最低価格3000万円以上というロールス・ロイス車に採用される、ウッドパネルの制作過程をおさめた映像
触ることもためらうその輝きに、機能して初めて気づく処理
厳選した木材を何層も… 柔軟性をもったウッドパネル
ロールス・ロイス車採用ウッドパネル 概要
- ロールス・ロイスで木材は、クルマを構成する重要な素材
- ロールス・ロイスの顧客は、木の種類や木目、色などを選ぶことができる
- 顧客の要望に合わせて木の色合いを組み合わせた図柄を作ることも可能
- 室内で使う木材の加工を専門にする部署は「ウッドショップ」と呼ばれる
- ウッドパネルは、トリムやプレス、サンディング(やすりがけ)などをする職人が存在する
- ウッドパネルになる加工木材は、ドイツの専門会社がミラノに持つ工場が、イギリス グッドウッドに持ち込む
- 車内に使用するウッドパネルは、家具とは違い衝突安全性も必要なため、アルミニウムに何層も薄い木を貼り合わせ、圧着して製作する
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動画の序盤は「これがクルマになるの?」と思うほど、他のクルマでは見ない光景だね
トリミングされた薄い木を、並べて1枚のシートに見えるように仕上げるのは、動画で見る以上の技術が必要なんだろうな
高級家具と同じように室内を飾るため作られたウッドパネルだけど、事故がおこることもある自動車に使うのには柔らかさが必要
軽く曲がりやすいアルミを土台として作られるウッドパネルは、薄い木を何枚も重ねることで、その性能を出している
ウッドパネルを横から見た時の木の厚み、これが職人の手によって切り抜かれたシートを何枚も重ねたものだと思うと、衝撃だね…
完成しているように見えるウッドパネルも、磨きの職人によって確認がされ、クオリティが悪ければ、やり直しになる
現代には木を使わなくても、質感高くクルマを作ることができる技術がある
けれどロールス・ロイスを購入する人の8割以上は、自分が思う車内を作るため特注し、職人の技術に満足するらしい
多くの人にとって必須ではない手仕事で作られるウッドパネルだけど、木の温かさ、美しさは魅力的だよね
価格が注目されることが多いロールス・ロイス
けれど、こういうものをつくる職人さんたちに払う金額だとすると、高くない・・・のかも