インドの自動車メーカー「タタ・モーターズ」がつくったナノ
20万円の車として有名になったけど、その後の売れ行きは良くないらしい
記事内容まとめ
- タタ・ナノの売れ行きが悪く、海外需要も見込めない
- 中間層に上がろうとするインド国民をターゲットにした車だったが、安く見えるナノは、安くて高級そうな車を求める人達には受け入れられなかった
- ナノは方針転換し値上げ、「大衆車」から「おしゃれな大衆車」に変身しようとしている。
- この改良でナノの販売が好転しなければ、主力商品としているタタの見通しは暗い
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20万円の車に夢を抱いたのは・・・
インドの人たちの気持ちはわからなくないけど、メーカー側から考えると辛いね
そもそもなぜナノが出来たのかというと、タタ・モーターズ会長ラタン・タタが「1家4人が1台のバイクで移動する日常風景を見て、手ごろな値段で、雨の中でも安全な移動手段を提供したい」と当時一番安かった車の半額で作ろうと考えたのが始まり
コスト削減のため、ドアミラーを片方なくし、ワイパーは1本
ホイールを支えるボルトを通常の小型車よりも1本少ない3本と、先進国の常識からは考えられないようなことをしてまでつくった
発売してからは、電装系の出火問題や農民との政治的対立などタタ側の問題も多かったけど、今まで生産していたのは志があったからじゃないかな
今後装備を充実させてアピールしていくらしいけど、はたして売れるのか・・・
売れなければラタン・タタが描いた夢物語ということになると思うけど、それだけでは終わらせるには惜しい、夢が詰まった車だと思う