アメリカのシンガー・ビークル・デザインは、空冷のポルシェ「911」を最新スペックにあげるハイチューンエンジンを公開
最新マシンも驚きのスペック!
ウィリアムズ・アドバンスト・エンジニアリングと共同開発!クラシックポルシェ 911 水平対向6気筒エンジン
▼シンガー・ビークル・デザイン ポルシェ911用 空冷チューニングエンジン
Singer Vehicle Design & Williams ポルシェ 911 空冷チューニングエンジン 概要・スペック
- カリフォルニアに拠点を置き、クラシックなポルシェ「911」のレストア、モディファイを行う「シンガー・ビークル・デザイン」によるチューニングエンジン
- F1にも参戦する「ウィリアムズ・アドバンスト・エンジニアリング」と共同で、クラシックなポルシェ911に搭載されていた空冷自然吸気水平対向6気筒エンジンを最新スペックに
- ベースエンジンは964型ポルシェ911に搭載されていた水平対向6気筒 3.6L
スペック
- エンジン型式:水平対向6気筒 4L
4バルブシリンダーヘッド、チタンコネクティングロッド、アルミスロットルボディー、デュアルオイル回路、カーボンファイバーインテーク、カーボンファイバーエアーボックス、チタンエキゾーストを採用 - 最高出力:506ps
リミッターは9000rpm以上
ポルシェでは1990年代後半まで生産が続けられていた空冷エンジン
乾いたサウンドには現在でもファンが多く、その人気はポルシェがクラッシックモデルの使い勝手をあげるために新しく純正ナビを開発するほど
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そんなマシンたちに向け、カリフォルニアでレトロなポルシェ「911」のレストアとチューンを手がける「シンガービークルデザイン」は今回、最新マシンにも負けないエンジンを開発
ベースのエンジンには、1990年代のポルシェ911に搭載されていた水平対向6気筒3.6Lエンジンを選択
開発はF1にも参戦するウィリアムズと共同で行うことで、冷却の問題からスペックをあげにくい空冷エンジンの問題点を一つずつ解決
出力をあげるため排気量を4Lに拡大しているものの、過給器は使わず自然吸気のまま
4バルブのシリンダーヘッド、チタン製のコネクティングロッド、アルミスロットルボディーのほか、エンジンを保護するための2重のオイル回路を採用
空冷エンジンの軽さという魅力を伸ばす、カーボンファイバー性のエアーボックスとインテーク、チタンエキゾーストも装備
最高出力はベースモデルの285馬力から、最新の自然吸気最強モデル「911 GT3」と同等の500馬力以上にまでアップした
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新しいけれど現代のエンジンと比較するとシンプルで小さい、ハイスペックすぎる空冷自然吸気のポルシェ水平対向6気筒エンジン
パワーに耐えるためかなりの車体剛性強化も必要になるが、そこも経験豊富なシンガービークルデザインがカバーするため、「新型のクラシックポルシェ」に乗りたいと思う人も多くなりそう