ルノーが、コンパクトカー「ルーテシア」のフルモデルチェンジ日本発売を発表しました。
日本での人気も高く、新世代モデルに進化したルノー新型ルーテシアについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新世代!ルノー「新型ルーテシア」フルモデルチェンジ日本発売!
- ルノー新型ルーテシアの【主な変更点まとめ】
- アップ!ルノー新型ルーテシアの価格は?
- 先進的!ルノー新型ルーテシアの外装(エクステリア)デザインは?
- コンパクト化!ルノー新型ルーテシアのボディサイズは?
- 最新装備!ルノー新型ルーテシアの内装(インテリア)は?
- パワフル!ルノー新型ルーテシアのパワートレインとスペックは?
- 走り両立!ルノー新型ルーテシアの燃費は?
- 新機能!ルノー新型ルーテシアの安全装備は?
- ルノー新型ルーテシアのプラットフォームは?
- いつ?ルノー新型ルーテシアの発売日は?
- ルノー・ルーテシアを「おさらい」
【最新情報】新世代!ルノー「新型ルーテシア」フルモデルチェンジ日本発売!
▼ルノー新型ルーテシアの画像
ルノーがフルモデルチェンジした「ルーテシア」の日本発売を発表しました。
ルノー・ルーテシアは、ブランドのコンパクトモデルとしてラインナップされ、その運動性能やデザインが日本でも人気になっています。
フルモデルチェンジした新型ルーテシアでは、最新のデザインや新開発パワートレインを採用したほか、デジタルメーターや先進安全システムを装備することで、ブランドの主力コンパクトカーに仕上げられています。
新型ルーテシアは2020年11月6日に発売。価格は236万9000円~276万9000円となっています。
▼ルノー新型ルーテシアの試乗動画
▼ルノー・キャプチャー
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ルノー新型ルーテシアの【主な変更点まとめ】
▼ルノー新型ルーテシアの変更点
- ボディサイズを縮小しながら、室内空間を拡大
- コンパクトカーに最適化した「CMF(Common Module Family、コモン・モジュール・ファミリー)」プラットフォームを使用し、車重を50kg軽量化
- 新世代の1.3Lターボエンジンを搭載
- 6速から7速に多段化した最新のデュアルクラッチトランスミッションを採用
- 最新安全システムを搭載
- デジタルメーターを装備
アップ!ルノー新型ルーテシアの価格は?
▼ルノー新型ルーテシアの価格
- ゼン(受注生産):236万9000円
- インテンス:256万9000円
- インテンス テックパック:276万9000円
ルノー新型ルーテシアの価格は、236万9000円からとされています。
前モデルは日本でスタート価格199万円とされていましたが、新型ルーテシアではより重実した装備や安全システムを採用することで、快適性がアップされています。
先進的!ルノー新型ルーテシアの外装(エクステリア)デザインは?
▼ルノー新型ルーテシアの画像
ルノー新型ルーテシアには、先に全面改良を受けている上位モデル「メガーヌ」からくる最新のデザインが採用されています。
デザインラインは、ブランドの象徴である「ロザンジュ」エンブレムを中心に左右に伸びるものに。
ヘッドライトは100%LED化とされ、ブランドデザインのCシェイプデイタイムランプを装備。
リアでもヘッドライトと同じく、ワイド感とシャープな印象をプラスするC型のグラフィックをもったテールライトが採用されています。
▼新型ルーテシアのボディカラー
- ルージュ フラム M
- オランジュ バレンシア M
- ブルー セラドン M
- ブラン グラシエ
- ブルー アイロン M
- ノワール エトワール M
新型ルーテシアのボディカラーには全6色が設定され、オレンジのカラー「オランジュ バレンシアM」では、自動車初となるオレンジ色のトップコートを使用することでこれまでにない深みと輝きのあるボディカラーに仕上げられています。
ルノー新型ルーテシアを前モデルと比較!
▼ルノー・ルーテシア(前モデル)
▼ルノー・ルーテシアRS(前モデル)
ルノー新型ルーテシアを前モデルと比較すると、ブランドの統一性を意識した、上質なデザインに仕上げられています。
新型ルーテシアは最新のヘッドライトなどにより引き締まったスタイルとされ、スポーティな印象も引き上げられています。
コンパクト化!ルノー新型ルーテシアのボディサイズは?
▼ルノー新型ルーテシアのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4075×1725×1470mm
- ホイールベース:2585mm
- 車重:1190kg
- ※参考
・ルーテシア(前モデル)
全長×全幅×全高:4095×1750×1445mm
ホイールベース:2600mm
ルノー新型ルーテシアのボディサイズは、前モデルから全長とホイールベースが縮小されています。
しかし、最新のプラットフォームを採用することで室内空間は拡大され、前モデルのユーザーの要望にもこたえた仕上げに。
あわせて、剛性をアップしながら車重は50kg軽量化され、さまざまな路面での静粛性やエンジンルームの遮音性、ボディ下面を覆うパネルによる空気抵抗の軽減などが実現されています。
最新装備!ルノー新型ルーテシアの内装(インテリア)は?
ルノー新型ルーテシアの内装は、最新のデザインや装備を採用することで上質なデザインに仕上げられています。
インテリアは、波のような曲線と水平基調の造形を融合し、コクピットの操作系は人間工学に基づきドライバー側に傾けて配置。
センターコンソールもドライバーの手が届きやすいよう高い位置に設置され、ダッシュボードやドアパネル、センターコンソールの側面など、乗員が手を触れるところには高品質なソフト素材が採用されています。
メーターは、従来のアナログ式に代え、7インチデジタルインストルメントパネルを採用。
エンジン回転数や速度をわかりやすく表示し、運転モードを選択できる「ルノー・マルチセンス」と連動して、選択した運転モードに応じたイルミネーションカラーに変化。
レザーステアリングホイールは、前世代からエアバッグシステムを小型化したことで、センターパッド部をコンパクトとし、メーターの視認性を向上。
スポーク上には運転支援システムやインフォテインメント機能の音声入力が操作できるスイッチを配置することで、ドライバーは前方から目を離すことなく各種操作を行うことができるようになっています。
フロントシートは座面長を長く取るとともにサポート性を向上させ、シートバックの形状を工夫することで、後席のレッグルームが26mm拡大されています。
その他、グローブボックスは大きく使いやすくされ、荷室容量は391Lとクラス最大のスペースを確保。
音響には、Boseが開発した「Fresh Air Speaker」システムを採用し、小型サブウーファー、低域を再生する4つのウーファー、高域を再生する4つのトゥイーターの9スピーカーから、立体的な音響効果を実現。
小型サブウーファーは、ラゲッジスペースを損なうことなく車外からの空気を取り入れることで、豊かでパワフルな低音を再生することができるようになっています。
パワフル!ルノー新型ルーテシアのパワートレインとスペックは?
▼ルノー新型ルーテシアのパワートレインとスペック
▽日本導入
- 直列4気筒1.3Lターボ【新開発】
出力:131ps/24.5kgm - トランスミッション:パドルシフト付き7速DCT「7EDC」
- 駆動方式:FF
▽海外仕様
- 【E-Tech(ハイブリッド)】
直列4気筒1.6L+電気モーター×2
システム出力:140ps - 【ルーテシアRS】【追加設定予定】
直列4気筒1.8Lターボ
最高出力:230ps
ルノー新型ルーテシアのパワートレインには、新開発された直列4気筒1.3Lターボエンジンが採用されています。
1.3Lターボエンジンは小排気量ながら2.5L自然吸気エンジンに匹敵する大きなトルクを発揮し、新型ルーテシアを軽快に加速。
組み合わせるトランスミッションは、前モデルの6速から7速に多段化されたデュアルクラッチ式「EDC」とされ、ダイレクト感のある走りを楽しむことができるようになっています。
新型ルーテシアではその他、海外でハイブリッドモデル「E-TECH」も発表され、システム合計出力140psを発揮。
ルーテシアE-TECHハイブリッドには、ブレーキペダルを操作することなく、アクセルペダルだけで加減速をコントロールできる回生ブレーキが搭載されています。
その他、ハイスペックスポーツモデルとしてルーテシアRSの設定も予定されており、ルノー・スポールが手がけた最新の1.8Lターボエンジンを搭載。
前モデルまで搭載されていた1.6Lエンジンの最高220psから出力をアップし、230psほどになるとみられています。
走り両立!ルノー新型ルーテシアの燃費は?
▼ルノー新型ルーテシアの燃費(WLTCモード値)
- 1.3Lガソリンターボ:17.0km/L
ルノー新型ルーテシアの燃費は、最新のパワートレインと軽量化した車体により改善されています。
前世代は1.2Lエンジンを搭載するJC08モード値17.4km/Lとされていましたが、新型ルーテシアは新燃費規格WLTCモード値で17.0km/Lと、実燃費がアップしています。
新機能!ルノー新型ルーテシアの安全装備は?
ルノー新型ルーテシアの安全装備には、ブランドの先進システムが採用されています。
システムには、フロントガラス上部のカメラとフロントバンパー内のレーダーによるアダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンセンタリングアシストを組み合わせて運転をサポートする「ハイウェイ&トラフィックジャムアシスト」を搭載。
また、フロントバンパー、両側ドアミラー、リアゲートに取り付けられた4つのカメラが車両の周囲の状況を撮影し、真上から見下ろしたような俯瞰映像を合成する「360°カメラ」、衝突被害軽減ブレーキなどが採用されています。
ルノー新型ルーテシアのプラットフォームは?
▼ルノー日産「コモン・モジュール・ファミリー」画像
ルノー新型ルーテシアには、ルノー・日産グループが開発した最新プラットフォーム「CMF(Common Module Family、コモン・モジュール・ファミリー)」が使用されています。
CMFは、プラットフォームを「コックピット」、「エンジン」、「フロントアンダーボディ」、「リヤアンダーボディ」の4つにわけ、「電子アーキテクチャー」を加えた5つのモジュールから構成。
これにより、セグメント(車格)ごとに設計されていたプラットフォームを、部分的に共通化することが可能になり、コンパクトカーから上級セダン、SUVまで幅広く対応し、コストを下げることが可能になっています。
いつ?ルノー新型ルーテシアの発売日は?
フルモデルチェンジしたルノー新型ルーテシアは、2019年3月に開催されたジュネーブモーターショーで一般公開、日本では当初2020年前半の日本発売が予定されていましたが新型コロナウイルス感染拡大の影響から延期され、2020年10月15日に発表、11月6日に発売されます。
ルノーは、主力コンパクトカーであるルーテシアを新世代とすることで、高い質感や走行性能をアピールしていく予定です。
ルノー・ルーテシアを「おさらい」
▼ルノー・クリオ(初代)
ルノー・ルーテシア(LUTECIA)は、初代が1990年に登場したコンパクトカーです。
海外ではルノー・クリオ(Clio)のモデル名で販売されていますが、日本では「クリオ」の商標をホンダが所有(過去にディーラー「ホンダクリオ」として使用)していたことからモデル名が変更されています。
ルノーのモータースポーツ部門が手がけるホットハッチ「ルノー・スポール(R.S.)」は、初代でラリーのホモロゲーション獲得のためにF1に参戦するレーシングチーム「ウィリアムズ」とコラボした「クリオ・ウィリアムズ」が人気になったことから、1998年に登場した2代目からラインナップ。
ハイスペックな2Lエンジンを搭載したほか、後席空間に3LのV型6気筒エンジンを搭載し後輪駆動(MR)とした「クリオ・ルノー・スポール V6」も販売しました。
前モデルは4代目として2012年に登場。過去にマツダでデザイン本部長を務めたオランダ人デザイナー「ローレンス・ヴァン・デン・アッカー」が手がけた大胆なデザインや、デュアルクラッチトランスミッションによる軽快な走りが人気になっています。
新型ルノー・ルーテシアについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!