BMWが、電気自動車「i3」のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
改良により進化したBMW新型i3について、価格やスペック、航続距離などをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】BMW新型i3にマイナーチェンジ!大容量バッテリー搭載!
- BMW新型i3の【主な変更点まとめ】
- BMW新型i3の外装(エクステリア)デザイン
- BMW新型i3のボディサイズは?
- BMW新型i3の内装(インテリア)デザイン
- BMW新型i3のパワートレインとスペックは?
- スポーツモデルBMW新型i3sもラインナップ!
- BMW新型i3の航続距離、燃費(電費)は?
- BMW新型i3の充電時間、充電方式は?
- BMW新型i3の安全装備は?
- BMW新型i3のプラットフォームは?
- BMW新型i3の価格は?
- BMW新型i3の発売日は?
- BMW・i3を「おさらい」
【最新情報】BMW新型i3にマイナーチェンジ!大容量バッテリー搭載!
▼BMW新型i3の画像
BMWが、電気自動車i3のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
BMW i3は、高環境性能ブランドBMW iの1モデルとして販売され、電気自動車ながら発電専用のエンジン搭載車も選択できることで人気モデルになっています。
BMW新型i3へのマイナーチェンジでは、これまで搭載していた33kWh/94Ahのバッテリーを、新開発された42.2kWh/120Ahバッテリーに変更することで航続距離を延長しています。
BMW新型i3の【主な変更点まとめ】
▼BMW新型i3 2019年モデルの変更点
- 42.2kWhの大容量バッテリーを搭載し、航続距離を延長。
発電専用のエンジンを搭載するレンジ・エクステンダーモデルを設定
▼2018年1月日本改良
- 新デザインのフロント、リア・バンパーを採用することで、街中での存在感を演出
- マット加工が施されたクローム加飾を効果的に採用し、都会にも映えるモダンさと洗練さを演出
- ヘッドライト、ターン・インジケーター全てにLEDライトを標準装備
- 新車登録から8年/走行距離100,000km以内のバッテリー保証を提供
BMW新型i3の外装(エクステリア)デザイン
BMW新型i3の外装は刷新され、フロントに横長のLEDターン・インジケーターやワイドな印象のフロントバンパーが新採用されました。
また、LEDヘッドライトを全モデルに標準装備し、2019年モデルではさらに配光を自動で変更し快適な視界確保をサポートするアダプティブLEDヘッドライトに進化。
リアバンパーもワイドな印象を与える新デザインとされたほか、マット・クローム加飾を採用することで先進的なイメージをプラス。
ボディサイドには、フロントのピラーからルーフに沿って滑らかな曲線を描くシルバーの加飾を配置することで、モダンで洗練されたデザインとされました。
BMW新型i3を前モデルと比較!
▼BMW i3(前モデル)
BMW新型i3を前モデルと比較すると、プレミアム電気自動車としての存在感がアップしたデザインになっていることがわかります。
電気自動車という特徴を持ちながらも、BMWの1モデルとしての上質さが意識された仕上げになっています。
BMW新型i3のボディサイズは?
▼BMW新型i3のボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4020×1775×1550mm
- ホイールベース:2570mm
- 車重:1320kg(レンジエクステンダー装着車は1440kg)
BMW新型i3のボディサイズは、全長を抑えることで都市部でも取り回しがしやすい車体設計になっています。
全幅は1700mmを超えることで、日本では3ナンバーサイズに該当します。
BMW新型i3の内装(インテリア)デザイン
▼BMW新型i3「LODGE」インテリアの画像
▼BMW新型i3「ATELIER」インテリアの画像
▼BMW新型i3「SUITE」インテリアの画像
BMW新型i3の内装には、クールで洗練された印象の「ATELIER(アトリエ)」、モダンでナチュラルな「LODGE(ロッジ)」、上質かつ高級感のある「SUITE(スイート)」の3つのインテリアデザインパッケージが設定されています。
▼BMW新型i3「LODGE」インテリアの画像
ロッジでは、ソラリック・ブラウンのウール地にナチュラル・レザーを組み合わせたシートが新採用されました。
日本仕様車のハンドル位置は全車右ハンドルとなります。
▼BMW新型i3の室内サイズ
- ラゲッジ容量:260L(後席折りたたみ時は1100L)
- 乗員:4人乗り
BMW新型i3のパワートレインとスペックは?
▼BMW新型i3の出力特性
▼BMW新型i3のパワートレインとスペック
- パワートレイン:電気モーター
- モーター最高出力:170ps/5200rpm
- モーター最大トルク:25.5kgm/100-4800rpm
- 【レンジエクステンダー】(発電専用エンジン)
エンジン:直列2気筒650cc - 駆動方式:後輪駆動
- 0-100km/h加速:7.3秒
- 最高速度:150km/h
BMW新型i3のパワートレインには、2.5L自然吸気エンジンなみのトルクをアクセルを踏んだ瞬間から出力する電気モーターが搭載されています。
エンジンを搭載する「レンジエクステンダー」モデルも設定されますが、エンジンは発電専用となり、走行は電気モーターのみで行われます。
駆動方式はリアに走行システムを搭載する後輪駆動となっており、0-100km/h加速を7.3秒で終えることができる走行性能に仕上げられています。
スポーツモデルBMW新型i3sもラインナップ!
▼BMW i3s(左)、i3(右)
▼BMW新型i3sのスペック(括弧内はベースモデル比較)
- パワートレイン:電気モーター
- 最高出力:186ps(+16ps)
- 最大トルク:27.4kgm(+1.9kgm)
- 0-100km/h加速:6.8秒(-0.5秒)
- 最高速度:160km/h
- 車高をベースモデルから10mmダウン
- 40mm車体幅を拡大
- 20インチ軽量ホイール、ワイドタイヤを装備
- エクステリアにブラックアクセントを追加
BMW新型i3には、欧州でのマイナーチェンジ発表時にハイスペックモデルとなるi3sが新設定されていました。
i3sは、モーターの出力を186psまで高め、車高を下げたスポーツサスペンションの採用、車体幅の拡大により走行性能を向上していました。
しかし、日本仕様のマイナーチェンジでは導入が見送られています。
BMW新型i3の航続距離、燃費(電費)は?
▼BMW i3の航続距離と燃費
- 【i3(42kWh)】(新燃費規格WLTCモード値)
・電気自動車
航続距離:360km
・レンジエクステンダー(プラグインハイブリッド)
燃費:19.0km/L
EVモード航続距離:295.0km
航続距離:466km
BMW新型i3の航続距離は、大容量のバッテリーを搭載することで電気自動車モデルで360kmと長くなっています。
この数値は新燃費規格のWLTCモード値となっていますが、BMWは前モデルから2割ほどのアップになると発表しています。
エンジンを搭載するi3レンジエクステンダーはプラグインハイブリッド車となり、ハイブリッド燃費は19.0km/L、充電電力のみで295kmを走行。
9Lのタンクに搭載するガソリンを使用しエンジンが発電することで、最大466kmの走行が可能となっています。
BMW新型i3の充電時間、充電方式は?
▼BMW新型i3の充電時間と充電方式
- 急速充電時間:80%まで60分
- 普通充電時間:12~13時間
- 充電方式:急速充電「CHAdeMO(チャデモ)」、普通充電
BMW新型i3は、急速充電を使用することでバッテリー容量の80%まで60分で充電することができるようになっています。
充電のため、全国約22000ヵ所の公共充電サービスが利用できる「ChargeNow(チャージナウ)」サービスを提供。
新型BMW i3を購入すると、公共充電サービスChargeNowが12ヶ月間無料で利用可能となり、2年目以降は月額5000円となっています。
BMW新型i3の安全装備は?
BMW新型i3の安全装備には、アダプティブクルーズコントロールや歩行者検知に対応した自動ブレーキなどが採用されています。
駐車アシスト機能などを搭載する「パーキングサポートパッケージ」も用意され、上位グレードのロッジとスイートには標準で、アトリエにはオプション設定。
加えて、「BMW SOSコール」「BMWテレサービス」「BMW iリモート・サービス」を備える総合テレマティクス・サービス「BMWコネクテッド・ドライブ」も搭載されています。
▼BMW新型i3の安全装備
- ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能)
- 前車接近警告機能
- 衝突回避・被害軽減ブレーキ(歩行者検知機能付き)
- 「パーキング・サポート・パッケージ」
(ロッジ/スイートに標準、アトリエにオプションで設定)
・PDC/パーク・ディスタンス・コントロール
(フロント&リア、ビジュアル表示機能付)
・リア・ビュー・カメラ(予想進路表示機能付)
・パーキング・アシスト
BMW新型i3のプラットフォームは?
BMW新型i3のプラットフォームには、ゼロ・エミッションのプレミアム・エコカーとして設計されたBMW i3オリジナルのボディ構造「BMW LifeDrive」が採用されています。
「BMW LifeDrive」は、車体を2つの独立したユニットに分ける事で、高性能リチウム・イオン・バッテリーの重量の克服、安全性の向上、ダイナミックな走りを実現。
下部ユニットにはドライブ・モジュール(アルミニウム合金製シャシー)を構築しバッテリーをレイアウト。駆動システムの全パーツを設置することで、上部ユニットのライフ・モジュール(パッセンジャー・セル)は広々とした空間に。
ライフ・モジュールは、ドライバーとパッセンジャーを隔てるセンター・トンネルも、Bピラーもなく、量産車では初めてとなる、カーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)を採用し、車両重量を1,300kgまで軽量化。(42kWhモデルで1320kg)
アルミニウムより約30%も軽量ながら高い強度を持ち、車両の軽量化だけでなく、航続可能距離の延長にも貢献しています。
BMW新型i3の価格は?
▼BMW新型i3のグレードと価格
- BMW i3:5,430,000円
- BMW i3 レンジ・エクステンダー装備車:5,920,000円
BMW新型i3は、バッテリーの大容量化により価格がアップしました。
価格アップは、電気自動車モデルとレンジエクステンダーの両モデルで5万円となり、変更幅が抑えられています。
BMW i3は新車登録から8年もしくは走行距離10万km以内で必要に応じたバッテリー修理を無償で提供するほか、3年間は主要項目のメンテンアンスなどを無償提供する「BMW iサービス・インクルーシブ」が全車標準装備されています。
BMW新型i3の発売日は?
マイナーチェンジしたBMW新型i3は、2019年2月6日に日本で発売されました。
BMWは大容量バッテリーの導入により、ちからを入れている電動パワートレインモデルの販売を拡大したい考えです。
BMW・i3を「おさらい」
BMW・i3(アイスリー)は、初代となる現行モデルが2013年に登場した電気自動車です。
BMWのサステイナブルブランドとして新設されたBMW iのモデルとして製作され、PHVスーパースポーツのi8と同じく、風力発電で工場の電力をまかなうドイツ・ライプツィヒにある工場で製作されています。
▼BMW i8
【BMW新型i8&i8ロードスター最新情報】マイナーチェンジで燃費やスペック、発売日、価格は?
コンパクトサイズながら、軽量化のために車体の大部分に炭素繊維強化樹脂(CFRP)を採用することで、高い走行性能や長い航続距離を実現。
9Lのタンクに入れたガソリンを使用し航続距離を延長する発電用エンジン「レンジエクステンダー」仕様も用意され、使い勝手の良さが人気になっています。
新型BMW i3については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!