伝統あるヒルクライムレース「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム 2015」のトップ2 オンボード映像
初の電気自動車総合優勝、トラブルを抱えながら走りきった2台の走りは…!
優勝リース・ミレン選手、2位 田嶋伸博選手!2台とも電気自動車なのに、こんなに走りが違う!
▼パイクスピーク 2015 優勝 リース・ミレン選手 9分07秒222 オンボード 動画・マシン画像
▼パイクスピーク 2015 優勝 田嶋伸博選手 9分32秒401 オンボード 動画・マシン画像
【昨年のパイクスピークはこちら】
1916年に初開催され、今年99年となったパイクスピークヒルクライム
スタート地点の標高は2862m、ゴール地点の標高は4301mで、標高差はなんと1439m!
コース中コーナーは約156箇所、コースの全長は約20km、ほぼニュルブルクリンク北コースと同じ長さのガードレールもない道を、空に向かって登りっぱなしだ
優勝したリース・ミレン選手は今年参戦22年目
軽さを追求した4モーター4WD EVマシンで挑んだけれど、コース途中で後輪が駆動しなくなり、コースのほとんどをフロント駆動状態でアタック
アンダーステアがひどかったらしいけれど、初めての電気自動車総合優勝で歴史をつくった
完璧な状態であれば、あと30秒はタイムを縮められたということなので、来年も楽しみだね
2位になった日本からの参戦、ヒルクライムレースの伝説 モンスター田嶋こと田嶋伸博選手は、軽さを追求したリース・ミレン選手のマシンとはアプローチが違い、EVスポーツカーの量産も考えたマシンで挑戦
2台の車重差は800kgを超えるので圧倒的差がつくことはわかっていたけれど、今後もこのアプローチを続けるということ
▼パイクスピーク 2015 優勝 田嶋伸博選手マシン シャシダイ 動画
※出力は1500ps以上、低回転から立ち上がるトルクグラフに注目!
【関連記事はこちら】
1500馬力EV!モンスター田嶋 パイクスピークマシン「E-Runner」試乗動画
64歳モンスター田嶋が670ps スーパー86で大クラッシュ!も…(笑)
アタックでは、リース・ミレン選手のマシンとは違い、モーターの高周波音が響く
コース終盤では、ブレーキがきかなくなるというゾッとするトラブルも…
田嶋選手でも「人生で一番怖いアタックだった」と語る、崖が手招きするドライブは、モーターの回生ブレーキを最大にすることでなんとか速度ダウン
こちらも来年、完璧な状態でのタイム短縮が楽しみだ
モンスターEVマシン2台が制したパイクスピーク2015
高地では、出力が低下していくターボマシンよりEVマシンが有利ということもあるので、今後出場する電気自動車はさらに増えるかも
100年になる2016年のパイクスピークも注目だね