フォードが、アメリカの食品大手メーカー「ハインツ」と協力して進める、研究の内容を公表
トマトカーも近い…?
200万トンのトマトが、マスタングのコインケースに?
フォード・ハインツ 協力研究内容
- フォードは、自動車に使うバイオプラスチックの材料として、トマトの皮を使う研究を進めていることを公表
- トマトを使ったバイオプラスチックは、ブラケットやコインケースなどに使うことを想定している
- フォードは2年ほど前から、ハインツやアメリカ コカ・コーラ、ナイキ、P&Gとバイオプラスチックについて協力、植物100%のプラスチック開発を推進
- ハインツの年間200万トンのトマトの皮、茎、種を、リサイクルすることを目標とする
- 研究はまだ初期段階で、今後試験と改良をおこなっていく
可愛らしいイラストと一緒に公表されたこの研究
うまくいけば、ハインツ、フォード、どちらにとってもプラスになるね
水分が多いトマトだけど、その果汁はハインツがケチャップに
そして残った繊維部分を原料に、フォードがプラスチックをつくる
本来であれば、繊維部分だけを取り出すのにもコストがかかるので、ケチャップをつくるのには不要なトマトの皮も、バイオプラスチックには理想的な原料といえそう
バイオプラスチックの利用は、さまざまなメーカーで考えられているけれど、実際に車として製品になっているのはまだごく一部で、どうしても使いやすい原料に目が行きがち
けれど、こうして廃棄したいメーカーと手を組めば、お互いの利益のために研究も進みやすくなるんじゃないかな
輸送コストなどは、ハインツとフォードでわけあうこともできると思うし、どちらもメリットは大きいよね
トマトを原料に使い、リサイクルが進んだクルマ
いつか、フォードのスポーツカーで、レッドのボディカラーの印象が強いマスタングとハインツのケチャップが、誇らしげに並ぶ発表会が開かれる時も来るのかも