トヨタが、スポーツクーペ「86(ハチロク)」の追加モデルを発表しました。
モデルラインナップを充実し走りを伸ばすトヨタ新型86について、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】トヨタ新型86TRDスペシャルエディションを発表!
- トヨタ新型86の【主な変更点まとめ】
- トヨタ新型86の外装(エクステリア)デザイン
- トヨタ新型86のボディサイズは?
- トヨタ新型86の内装(インテリア)デザイン
- トヨタ新型86GRスポーツの専用装備は?
- 最上位モデル!トヨタ新型86GRもラインナップ!
- トヨタ新型86用の専用カスタムパーツ「GR PARTS」新設定!価格は?
- トヨタ新型86のエンジンとスペックは?
- トヨタ新型86の燃費は?
- トヨタ新型86の価格は?
- トヨタ新型86の発売日は?
- トヨタ・86を「おさらい」
【最新情報】トヨタ新型86TRDスペシャルエディションを発表!
▼トヨタ新型86TRDスペシャルエディションの画像
トヨタは2018年7月、米国でスポーツクーペ「86」の2019年モデルを発表しました。
トヨタ・86は、トヨタブランドで販売される本格スポーツクーペとして企画され、スバルの兄弟モデル「BRZ」と共同開発し、国内外でその走りが人気になっています。
2019年型では新モデルとなる「トヨタ86TRDスペシャルエディション」を設定。
「完璧なパフォーマンス」をテーマに、ブレンボ製ブレーキ、ザックス製ダンパー、ミシュラン製ハイパフォーマンスタイヤ、TRD製ボディキット&エグゾーストなどを装備。
ボディカラーを専用の「レイヴン(Raven)」とし、専用の18インチアルミホイールも採用。
インテリアには、ブラック&レッドのスポーツシートを装備するとともに、レッドステッチを加えたステアリングホイールも採用されています。
新型86TRDスペシャルエディションは米国で8月から1418台が限定発売され、価格は3万2420ドル(約360万円)と発表されています。
トヨタ新型86の【主な変更点まとめ】
▼トヨタ新型86の変更点
- 「86GR」からくるフロントスポイラーやブレンボブレーキなどを組み合わせる「86GRスポーツ」を追加設定
- 「86 GR」の専用パーツから好みのパーツを選択して「86」を自分仕様のスポーツモデルへとカスタマイズできる「GR PARTS」を新発売
トヨタ新型86の外装(エクステリア)デザイン
▼トヨタ86
トヨタ新型86の外装は、ノーズ先端を下げ、グリル開口部を横に拡大することでワイド&ローが強調されたデザインになっています。
Bi-Beam LEDヘッドランプやLEDリアコンビネーションランプを装備し、ミドルクラススポーツとしての軽快さと、走行パフォーマンスを感じることができるスタイルとされています。
トヨタ新型86のボディサイズは?
▼トヨタ新型86のボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4240×1775×1320mm
- ホイールベース:2570mm
- 車重:1230kg
トヨタ新型86のボディサイズは、ミドルクラスの2ドアクーペとして高い運動性能を発揮するため全長が4240mmまで短縮され、車重は1230kgに抑えられています。
しかし全幅は3ナンバーサイズ(1700mm以上)となっており、1320mmと低い全高とあわせてスポーツスタイルに設計されています。
トヨタ新型86の内装(インテリア)デザイン
トヨタ新型86の内装は、スポーツドライビングでの操作しやすさを重視した仕上がりになっています。
シートはサイドを大きくしホールド性を高めているほか、カラーにもバリエーションが用意されています。
▼トヨタ・86の室内サイズ
- 室内長×室内幅×室内高:1615×1490×1060
- 乗員:4人乗り
トヨタ新型86GRスポーツの専用装備は?
▼トヨタ新型86GRスポーツの画像
トヨタ新型86には、新しいスポーツモデルとして「86GRスポーツ」が設定されました。
「86GR SPORT」は、スポーツカーシリーズ「GR」のエントリーモデルとして設定され、日常生活の中で走りを楽しむスポーツカーとして、「86 GR」で新開発した専用スポイラーやメーターなどスポーティで機能的な内外装を継承。
リヤサスペンションメンバーにブレースを追加することにより剛性を向上し、意のままに操る喜びと上質な乗り心地が両立されています。
トランスミッションは6速マニュアルと6速オートマチックから選択可能とされ、ボディカラーには、クリスタルホワイトパール、クリスタルブラックシリカ、ピュアレッドの全3色が設定されています。
▼トヨタ新型86GRスポーツの専用装備
- 専用フロントスポイラー(アンダーリップ無)+専用フロントバンパーサイドフィン
- brembo製17インチ対向フロント4ポッド・リヤ2ポッドベンチレーテッドディスクブレーキ
- リヤサスペンションメンバーブレース
- 17×7 1/2J brembo専用アルミホイール(ブラック塗装/215/45R17 87Wタイヤ)
- 専用小径本革巻き3本スポークステアリングホイール(シルバーステッチ+GRエンブレム+スポーク部 : ブラック加飾)
- 専用コンビネーションメーター(ホワイトプレートタコメーター/GRロゴ付)
最上位モデル!トヨタ新型86GRもラインナップ!
▼トヨタ新型86GR
トヨタ新型86には、最上位モデルとなる「86GR」が設定されています。
新型86GRは、専用のリアバンパーによりセンター1本出しのエキゾーストを装備。
内装には、アルカンターラを使用した専用レカロ製フロントシートを装備することでドライバーのホールド性を向上。
シャシーはフロントステアリングラックブレースやリヤサスペンションメンバーブレースで剛性が強化され、足回りには専用チューニングのSACHSアブソーバーと10mmローダウンするスプリングが装備されています。
トヨタ新型86用の専用カスタムパーツ「GR PARTS」新設定!価格は?
▼トヨタGRブランドのラインナップ図
トヨタ新型86には、86GRや86GRスポーツの装備をアフターパーツとして装着できる「GR PARTS」が新設定されました。
GRパーツは、全国のトヨタ系列販売店で購入することができ、GRフロントスポイラー&バンパーサイドフィン、GRリヤスポイラー、GRスタートスイッチなどを設定。
そのほか、モータースポーツを楽しむユーザー向けに、「GR T-Connectナビゲーション」を限定200台で販売。
「GR T-Connectナビゲーション」は、TOYOTA GAZOO Racing Recorderとセットにすることで3連メーターへの表示機能の拡張やラップタイム計測など多彩な機能でサーキットやラリーでの走行をサポートするパーツになっています。
▼トヨタ新型86用GRパーツのラインナップ一覧と価格
- GRフロントスポイラー&バンパーサイドフィン
アンダーリップ付:178,200円
アンダーリップ無:162,000円 - GRリヤスポイラー:58,320円
- GR小径本革巻き3本スポークステアリングホイール:60,480円
- GRスタートスイッチ:15,120円
- GR T-Connectナビ(7インチ)<200台限定>:162,000円
※ TOYOTA GAZOO Racing Recorder付:261,360円 - GRアルミホイール(鍛造軽量 RAYS製)&フロント6ポッド・リヤ4ポッドブレーキセット
【フロント】17×7 1/2J【リヤ】17×8 1/2J<1台分>:1,238,220円 - GRアルミホイール(鍛造軽量 RAYS製)
【フロント】17×7 1/2J【リヤ】17×8 1/2J<1台分>:385,020円 - GRアルミホイール(鍛造軽量 RAYS製)
17×7 1/2J<1台分>:315,360円 - GRフロントステアリングラックブレース:20,520円
- GRリヤサスペンションメンバーブレース:48,600円
トヨタ新型86のエンジンとスペックは?
▼トヨタ新型86のエンジンとスペック(全モデル共通)
- エンジン:水平対向4気筒2L「FA20」
- 最高出力:207ps/7000rpm
- 最大トルク:21.6kgm/6400-6800rpm
- トランスミッション:6速MT or 6速AT
- 駆動方式:FR
トヨタ新型86のエンジンには、共同開発したスバルが得意とする低重心な水平対向型に、トヨタの筒内直接噴射・ポート噴射同時制御技術「D-4S」を組み合わせた「FA20型」が搭載されています。
出力は、2016年の後期型への改良時に7ps/0.7kgmアップした207ps/21.6kgmとなっており、最上位モデルの86GRまで共通したエンジンスペックになっています。
トランスミッションには6速マニュアルと6速オートマチックが用意され、FRスポーツを幅広いユーザーが楽しむことができるようになっています。
トヨタ新型86の燃費は?
▼トヨタ新型86の燃費
- 6速AT:12.4km/L
- 6速MT:11.8km/L
トヨタ新型86の燃費は、6速ATモデルが良く12.4km/Lとなっています。
高回転まで軽快に吹け上がるエンジンセッティングとされながらも、効率をあげることで燃費のダウンが抑えられています。
トヨタ新型86の価格は?
▼トヨタ新型86の価格
- トヨタ 86 G
6速MT:262万3320円、6速AT:264万7080円 - トヨタ 86 GT
6速MT:298万1880円、6速AT:304万8840円 - トヨタ 86 GT“Limited”
6速MT:318万3840円、6速AT:325万800円 - トヨタ 86 GT“Limited・Black Package”
6速MT:335万6640円、6速AT:342万3600円 - トヨタ 86GRスポーツ【新設定】
6速MT:3,780,000円、6速AT:3,846,960円 - トヨタ 86GR
6速MT:496万8000円
トヨタ新型86に追加されたGRスポーツは、価格が378万円からに設定され、GRブランドのエントリーモデルとしてラインナップされます。
これにより、以前は最上位モデルの86GRとGTリミテッドブラックパッケージの間にあった160万円ほどの大きな価格差が抑えられました。
▼トヨタGR車種一覧
トヨタ新型GR/GRスポーツ/GRMN車種とスペック、価格一覧!新車種も続々!
トヨタ新型86の発売日は?
トヨタ新型86GRスポーツは、2018年7月2日に発売されました。
トヨタはGRブランドのラインナップを強化することで、スポーツクーペの魅力をアピールしていく予定です。
トヨタ86は次期型も計画され、開発も進んでいます。
▼トヨタ次期型86
【トヨタ新型86最新情報】フルモデルチェンジ開発開始!発売日や価格、スペックは?
トヨタ・86を「おさらい」
▼スバルBRZ
トヨタ・86(ハチロク)は、初代となる現行モデルが2012年に登場したスポーツクーペです。
モデル名の由来は、過去に販売され、型式の「AE86」から「ハチロク」の愛称で現在も人気のカローラレビン、スプリンタートレノからきています。
海外でのモデル名は地域により変更されており、欧州ではGT86、北米では若年層をターゲットとしたブランドのサイオンからFR-Sとして販売されていましたが、2016年のブランド廃止にあわせ日本と同じトヨタ86に変更されました。
スバルと技術を持ち寄り、開発費も折半したことからスバルで販売される「BRZ」の姉妹車となっています。
搭載されているエンジンはスバルが得意とし低重心な水平対向型に、トヨタの筒内直接噴射・ポート噴射同時制御技術である「D-4S」を組み合わせた新開発の水平対向4気筒2Lエンジン「FA20型」とすることで、自然吸気エンジンながら高い出力が確保されています。
トヨタ86とスバルBRZの違いは、外装や内装のデザインのほか、サスペンションセッティングがそれぞれ独自の味付けとされています。
新型トヨタ86については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!