燃費が注目されていた、ジャガーの新型車”XE”に搭載される2Lディーゼルターボエンジン「INGENIUM」のスペックが判明
ライバルの焦りは尋常じゃなさそうだ…!
ミドルサイズセダンなのにコンパクトカーなみの低燃費!
▼ジャガーXE搭載 2Lディーゼルターボエンジン「INGENIUM」
ジャガー XE搭載 新開発2Lディーゼルターボエンジン インジニウム 概要・技術ポイント・スペック
概要
- 出力は2種類
- 163psバージョンは、燃費26.6km/Lを達成
- 生産は、イギリス ウエスト・ミッドランズ州ウルヴァーハンプトン
(総工費約890億円) - 最高で36秒に1台のペースでインジニウムエンジンを生産
技術ポイント
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排出ガス後処理に、ディーゼル微粒子除去装置、尿素SCRシステムを使用
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触媒が活性温度域に到達するのに要する時間を短縮する可変エキゾーストバルブタイミング
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燃焼室温度を下げ、NOxの生成を抑制する排出ガス再循環EGR
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低摩擦オールアルミニウム製
- 強度の高いシリンダーブロックやツインバランサーシャフトを採用し、振動を抑制
- サンプ遮音カバーと、インジェクターを切り離し、噴射ポンプのドライブスプロケットを0.5mm楕円形にしたことも、静粛性の改善に貢献
エンジンスペック(2種)
- 最高出力:163ps、最大トルク:38.8kgm
燃費:26.6km/L - 最高出力:180ps、最大トルク:43.9kgm
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ジャガーは事前に燃費は25km/Lを超えると言っていたけれど、当初より1.6km/Lも燃費を伸ばして発表!
先に発表されているハイスペックモデル”XE-S”の時に、ディーゼルエンジンはさらに目を引くんだろうなとは思っていたけれど、ここまでとは…完全に予想外
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26.6km/Lという燃費は、コンパクトカー上位の燃費を持つ、スズキ スイフトの26.4km/Lをも超し、ミドルサイズセダンではライバルがいない
今年7月に日本でも発売し、XEのライバルであるメルセデスCクラスは、1.6Lターボを積む”C180”でも燃費17.3km/L
性能がしっかりしていれば燃費にはあまりこだわらないというユーザーでも、燃費差9.3km/Lは気になりそう
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スペックとしても、メルセデスC180の出力が156ps/25.5kgmなのに対して、ジャガーXEは163ps/38.8kgmと余裕がある
ディーゼルとガソリンの価格差を考えても、魅力的じゃないかな
ジャガーはまだ、XEのエクステリアデザインを発表していない
けれど、ハイスペックモデルのXE-Sの評判は上々なので、期待しているユーザーは多そう
ミドルサイズセダンに新規参入するジャガーは、今かなりの手応えを感じているんじゃないかな
逆に、ライバルである上級ミドルサイズを持つメーカーは、忙しく対応策を考えているところかも
ジャガーの新エンジンが車業界にあたえるインパクトは、相当なものになりそう