レッドブルのF1マシン「RB8」をサーマルカメラで撮影した映像
どこが接地しているのかわかる
火の粉のように飛び散るタイヤ リアタイヤが燃えるよう
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レース用で溝がないスリックタイヤのグリップ力は相当なもの
それを強引にスライドさせると、当然発生する熱も大きい
リアタイヤ前からは排気熱も出ていて、スピンしている間、リアタイヤは溶けて熱を発散させる
それでも温度はどんどんあがっていき、発生している煙の熱さもかなり
でも、コーナリング時に最大のグリップ力を発生させるように、キツくつけられたネガティブキャンバー(タイヤがハの字すること)のせいで、地面と接し、熱くなっているのはタイヤの内側のみだね
そんなタイヤが、サーキットを周回して戻ってきたマシンを見ると、全体が均等に同じ色
下の画像の奥側のフロントタイヤは、どちらかというとタイヤの外側のほうが熱をもっているんじゃないかな
排気の熱も、車体にそって流れる空気と一緒に後方に
タイヤへの負担は少なそう
レーシングマシンにとって熱は、トラブルの原因にもなれば、武器にもなる重要なもの
排気によってダウンフォースを増す仕組みもあったし、タイヤをどれだけ適正な温度に保てるかはレースを左右する
”熱をどう使うか”を考えるときに、サーマルカメラは役立ちそうだね