ランドローバーが、フルサイズSUV「ディスカバリー」のマイナーチェンジ日本導入を発表しました。
最新モデルになって、魅力を伸ばす新型ディスカバリーのスペックや価格などについて最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ランドローバー新型ディスカバリー2018年モデル日本発売!
- 新型ディスカバリーの【主な変更点】
- 新型ディスカバリーの外装(エクステリア)デザイン
- 新型ディスカバリーのボディサイズは?
- 新型ディスカバリーの内装(インテリア)デザイン
- 新型ディスカバリーのガソリン&ディーゼルエンジンのスペックは?
- 新型ディスカバリーの走行システム、悪路走破性能は?
- 新型ディスカバリーの走りを試乗動画でチェック!
- 最強モデル!新型ディスカバリーSVXも公開!
- 新型ディスカバリーの燃費は?
- 新型ディスカバリーの安全装備は?
- 新型ディスカバリーの価格は?
- ランドローバー・ディスカバリーを「おさらい」
【最新情報】ランドローバー新型ディスカバリー2018年モデル日本発売!
▼ディスカバリー2018年モデルの画像
ランドローバーは2018年4月2日に、マイナーチェンジし2018年モデルとなる新型ディスカバリーの日本導入を発表しました。
ランドローバー・ディスカバリーは、ブランドのフルサイズSUVとしてラインナップされ、現行モデルは2017年モデルで第5世代の「ディスカバリー5」にフルモデルチェンジしていました。
2018年モデルとしてマイナーチェンジする新型ディスカバリーは、最新システムにより質感、快適性を向上しています。
▼ディスカバリースポーツ
【新型ディスカバリースポーツ最新情報】マイナーチェンジ発表!ディーゼル、サイズ、7人乗り、ハイブリッド燃費、価格や発売日は?
新型ディスカバリーの【主な変更点】
▼新型ディスカバリーの主な変更点
- メーターに高解像度12.3インチ「インタラクティブ・ドライバー・ディスプレイ」を標準装備
- 「Wi-Fiホットスポット」の通信回線を3GからLTEに変更
- 車両から離れた場所からドアの解錠&施錠、シートやエアコン設定などを操作できるコネクテッド機能を採用
- ヘッドアップディスプレイやナノイーエアコンを新設定
新型ディスカバリーの外装(エクステリア)デザイン
ランドローバー新型ディスカバリーの外装は、角を強調していた前モデルまでから、最新のブランドデザインを取り入れたスタイルに変更されています。
独自のルーフラインやダイナミックで流れるように後方へ向かって上昇するウエストライン、流線型でボディに沿うヘッドライトとテールランプなどにより、モダンなフォルムが強調されています。
新型ディスカバリーのボディサイズは?
▼新型ディスカバリーのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4970×2000×1890mm
- ホイールベース:2925mm
- 車重:2360kg
ランドローバー新型ディスカバリーのボディサイズは、5mに迫る全長と2mの全幅を持つフルサイズSUVに仕上げられています。
車重はアルミモノコックを初採用することで、2550kgだった前モデルから190kgもの軽量化に成功しました。
新型ディスカバリーの内装(インテリア)デザイン
新型ディスカバリーの内装は、メーターパネルへ新たに高解像度12.3インチ「インタラクティブ・ドライバー・ディスプレイ」が標準装備されました。
また、最大8つのデバイスを接続可能な「Wi-Fiホットスポット」は、通信回線をこれまでの3GからLTEに変更することで高速な通信が可能になっています。
その他、オプション装備として車速やナビゲーション情報をフロントウィンドウに表示して視線移動を少なくする「ヘッドアップディスプレイ」、車内にマイナスイオンを放出する「ナノイーエアコン(イオン空気清浄機能付エアコン)」が設定されました。
室内空間は、大人7人が快適に座れるようレッグルームは2列目シートで954mm、3列目シートで851mmが確保されています。
広々とした室内空間を確保するとともに、シートアレンジによりラゲッジスペースを最大2406Lにまで拡大することもできるようになっています。
▼インテリジェント・シート・フォールド機能の動画
また、ラゲッジスペースのスイッチやタッチスクリーンに加え、専用アプリを使ってスマートフォンからの遠隔操作により2列目/3列目シートの自動展開などを可能にする「インテリジェント・シート・フォールド機能」を世界初採用。
荷物が多い時の固定具としても活用できる電動インナー・テールゲート、手を触れず開閉ができる電動ジェスチャー・テールゲートといった最新機能により、ラゲッジの使い勝手がアップしています。
▼新型ディスカバリーの室内サイズ
- 乗員:5人乗り or 7人乗り
- ラゲッジスペース容量(通常時)
5シート:1231L、7シート:1137L - ラゲッジスペース容量(後席収納時)
5シート:2500L、7シート:2406L
新型ディスカバリーのガソリン&ディーゼルエンジンのスペックは?
▼ランドローバー製V型6気筒エンジン
▼新型ディスカバリーのエンジンとスペック
- V型6気筒3Lガソリンスーパーチャージャー
最高出力:340ps
最大トルク:45.9kgm
最高速度:215km/h
0-100km/h加速:7.1秒 - V型6気筒3Lディーゼルターボ
最高出力:258ps
最大トルク:61.3kgm
最高速度:209km/h
0-100km/h加速:8.1秒 - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:4WD
新型ディスカバリーのパワートレインには、3Lのガソリンとディーゼルエンジンが搭載されています。
ガソリンはスーパーチャージャー、ディーゼルはターボチャージャーと組み合わせることで、低回転域から大きなトルクを発揮するセッティングとされています。
これらのエンジンに全車8速ATを組みあわせることで、2300kg台の車重ながら0-100km/h加速時間はガソリンモデルで7.1秒、ディーゼルモデルで8.1秒と高いパフォーマンスが確保されています。
新型ディスカバリーの走行システム、悪路走破性能は?
▼ランドローバー新型ディスカバリーの悪路走破性能
- 最大渡河水深:900mm
- 最低地上高:284mm
- アプローチアングル:標準時26度、オフロードモード34度
- ブレイクオーバーアングル:標準時18.9度、オフロードモード27.5度
- デパーチャーアングル:標準時28度、オフロードモード30度
ランドローバー新型ディスカバリーの悪路走破性能は、車高調整に対応したエアサスペンションシステムにより、最大渡河水深が900mmにまで高められています。
エアサスペンションシステムは、50~80km/hで荒れた路面を走行する場合に車高を40mm上昇、50km/h未満で過酷なオフロードを走行する際に車高を最大115mm上昇。
逆に105km/h以上でオンロード走行をする場合に自動的に車高を13mmダウンするほか、エンジンを切る、もしくはシートベルトを外すと車高を15mm、ドアを開くとさらに25mm車高をダウンし乗降性を向上することが可能になっています。
その他、パワートレインには「テレイン・レスポンス2」が採用され、エンジン、ギヤボックス、ディファレンシャルなどのセッティングが自動的に最適化されます。
新型ディスカバリーの走りを試乗動画でチェック!
▼新型ディスカバリーの牽引チャレンジ動画
新型ディスカバリーはその走行性能を示すため、オーストラリアで貨物輸送に使用され、全長100mと列車のような長さのトラック「ロードトレイン」を牽引するチャレンジが行われました。
チャレンジには日本にも導入されている3Lディーゼルモデルが使用され、100トンのトレーラーに10トンの重りを積みこみ合計110トン、公式牽引重量の30倍以上に。
16kmを走行し、最高速度44km/hを記録し、チャレンジは成功しました。
新型ディスカバリーはその注目度の高さから多数の試乗動画が公開され、パワフルな走りが評判になっています。
▼新型ディスカバリーの試乗動画
最強モデル!新型ディスカバリーSVXも公開!
▼ディスカバリーSVX
▼ディスカバリーSVXのスペック
- エンジン:V型8気筒5Lスーパーチャージャー
- 最高出力:525ps
- 最大トルク:63.7kgm
- トランスミッション:8速AT
新型ディスカバリーは海外で、ハイパフォーマンスモデル「ディスカバリーSVX」が発表されています。
ディスカバリーSVXは、ランドローバーの他モデルに設定されているオンロード性能を伸ばした「SVR」に対し、ディスカバリーの特徴である悪路走破性能を最大限伸ばしたモデルとして製作されています。
エンジンには525馬力ものパワーを出力する5Lスーパーチャージャーが採用され、専用のエアサスペンション、ロングトラベルダンパー、専用ナックルにより、アプローチ、ランプブレークオーバー、デパーチャーアングルを拡大。
オフロードでの車体制御、牽引力を向上する「油圧アクティブロールコントロールシステム」を装備するほか、センターとリアのロックディファレンシャル、グッドイヤー製20インチオールテレーンタイヤが採用されています。
日本での公式なアナウンスはありませんが、ファンの導入への期待も高まっているハードコアオフロードモデルになっています。
▼ディスカバリーSVXの動画
新型ディスカバリーの燃費は?
▼ランドローバー新型ディスカバリーの燃費
- 3Lディーゼル:11.6km/L
- 3Lガソリン:8.5km/L
ランドローバー新型ディスカバリーの燃費は、ディーゼルモデルで11.6km/Lになっています。
アルミモノコックの採用により車重を最大190kg軽量化することで、前モデルの燃費7.4km/Lから大幅に改善されました。
新型ディスカバリーの安全装備は?
新型ディスカバリーの安全装備には、縦列駐車やバックで駐車する際に便利なパークアシスト、360度の状況を映像で確認可能なサラウンドカメラシステムが採用されています。
改良では、車両から離れた場所からドアの解錠&施錠、シートやエアコン設定などを操作できる「リモートプレミアム」、緊急時に「スマートロードサイドアシスタンス」や「SOS緊急コール」を利用できる「プロテクト」などのコネクテッド機能が強化され、より安心してクルマを利用できるようになりました。
▼新型ディスカバリーの安全装備
- レーンキープアシスト&居眠り注意機能
- アダプティブクルーズコントロール&キューアシスト
- 自動緊急ブレーキ
- ブラインドスポットアシスト
- リバーストラフィックディテクション
- アドバンスドパークアシスト(縦列駐車・出庫/並列駐車支援システム)
- サラウンドカメラシステム
新型ディスカバリーの価格は?
▼新型ディスカバリーの価格
- HSE
ガソリン:8,197,000円、ディーゼル:8,397,000円 - HSE LUXURY
ガソリン:9,217,000円、ディーゼル:9,417,000円
ランドローバー新型ディスカバリーの価格は、用意される2グレードそれぞれにガソリンとディーゼルエンジンが設定され、約820万円からになっています。
この価格は、ランドローバーのブランド内でフラッグシップの「レンジローバー」、その下に位置する「レンジローバースポーツ」に次ぐ、プレミアムモデルになっています。
ランドローバー・ディスカバリーを「おさらい」
▼ディスカバリー1
▼ディスカバリー2
▼ディスカバリー3
▼ディスカバリー4
ランドローバー・ディスカバリー(DISCOVERY)は、初代が1989年に登場したSUVです。
ランドローバー内で、ディフェンダー、レンジローバーに続く第3のモデルとして製作されました。
モデル名は単に「ディスカバリー」と呼ばれるほか、世代を表す数字をあとに付けて表現されることもあります。
初代は北米市場での販売拡大を目標に、フラッグシップモデルのレンジローバーからくるオフロード性能をそのままに、車両設計や組み立ての効率をあげることで価格を下げ、選びやすいモデルに仕上げられました。
提携関係にあったホンダにもOEM供給され、後に2代目も登場するホンダ・クロスロードのモデル名でも販売が行われました。
現行モデルは5代目のディスカバリー5として2016年にフルモデルチェンジし、それまで変更されることがなかった角ばったボディスタイルを一新。
ボディには初めてアルミモノコックを採用し大幅な軽量化を実現したほか、レンジローバーからくる高級インテリアなどを装備。
高い悪路走破性能を持ちながら、7人乗りにも対応するモデルになっています。
新型ランドローバー・ディスカバリーについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!