大阪に本社を置くベアリング製造大手「NTN」が開発した、その場回転、横移動が可能なクルマ「Q’mo(キューモ)」が、公道走行可能なナンバープレートを取得
ついにクルマが横に走る時代がきた!
インホイールモーター2基で横移動 超小型自動車需要を狙う!
▼東京モーターショー2013に出展されていた前モデル「Q’moII」の動画
※今回ナンバーを取得したキューモは、4輪駆動だったQ’moIIの動きを、2輪駆動で実現している
NTN Q'mo(キューモ)概要・スペック
概要
- NTNが独自開発したインホイールモーターシステムを搭載する電気自動車「Q’mo(キューモ)」が軽自動車のナンバープレートを取得
- キューモは、その場回転、横方向移動が可能
- このような移動ができるクルマが公道を走行可能になるのは世界初
- NTNは今後全国で試乗会を開催する予定
スペック
- 駆動:インホイールモータ 後輪2輪駆動
- 全長×全幅×全高:2395×1290×1600mm
- 車両重量:675kg
- タイヤサイズ:155/55R14
- 最高速度:70km/h
- 最大出力/定格出力:22ps/11ps
- 一充電走行距離:50km
- 充電時間 (AC100V):6時間
「クルマは前後に走るもの」
その考えもキューモの登場によって変わるんじゃないかな
その場旋回は無限軌道(クローラ)を採用した車ならこれまでもできたけれど、横移動はなかった
それをたった2輪を駆動することで実現してしまうなんて…驚きだ
▼Q’mo(キューモ)マルチドライビング・システム
キューモはこれから大きくなるとされている、超小型車の需要にこたえるクルマ
他社だと、すでに市販されているスマート「フォーツー」、実証実験が行われているトヨタ「i-ROAD」があるけれど、車体はコンパクトでも移動方法はもちろん前後のみだった
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NTNのキューモは、横に移動できることで、クルマのサイズの幅さえあればどこにでもクルマを停めることができる
1回の充電で50kmと短く思える走行距離も、公共交通を結ぶ手段として考えられている超小型車なら充分だね
考えたことがある人はいても実現しなかった、横に走るクルマ
キューモから移動の革命がおこる可能性もありそうだ