ランドローバーが、コンパクトSUV「レンジローバー・イヴォーク」のフルモデルチェンジ日本導入を発表しました。
ランドローバーの販売を拡大し第2世代となる新型レンジローバーイヴォークについて、デザインやスペック、価格などの最新情報をご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新型レンジローバーイヴォークにフルモデルチェンジ日本発売!
- 新型レンジローバーイヴォークの【主な変更点まとめ】
- 新型レンジローバーイヴォークの外装(エクステリア)デザインは?
- 新型レンジローバーイヴォークのボディサイズは?
- 新型レンジローバーイヴォークの内装(インテリア)デザイン
- 新型レンジローバーイヴォークのパワートレインとスペックは?
- 新型レンジローバーイヴォークの悪路走破性能は?
- 新型レンジローバーイヴォークを試乗動画でチェック!
- 新型レンジローバーイヴォークの燃費は?
- 新型レンジローバーイヴォークの安全装備と走行システムは?
- 新型レンジローバーイヴォークの価格は?
- 新型レンジローバーイヴォークの発売日は?
- レンジローバーイヴォークを「おさらい」
【最新情報】新型レンジローバーイヴォークにフルモデルチェンジ日本発売!
▼新型レンジローバーイヴォークの画像
ランドローバーが、フルモデルチェンジした「レンジローバーイヴォーク」の日本導入を発表しました。
レンジローバー・イヴォークは、前モデルで5ドアのほかにクーペとコンバーチブルが用意され、多彩なスタイルが楽しめることから人気になったSUVです。
日本では2017年11月に2018年モデルが発表されていましたが、今回2世代目にフルモデルチェンジし、その性能やスタイルをさらに伸ばしています。
▼新型レンジローバーイヴォークの動画
▼ディスカバリースポーツ
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▼レンジローバーイヴォーク2018年モデル
ランドローバー新型レンジローバーイヴォーク発売!スペックや価格、サイズは
新型レンジローバーイヴォークの【主な変更点まとめ】
▼新型レンジローバーイヴォークの変更点
- レンジローバーシリーズの上位モデル「ヴェラール」からくる、最新のランドローバーブランドデザインを採用
- 3ドアモデルを廃止
- マイルドハイブリッドパワートレインを採用し、燃費を向上
- ホイールベースを延長し、室内空間を拡大
- スイッチ操作で後部カメラの映像に切り替えられる「ClearSight Rear View」スマートバックミラー、車の真下の180度バーチャルビューを表示する「ClearSight Ground View」を装備
- 1.5Lプラグインハイブリッドモデルの設定を予定
新型レンジローバーイヴォークの外装(エクステリア)デザインは?
▼新型レンジローバーイヴォークの画像
ランドローバー新型レンジローバーイヴォークの外装は、イヴォークの上位に位置するモデルとして2017年7月に発表されたレンジローバーヴェラールからくる、最新のブランドデザインが採用されました。
▼レンジローバーヴェラール
ヴェラールではリアウィンドウを大きく傾斜させたクーペSUVスタイルがアピールされていましたが、新型レンジローバーイヴォークではボディサイズを小さくすることで全体のデザインをまとめ、より躍動的に。
▼新型レンジローバーイヴォークの画像
そのデザインは、これまでのレンジローバーイヴォークと最新のブランドデザインが融合したものとされ、人気の要素が引き上げられています。
新型レンジローバーイヴォークを前モデルと比較!
▼レンジローバーイヴォーク(前モデル)
新型レンジローバーイヴォークと前モデルを比較すると、イメージが維持されていることがわかります。
ボディタイプは5ドアが販売の90%以上になっていたことから、3ドアモデルが廃止されています。
新型レンジローバーイヴォークのボディサイズは?
▼新型レンジローバーイヴォークのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4370×1985×1635mm
- ホイールベース:2680mm
新型レンジローバーイヴォークのボディサイズは全長が4370mmと、前モデルから維持されました。
しかし、ホイールベースは前モデル+20mmとされ、室内空間を拡大するために変更が加えられています。
車体は電動化にも対応した新世代プラットフォームの採用により、ボディ剛性を13%アップ。
ハンドリング性能が高まり、走行時の質感も向上しました。
新型レンジローバーイヴォークの内装(インテリア)デザイン
新型レンジローバーイヴォークの内装には、新世代の上位モデルからくる最新のデザインが採用されました。
室内空間はホイールベースを延長することで、レンジローバーシリーズで最小のボディサイズながらも拡大し、リアシート空間に余裕をプラス。
インテリアの中心には、10インチのタッチディスプレイを2つ搭載した「Touch Pro Duo」が配置され、ボタンを少なくしながら操作性を向上。
最大8つのデバイスに接続可能な「Wi-Fiホットスポット」、高画質の2D/3Dマップを表示して快適な移動をアシストする「ナビゲーションプロ」に加え、Android AutoやApple CarPlayにも対応しています。
また、スマートフォンやスマートウォッチとの連携も強化され、遠隔操作で燃料の残量や走行可能距離のチェック、ドアの施錠と解錠、空調の設定を行うことができるようになっています。
インテリアトリムにはバリエーションが用意され、質感の高い素材により、デザインの人気が高かったレンジローバーイヴォークの魅力を向上。
バックミラーには新たに「ClearSight Rear View」を採用。
スイッチを押すだけでミラーをHDディスプレイに変更し、リアウィンドウの上に取り付けられたカメラからの映像を表示。
リアに荷物を積みこんだ時や外の光が弱い場合でも、より見やすく広い視野で安全確認をすることができるようになっています。
ラゲッジスペースはホイールベース延長により拡大され、通常時で591L、3分割式のリアシートを倒すことで最大1383Lと、前モデルから10%広くなりました。
リアドアも大きくされ、使い勝手も向上しています。
新型レンジローバーイヴォークのパワートレインとスペックは?
▼新型レンジローバーイヴォークのパワートレインとスペック
- 【ガソリン】
直列4気筒2Lガソリンターボ
最高出力(2種):200ps or 249ps - 【ガソリンマイルドハイブリッド】【新設定】
直列4気筒2Lガソリンターボ+電気モーター
最高出力:300ps - 【ディーゼル】
直列4気筒2Lディーゼルターボ
最高出力:180ps - 【プラグインハイブリッド】【2020年追加予定】
直列3気筒1.5Lターボ+電気モーター
エンジン出力:200ps
EV航続距離:50km以上 - トランスミッション:9速AT
- 駆動方式:FF or 4WD
新型レンジローバー イヴォークには、ジャガー・ランドローバーが設計から生産まで手がけた「INGENIUM(インジニウム)エンジン」が搭載され、マイルドハイブリッドシステムが組み合わせられました。
マイルドハイブリッド仕様は、ガソリン仕様の出力が249psから300psへアップし、さらなる走行パフォーマンスを実現。
▼新型レンジローバーイヴォークのマイルドハイブリッド解説動画
組み合わせるマイルドハイブリッドシステムは48V電力を使用した最新式とされ、ブレーキをかけると、17km/h以下の速度でエンジンを停止。
再び加速する場合には、蓄えられたエネルギーによりエンジンを滑らかに始動し、走行もアシストします。
トランスミッションには全車9速ATが搭載され、定評あるランドローバーの4WDのほか、FF駆動により力強い走りを発揮。
2020年には直列3気筒1.5Lガソリンエンジンに強力な電気モーターと大型バッテリーをあわせた、プラグインハイブリッドモデルの設定も予告されました。
新型レンジローバーイヴォークの悪路走破性能は?
▼新型レンジローバーイヴォークの悪路走破性能
- 最低地上高:212mm
- アプローチアングル:19.5度
- ブレイクオーバーアングル:20.7度
- デパーチャーアングル:30.6度
- 渡河水深:600mm
新型レンジローバーイヴォークの悪路走破性能は、最低地上高212mm、渡河水深600mmと前モデル+100mmとする設計により、優れたパフォーマンスが実現されています。
対障害角度のアプローチアングルは19.5度、後部のデパーチャーアングルは30.6度とされ、シリーズで最もコンパクトなボディとあわせ、障害物も余裕をもってクリアすることができるようになっています。
また、フロント下180度の映像を表示する「ClearSightグラウンドビュー」や、乗員や荷物で後方の視界が悪い場合に後部の映像をルームミラーに表示できる「ClearSightインテリア・リアビューミラー」を採用することで、より運転しやすく。
加えて、走行モードを選択できる「テレインレスポンス2」システムにより、エコ、サンド、グラス・グラベル・スノー、マッド・ラッツ、オートの6つのドライブ・モードを提供。
オートは車両が自動的に最適なモードを選択し、サスペンションと電子システムを調整されます。
サスペンションには、フロントに液体封入式ハイドロブッシュを装備するマクファーソンストラットを採用。
リアはヴェラールからくるインテグラル・リンク・システムを採用し、従来型よりも乗り心地を改善。あわせて荷室容量の拡大に貢献しています。
新型レンジローバーイヴォークを試乗動画でチェック!
新型レンジローバーイヴォークは、試乗動画が公開されています。
新世代となりあがった基礎性能や走りの質感が高い評価を受けています。
新型レンジローバーイヴォークの燃費は?
▼新型レンジローバーイヴォークの燃費
- 2Lガソリンマイルドハイブリッド:17.8km/L(欧州WLTPモード)
新型レンジローバーイヴォークの燃費は、マイルドハイブリッドシステムの採用により改善しました。
前モデルは2Lディーゼルで13.4km/L、2Lガソリンで10.6km/Lとなっていましたが、新型イヴォークでは、世界標準の燃費テストWLTPモードで17.8km/Lと大幅に燃費がアップしています。
▼参考:レンジローバーイヴォークの燃費(前モデル)
- 2Lディーゼル:13.4km/L
- 2Lガソリン:10.6km/L
新型レンジローバーイヴォークの安全装備と走行システムは?
新型レンジローバー・イヴォークの安全装備には、レーンデパーチャーワーニング、自動緊急ブレーキ、360度ビュー&パーキングガイド機能付きサラウンドカメラシステムやブラインドスポットアシスト、レーンキープアシストなど、上位モデルのレンジローバーヴェラール譲りの装備が搭載されました。
その他、車両の旋回性能を高めるトルクベクタリングバイブレーキ、アダプティブダイナミクス、ダイナミックスタビリティーコントロールに、オフロード走破性を高めるヒルディセントコントロール、テレインレスポンスなどの走行システムも採用されています。
新型レンジローバーイヴォークの価格は?
▼新型レンジローバーイヴォークの価格
- 2Lディーゼル:523万円~700万円
ファーストエディション:821万円 - 2Lガソリン:461万円~747万円
ファーストエディション:799万円 - 2Lマイルドハイブリッド:656万円~801万円
新型レンジローバーイヴォークの日本価格は、2Lガソリンで461万円からに設定されました。
前モデルは日本で502万円からに設定されていたため、エントリー価格がダウンしています。
新型イヴォークでは3ドアモデルが廃止となりますが、5ドアモデルより高価に設定されていたため、スタート価格への影響はありません。
また、2020年モデルのみの限定グレードとして「ファーストエディション」が設定され、「R-ダイナミックSE」グレードをベースに、20インチホイール、ブラックコントラストパノラミックルーフ、専用の「FIRST EDITION」スクリプト付イルミネーテッドメタルトレッドプレートやカーペットマット、デュオトーンシートが装備されます。
▼参考:レンジローバーイヴォーク5ドアの価格(前モデル)
- SE
ガソリン:5,020,000円、ディーゼル:5,210,000円 - SE PLUS
ガソリン:6,080,000円、ディーゼル:6,270,000円 - HSE
ガソリン:6,650,000円、ディーゼル:6,850,000円 - HSE DYNAMIC
ガソリン:7,090,000円、ディーゼル:7,290,000円 - AUTOBIOGRAPHY
ガソリン:8,350,000円、ディーゼル:8,550,000円
▼参考:レンジローバーイヴォーククーペ(3ドア)の価格(前モデル)
- HSE DYNAMIC
ガソリン:7,205,000円、ディーゼル:7,405,000円
新型レンジローバーイヴォークの発売日は?
フルモデルチェンジした新型レンジローバーイヴォークは、日本で2019年6月1日に受注が開始されました。
人気モデルであることから、2018年11月の英国発表から早期の導入になっています。
ランドローバーは新世代モデルとして大幅に性能をアップしたレンジローバーイヴォークをラインナップすることで、さらなるユーザーにアピールしていきたい考えです。
レンジローバーイヴォークを「おさらい」
▼レンジローバー・イヴォークコンバーチブル
レンジローバーイヴォーク(Range Rover Evoque)は、2010年に初代となる現行モデルが発表されたランドローバーが製造するクロスオーバーSUVです。
ランドローバーブランドの上位「レンジローバー」シリーズの1モデルとされ、フラッグシップのレンジローバー、上級のレンジローバースポーツ、中位のレンジローバーヴェラールとラインナップされる中で最も小型なモデルになっています。
当初は5ドアと3ドアが販売され、ランドローバーらしいタフな走行性能とそれまでのランドローバーブランドのイメージをかえるスポーツスタイルで評判になりました。
2016年にはSUVとして世界初のソフトトップルーフによるコンバーチブルモデルを発表。
オープン状態でオフロード走行を楽しむことも可能になりました。
新型レンジローバーイヴォークについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!