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【スズキ新型ジムニー/シエラ最新情報】JB64W/JB74Wフルモデルチェンジ発売!ボディサイズやカラー、価格、燃費は?

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スズキが、初代発売から40年と長い歴史を持つ軽四輪駆動車「ジムニー」をフルモデルチェンジし発売しました。

 

タフな車体、悪路走破性能を持つ新型ジムニーについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。

 

▼この記事の目次

【最新情報】スズキ新型ジムニーにフルモデルチェンジ発売!

▼スズキ新型ジムニーの画像

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スズキは2018年7月5日、20年ぶりにフルモデルチェンジするクロスカントリー車「ジムニー」と「ジムニーシエラ」を発売しました。

 

スズキ・ジムニーは、ラダーフレームとリジットアクスルによるクラシカルでタフな走行システムを持ち、世界累計販売台数が285万台を記録するなど、世界的にそのオフロード性能が人気になっているモデルです。

 

新型ジムニーは、旧モデルを思わせるスクエアボディや2トーンカラー、伝統的走行システムに組み合わせる新しいパワートレインなどが魅力になっています。 

  

▼スズキ新型ジムニーの動画

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▼ジムニー5ドア

【スズキ新型ジムニー5ドア最新情報】ロング5人乗り2020年市販化計画!ボディサイズ、価格、燃費、発売日は?

 

スズキ新型ジムニーの【主な変更点まとめ】

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▼スズキ新型ジムニーの変更点

  • 角を強調したクラシカルなボディデザインに、2トーンカラーを設定
  • 内装に、大型ディスプレイを採用
  • 新設計のラダーフレームは、ねじり剛性を約1.5倍向上
  • ジムニーに専用チューニング660ccターボエンジン、ジムニーシエラに1.5Lガソリンエンジンを搭載
  • 電子制御ブレーキLSDトラクションコントロールを全車に標準装備
  • 悪路走行時のステアリングへのキックバックを低減するステアリングダンパーを新採用
  • パワートレインに、被水や雪、飛び石などへの対策を施し、信頼性を向上
  • 室内の設計を見直すことで、空間を拡大し快適性を向上
  • 安全システムに「デュアルセンサーブレーキサポート」を採用

 

スズキ新型ジムニーの外装(エクステリア)デザインは?

▼スズキ新型ジムニーの画像

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新型ジムニーの外装は、フロントライトをスクエアから丸型とすることで角が強調されたボディとのバランスを取り、軽自動車「ハスラー」などで人気になったモダンさがプラスされています。

 

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スクエアボディは、車両の姿勢や状況を把握しやすく、面の剛性を高める造形、降雪時に雪がたまりにくい凹凸が少ないボディー形状、走破性・積載性を高める細部の工夫など、機能に徹したこだわりの造形とされています。

 

デザインには、丸型ヘッドランプや5スロットグリル、クラムシェルボンネットフードなど、ジムニーの伝統を継承するアイコンが随所に取り入れられています。

 

▼新型ジムニーシエラの画像

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ジムニーシエラでは、力強く張り出した材料着色樹脂のオーバーフェンダーとサイドアンダーガーニッシュを装着。

 

ラゲッジスペースへつながるリアドアは、前モデルと同じく左側が開くようになっており、これまでより大きく開くことで荷物の積み下ろしが楽にできるようになっています。

 

リアドアには、採用車が少なくなりましたが、いざというときにすぐに使えることから悪路走行を最重要とするジムニーには必須の外部スペアタイヤも装着されています。

  

▼スズキ新型ジムニーのデザイン動画

 

スズキ新型ジムニーを前モデルと比較!

▼スズキ・ジムニー(前モデル)

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スズキ新型ジムニーを前モデルと比較すると、イメージを引き継ぎならも変更されたボディラインがわかりやすくなります。

 

前モデルでは、コンパクトさと機能性を表現するデザインとされていましたが、新型ジムニーではタフなオフローダースタイルが重視されています。

 

スズキ新型ジムニーにカスタムパーツスタイルを設定!

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新型ジムニーとジムニーシエラには、カスタムスタイルとして4種類のデザインが用意されています。

 

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カスタムスタイルには、「ヘリテージ」「サバイバル」「オフロード」「リバイバル」用意され、ジムニーの魅力である悪路走破性能や伝統的デザインを楽しむことができるようになっています。

 

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また、定番カスタムパーツのスペアタイヤカバーにも多彩なデザインが用意され、好みにあわせて選択できるようになっています。

 

スズキ新型ジムニーのボディカラーは?(全13色)

▼スズキ新型ジムニー/シエラのモノトーンボディカラー

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▼スズキ新型ジムニー/シエラのモノトーンボディカラー一覧

  • キネティックイエロー(ZZB)
  • シフォンアイボリーメタリック(ZVG)
  • ブリスクブルーメタリック(ZWY)
  • ミディアムグレー(ZVL)
  • ブルーイッシュブラックパール3(ZJ3)
  • ジャングルグリーン(ZZC)
  • シルキーシルバーメタリック(Z2S)
  • ピュアホワイトパール(ZVR)
  • スペリアホワイト(26U)

スズキ新型ジムニーのボディカラーは、ブルー、ホワイト、シルバーの3色のみだった前モデルから大幅に増えた豊富なラインナップが魅力になっています。

 

▼スズキ新型ジムニー/シエラの2トーンボディカラー

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▼スズキ新型ジムニー/シエラの2トーンボディカラー一覧

  • キネティックイエローブラック2トーンルーフ(DG5)
  • シフォンアイボリーメタリックブラック2トーンルーフ(2BW)
  • ブリスクブルーメタリックブラック2トーンルーフ(CZW)
  • キネティックイエローブラックトップ2トーン(DHG)【ジムニー専用】

ブラックのルーフを採用した2トーンカラーも用意され、軽自動車のジムニーではボンネットを黒くしたブラックトップ2トーン仕様も設定されています。

 

普通車のジムニーシエラでは、オーバーフェンダーもブラックとすることでこれまでよりタフなデザインに仕上げられています。

  

スズキ新型ジムニーのボディサイズは?

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▼新型ジムニーのパッケージング解説動画

▼スズキ新型ジムニーのボディサイズ

  • 全長×全幅×全高
    ジムニー:3395×1475×1725mm
    ジムニーシエラ:3550×1645×1730mm
  • ホイールベース:2250mm
  • 車重
    ジムニー:1030kg
    ジムニーシエラ:1070kg
  • 最低地上高
    ジムニー:205mm
    ジムニーシエラ:210mm

スズキ新型ジムニーのボディサイズは、軽自動車規格に対応する必要があることから全長と全幅が維持されていますが、全高が+45mmと高くなっています。

 

全高の変更と角をもったボディデザインにより、室内空間は最大限拡大されました。

 

海外で通常の「ジムニー」として販売される普通車バージョン「ジムニーシエラ」は、前モデル同様に左右輪幅(トレッド)を拡大した専用の車軸が採用されていますが、先代モデルから車体全長を50mm短く、全幅を45mm拡げ、取り回しの良さと高速走行時の安定性が高められています。

 

▼参考:スズキ・ジムニーのボディサイズ(前モデル)

  • 【ジムニー】
    全長×全幅×全高:3395×1475×1680mm
    ホイールベース:2250mm
    室内サイズ:1685×1220×1210mm
    最低地上高:200mm
    車重:980kg
  • 【ジムニーシエラ】
    全長×全幅×全高:3600×1600×1670mm
    ホイールベース:2250mm
    室内サイズ:1685×1220×1210mm
    最低地上高:190mm
    車重:1050kg

 

スズキ新型ジムニーの内装(インテリア)デザイン

▼スズキ新型ジムニー 

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スズキ新型ジムニーの内装は、オフロードなど過酷な環境下での、運転のしやすさや各部の操作性にこだわった、機能に徹したデザインが採用されています。

 

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インストルメントパネルは、車両の姿勢・状況を把握しやすい、水平基調で力強い基本骨格とし、ドアミラー付近の視界を拡大する形状のベルトラインを採用。

 

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メーターは速度計とエンジン回転計のカバーを独立させることで、ちから強い印象とされています。

 

これらのデザイン変更にあわせてステアリングホイールも、タフさを訴える引き締まったデザインに変更されました。

 

スイッチ類などの操作部には、光の反射を抑え小傷が目立ちにくい質感の高いシボが採用されました。

 

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フロントシートフレームは高剛性化、高強度化され、前モデルからシートフレームの幅を70mm拡大することで、上下クッション性能の向上と適正な耐圧分布を確保して乗り心地がアップしています。

 

シートは、前席のヒップポイントを30mm後方に下げながら、前後乗員間距離を40mm拡大して居住性を向上。

 

スクエアなボディー形状とすることで、乗員の頭上、肩まわりの空間を広くして快適性がアップしています。

 

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シフトレバーの下部には、前モデルのマイナーチェンジでスイッチ式に変更され分かりづらいとの声もあった後輪駆動と4輪駆動(LO/HI)の切り替えを、レバー式に戻し配置。

 

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▼新型ジムニーのユーティリティ解説動画

ラゲッジスペースは、テールランプの位置を変更することで1mを超える荷室開口幅を確保したほか、荷室幅は最大1300mmと大きくし、荷室床面をフラットとすることで、よりスペースを無駄なく活用できるように。

 

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リヤシートバック背面と荷室を樹脂化した、防汚タイプラゲッジフロアにより、汚れに強く、荷物の出し入れをスムーズに行えるようになっています。

 

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また、後席シートベルトを脱着式とすることで、後席シートバックを倒した際の床面がすっきりとし、積載性を向上。

 

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荷室の使い勝手を高める、ユーティリティーナットと荷室フック用ナットが設定され、ラゲッジボックスとツールボックスも装備されました。

 

スズキ新型ジムニーのエンジンとスペックは?

▼スズキ新型ジムニー660ccターボエンジン「R06A」

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▼スズキ新型ジムニーのエンジンとスペック

  • 【ジムニー(軽自動車)】
    直列3気筒660ccターボ「R06A型」
    最高出力:64ps/6000rpm
    最大トルク:9.8kgm/3500rpm
  • 【ジムニーシエラ(普通車)】
    直列4気筒1.5L自然吸気「K15B型」
    最高出力:102ps/6000rpm
    最大トルク:13.3kgm/4000rpm
  • トランスミッション:5速MT or 4速AT
  • 駆動方式:パートタイム式4WD

新型ジムニーのパワートレインには、専用チューニングを採用した660ccターボエンジン「R06A型」が搭載されました。

 

ジムニー用の「R06A」エンジンは、圧縮比やロングストロークによる低回転時の太いトルクにより、オフロード走行性能をアップするようにチューニングされています。

 

▼スズキ新型ジムニーシエラ1.5Lガソリンエンジン「K15B」

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コンパクトカー規格になりサイズの大きい新型ジムニーシエラには、これまでの1.3Lエンジンに代え1.5L自然吸気エンジンが搭載され、大幅に走行性能をアップ。

 

軽量・コンパクトで燃費に優れ、排気量アップによる出力向上により走りに力強さとゆとりが確保されました。

 

パワートレインは、動力性能を進化させるほかにも、吸気口の改良やアルミ製オイルパン、専用フライホイール、樹脂製燃料タンクなどにより、被水や雪、飛び石などへの対策を施すことで、タフなオフロードを走行した際にも信頼性がアップしています。

  

組み合わせるトランスミッションには、新型ジムニーとジムニーシエラの両方に前モデルと同じく5MTと4速ATを用意。

 

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駆動方式は伝統のパートタイム4WDを採用し、走行モードは後輪駆動、前後輪の駆動力をロックし高い走破性を持つ4WD、さらにギヤ比を低速にすることで2倍のトルクを発揮し急な坂道も難なく登る4WD LOモードから選択することができます。

 

スズキ新型ジムニーの悪路走行性能、走行システムは?

▼新型ジムニーの対障害角度

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▼新型ジムニーシエラの対障害角度

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▼新型ジムニーの走破性能解説動画

▼新型ジムニーの悪路走破性能

  • アプローチアングル
    ジムニー:41度
    ジムニーシエラ:36度
  • ランプブレークオーバーアングル
    ジムニー:28度
    ジムニーシエラ:28度
  • デパーチャーアングル
    ジムニー:51度
    ジムニーシエラ:50度

新型ジムニーは、悪路走破性能を高めるために設計が煮詰められ、対障害物角度は市販車でトップクラスの数値となっています。 

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▼新型ジムニーの走行システム解説動画

その他、走行システムには、走破性能を高める電子制御の「ブレーキLSDトラクションコントロール」が全車に標準装備されています。

 

ブレーキLSDトラクションコントロールは、4L(低速)モードでの走行時、エンジントルクを落とすことなく、空転した車輪にだけブレーキをかけることでもう一方の車輪の駆動力を確保。

 

ジムニーは伝統的に4輪駆動選択時に前輪と後輪の駆動をロックする「パートタイム4WD」を採用し高い走破性能をもっていますが、唯一の弱点であった対角線上の2輪がスタックし走行できなくなった状況でも、新型ジムニーはブレーキにより駆動力の抜けを防ぐことで、脱出しやすくなっています。

 

また、新型ジムニーでは、坂道発進時に役立つヒルホールドコントロールと、下り坂でブレーキを自動制御することで、車両の加速を抑えるヒルディセントコントロールも標準装備することで、傾斜がある道での安定性も向上。

 

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悪路走行時のステアリングへのキックバックを低減し、高速走行時の振動を減少させるステアリングダンパーを新採用されています。

  

スズキ新型ジムニーの走り&車中泊を試乗動画でチェック!

▼新型ジムニー車中泊テスト

スズキ新型ジムニーは試乗動画が公開され、使い勝手や走りをチェックすることができます。

 

伝統の設計と新しいパッケージや技術により、性能が大幅に進化しています。

 

 

スズキ新型ジムニーの燃費は?

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▼スズキ新型ジムニーの燃費(WLTCモード)

  • 【ジムニー/5速MT】
    複合:16.2km/L
    市街地モード:14.6km/L
    郊外モード:17.5km/L
    高速道路モード:16.5km/L
  • 【ジムニー/4速AT】
    複合:13.2km/L
    市街地モード:11.0km/L
    郊外モード:13.9km/L
    高速道路モード:14.2km/L
  • 【ジムニーシエラ/5速MT】
    複合:15.0km/L
    市街地モード:12.8km/L
    郊外モード:15.8km/L
    高速道路モード:15.9km/L
  • 【ジムニーシエラ/4速AT】
    複合:13.6km/L
    市街地モード:11.2km/L
    郊外モード:14.7km/L
    高速道路モード:14.6km/L

スズキ新型ジムニーの燃費は、より実燃費に近い新燃費規格WLTCモードにて16.2km/Lとなっています。

 

前モデルではJC08モードの5速MT車で最高14.8km/Lとなっていましたが、新型ジムニーではより厳しい数値となるWLTCモードでも燃費がアップしました。

 

▼参考:スズキ・ジムニーの燃費(前モデル/JC08モード値)

  • ジムニー
    5速MT:14.8km/L、4速AT:13.6km/L
  • ジムニーシエラ
    5速MT:13.6km/L、4速AT12.6km/L

  

スズキ新型ジムニーの安全装備は?

▼スズキ デュアルセンサーブレーキサポート

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▼スズキ新型ジムニーの安全技術解説動画

スズキ新型ジムニーの安全装備には、トップクラスの性能を持つ最新安全装備「デュアルセンサーブレーキサポート」が搭載されています。

 

自動ブレーキが一般的になる前から販売されていた前モデルでは対応が難しかった最新安全システムへの対応は、新型ジムニーの大きなアピールポイントになっています。

 

新型ジムニーではその他、運転席、助手席SRSエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグに加えて、SRSカーテンエアバッグを全車に標準装備。

 

車体には、衝撃を効率よく吸収・分散する軽量衝撃吸収ボディー「TECT」、歩行者の頭部・脚部へのダメージを軽減する歩行者傷害軽減ボディーを採用。

 

後席乗員にもシートベルトの装着を促す、後席シートベルトリマインダーも装備されています。 

 

「デュアルセンサーブレーキサポート」とは?

新型ジムニーに搭載される「デュアルセンサーブレーキサポート」は、新型「スイフト」や「ワゴンR」など、先にフルモデルチェンジしている新世代車に搭載されていた安全システムです。

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「デュアルセンサーブレーキサポート」は、フロントガラスに設置されているセンサーとカメラにより、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、ハイビームアシスト、先行車発進お知らせ機能を搭載。

 

さらに、“車両進入禁止”に加え“はみ出し通行禁止”“最高速度”の各標識をメーター内に表示させドライバーに通知する「標識認識機能」が採用されています。

 

▼新型ジムニーの安全機能

  • 軽量衝撃吸収ボディーTECT(テクト)
  • プリテンショナー機構とフォースリミッター機構(シートベルト)
  • SRSエアバッグ
  • 4輪ABS(アンチロックブレークシステム)
  • クラッチスタートシステム(MT車限定)
  • 誤発進抑制機能
  • 車線逸脱警報機能
  • ふらつき警報機能
  • 先行者発進お知らせ機能
  • ハイビームアシスト機能
  • エマージェンシーストップシグナル
  • ESP(車両走行安定補助システム)

  

スズキ新型ジムニーの強化されたラダーフレームとは?

▼スズキ新型ジムニーのラダーフレーム

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スズキ・ジムニーには、初代発売時からラダーフレームと呼ばれる強固なシャシーが採用されています。

 

ラダーフレームは、はしご状のフレームの上にボディが搭載される形式で、車重は重くなってしまうものの強度が高く、乗用車ではトヨタ「ランドクルーザー」やメルセデスベンツ「Gクラス」など、悪路走行性能を重視する高級オフロードSUVが主に採用しています。

 

新型ジムニーではラダーフレームを最新モデルにあわせ性能を強化し、前モデルと比較して1.5倍のねじり剛性を獲得。

 

車体とラダーフレームをつなぐボディーマウントゴムを新設計することで乗り心地を改善し、優れた操縦安定性が実現されています。

 

サスペンションはこれまで同様、左右をつなぐリジット式とすることで、悪路でしっかり駆動力を伝えるトラクション性能が確保されています。

  

リジット式サスペンションとは?

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リジット式サスペンションは、本格派クロスカントリー車やトラックなど、足回りに大きな荷重がかかるクルマに採用されることが多い形式です。


左右独立式と比較すると強度を高めやすく、左右タイヤが棒でつながっているような形のため、悪路走行時に片輪が段差で持ち上がると反対側のタイヤが地面に押し付けられ強いグリップを獲得することができます。


軽トラックでは荷物を積む後輪にのみ採用されていますが、ジムニーでは高い悪路走破性能を獲得するため、前輪にも使用されています。

  

スズキ新型ジムニーの価格、グレードの違いは?

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▼スズキ新型ジムニーの価格

  • ジムニーXG
    5速MT:1,458,000円 、4速AT:1,555,200円
  • ジムニーXL
    5速MT:1,582,200円 、4速AT:1,679,400円
  • ジムニーXC
    5速MT:1,744,200円 、4速AT:1,841,400円

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▼スズキ新型ジムニーシエラの価格

  • ジムニーシエラJL
    5速MT:1,760,400円 、4速AT:1,857,600円
  • ジムニーシエラJC
    5速MT:1,922,400円 、4速AT:2,019,600円

▼スズキ新型ジムニーのグレード・アクセサリー解説動画

スズキ新型ジムニーの価格は、145万8000円からに設定されました。

 

ジムニーの「XG」と「XL」、ジムニーシエラの「JL」グレードにはデュアルセンサーブレーキサポートがオプション設定され、価格は42,120円となります。

 

最上位グレードとなるジムニー「XC」とジムニーシエラ「JC」は、ブレーキサポートを標準装備するほか、アルミホイールやシートヒーター、ハイビームアシスト・ヘッドライトウォッシャーなどを装備。

 

「XC」と「JC」では2トーンカラーも選択でき価格は43,200円、軽自動車版ジムニーにのみ設定されるボンネットも黒になるブラックトップツートンは64,800円とされています。

 

価格をフルモデルチェンジ前モデルと比較すると、安全装備などの大幅な充実から約15万円アップとなっています。

 

▼参考:スズキ・ジムニーの価格(前モデル)

  • ジムニー:129万6000円~162万5400円
  • ジムニーシエラ:166万8600円~177万9840円

▼スズキ新型ジムニーのオプション装備

  • 「スズキ セーフティ サポート」42,120円
    デュアルセンサーブレーキサポート、誤発進抑制機能(4AT車)、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、ハイビームアシスト、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能[車両進入禁止、はみ出し通行禁止、最高速度]、オートライトシステム、ライト自動消灯システム
  • 「ピュアホワイトパール塗装」21,600円
  • 「ブラック2トーンルーフ仕様」43,200円
  • 「ブラックトップ2トーン仕様」(受注生産):64,800円

 

スズキ新型ジムニーの発売日、販売計画、納期は?

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スズキ新型ジムニーとジムニーシエラは、両モデルとも2018年7月5日に発売されました。

 

1年あたりの国内販売目標台数は、ジムニーが15,000台、ジムニーシエラが1,200台とされています。

 

納期はジムニーで最大2年ほど、ジムニーシエラで3年ほどとなっていましたが、2018年8月に増産が正式に決定し、短縮されていく予定です。

 

新型ジムニーは専用開発プラットフォームの開発費を回収するために今後20年間、2038年ほどまでの継続販売が計画されており、その間電気自動車化なども含めたさまざまな改良が検討される予定です。

 

スズキは新型ジムニーを、クロスオーバーの新モデル「クロスビー」など、スズキが得意とするオフロード車と一緒にセールスすることで、人気になっているSUV市場で魅力をアピールしたい考えです。

 

▼スズキ・クロスビー

【スズキ新型クロスビー(XBEE)最新情報】新SUV発売!価格、燃費、スペックは?

  

スズキ・ジムニーを「おさらい」

▼スズキ新型ジムニーの歴史解説動画

▼初代ジムニー(LJ10型)

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スズキ「ジムニー」は、初代が1970年に登場し、定番モデルとしてファンを獲得してきた軽4WD車です。


現行モデルのジムニーは、約20年ぶりのフルモデルチェンジで4代目になっています。

 

初代は、当時の鈴木自動車工業社長であった鈴木修氏が、ホープ自動車が製作した「ON型4WD」というコンパクトな本格オフローダーという車のコンセプトに惚れ込み、製造権を買い取ったことから誕生。

 

▼2代目ジムニー(SJ30型)

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車名は「ジープ型のミニ」という意味から、「Jeep」「Mini」「Tiny(とても小さい
)」をかけ合わせることで作られました。

 

車体には強固なラダ―フレームを採用することで、小さくてもジープ同様の耐久性と悪路走破性能を獲得し、現在は世界的に小型オフローダーの代名詞的存在として知られるようになりました。

 

▼3代目ジムニー(JB23型)

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2018年2月の「横滑り防止装置」義務化により製造が終了した前モデルの3代目は、1998年10月から20年近く販売。

 

近年増加傾向にある自然災害では、他のクルマが走行できない細く、状況がわるい道をこえた場所にも到達できるクルマとして再注目されるようになりました。

 

足回りは左右タイヤがつながっている「リジットアクスル」で常にタイヤがしっかり接地する構造のため雪道にも強く、スタックしてしまった大型トラックを小さいジムニーが牽引する動画は大きな話題になりました。

  

新型ジムニーでは無骨な中にもデザイン性をプラスし、スタイルもアピールされます。

 

新型ジムニーについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!

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