テスラがソフトウェアアップデートにより提供する自動運転システム、「Autopilot 7.0」を発表
ついに乗れる!
ユーザーは補助 クルマが地図を作りながら走るテスラ Autopilot 7.0
▼テスラ モデルS Autopilot 7.0 搭載車 試乗動画
▼Autopilot 7.0が提供される テスラ「モデルS(左)」と「モデルX(右)」
テスラ Autopilot 7.0 概要・機能
概要
- アメリカの電気自動車メーカー「テスラ」が新たに提供する高度自律走行システム
- ワイヤレスソフトウェアアップデートにより、セダン「モデルS」とSUV「モデルX」に適用
機能
- レーダーとカメラ、360°スキャンに対応したソナー、GPSナビゲーションソフトウェアが連動し危険を発見、自動走行が可能
- さまざまなデータから地図を製作する独自技術「High Precision Digital maps」、自動学習システム、スムーズな走行を実現する「Autosteer function」により、他車が走行するハイウェイでの自動操縦と車線変更に対応
- スマートフォン用アプリによる、自律縦列駐車機能も採用
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他社はきっと驚いているね
こんなに早く、ハンドルから手を離すことを可能にするなんて
テスラが発表したソフト「Autopilot 7.0」は、2014年に発表されていたシステムのアップデート版
前システム 概要:自動運転も!?700psテスラモデルS P85D/60Dは4WD!
しかし、システムの目的は「ドライバーの補助」から、クルマが判断する「自律走行」に変わっており、動画でもわかるようにドライバーはクルマに乗っているだけで移動ができる
テスラは、まだこのシステムは「開発が進んでいる段階」で、提供はするが「手放しを許すものではない」としているけれど、ユーザーにとどく量産自動運転車として画期的だ
それを可能にしたのが、テスラ車に搭載されてきた危険を察知する各種センサーや標識を認識するカメラ、そしてワイヤレスソフトウェアアップデート
テスラは、大容量バッテリーの搭載でコストが厳しく、1台あたり4000ドルの赤字を出しているというクルマたちに、これまで実は全力を出していなかった装置を積み続けた
でも、それもこのシステムを発表する今のためだったと考えると、「世界最高の起業家」と言われるテスラCEOイーロン・マスクのすごさを感じるね
▼Autopilot 7.0 によるマッピング画像
テスラの技術は、トヨタが先日公開した自動運転車第1弾「Highway Teammate」や、話題になることが多いGoogleの自動運転車と、できることはほぼ同じ
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だけど、今街を走っているクルマに、すぐ最新のソフトウェアを配信できるという点で、テスラが先にいっていると言えそう
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さらにアップするブランド力による販売が今後どうなるか、気になるところだね