジャガー新型I-PACEは、2018年9月26日に日本発売となりました。
ジャガーは2018年7月の欧州納車開始から早期の日本導入とすることで、電気自動車ユーザーを拡大していきたい考えです。
新型I-PACEについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!