マツダが、2シーターオープンモデルのマツダロードスターと、ハードトップモデルのマツダロードスターRFの現行モデル初めての改良を発表しました。
期間限定のロードスターレッドトップも設定されるマツダ新型ロードスターについて、価格や装備、スペックなどをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】マツダND型ロードスターが初めての商品改良!
- マツダ新型ロードスターの【主な変更点まとめ】
- マツダ新型ロードスターの外装(エクステリア)デザイン
- マツダ新型ロードスターの内装(インテリア)デザイン
- マツダ新型ロードスターのエンジンスペックと走行性能
- マツダ新型ロードスターの燃費
- マツダ新型ロードスターの安全装備は?
- ND型初の特別仕様車ロードスターレッドトップ発売!
- マツダ新型ロードスターの価格は?
- マツダロードスターを「おさらい」
【最新情報】マツダND型ロードスターが初めての商品改良!
▼マツダロードスターRF
マツダは2017年11月10日、現行モデルのロードスターで初めてとなる商品改良を発表しました。
4代目ND型のマツダロードスターは2015年に発売され、その後独自のハードトップ機構を持つロードスターRFが追加されていました。
新型ロードスターでは、その2モデルの魅力を伸ばすとともに、期間限定の特別仕様車が設定されています。
マツダ新型ロードスターの【主な変更点まとめ】
▼マツダ新型ロードスターの主な変更点
- ロードスターとロードスターRFの両モデルのボディカラーに「ソウルレッドクリスタルメタリック」「スノーフレイクホワイトパールマイカ」「エターナルブルーマイカ」の3色を新設定
- 先進安全技術「i-ACTIVSENSE」に「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」を新採用
- リアコンソールボックス(キー付)の内部床面に遮音マットを追加し、小物類の転がり音を低減
- サンバイザーに表皮巻きタイプを設定するなど装備の質感を向上
- 布シートにシートヒーターを設定してオープン走行時の快適性を向上
- ソフトトップモデルのロードスターのボディカラーに「マシーングレープレミアムメタリック」を新設定するとともに、リアサスペンションやステアリングフィールを改良して走りの質感を高め、静粛性を向上。タコメーターにLEDを追加
- 4代目ロードスターで初めてとなる特別仕様車のレッド・トップを設定。注文を2018年3月31日まで受け付け
マツダ新型ロードスターの外装(エクステリア)デザイン
▼マツダロードスター(ボディカラー:ソウルレッドクリスタルメタリック)
▼マツダロードスター(ボディカラー:スノーフレイクホワイトパールマイカ)
▼マツダロードスター(ボディカラー:エターナルブルーマイカ)
▼マツダロードスター(ボディカラー:マシーングレープレミアムメタリック)
新型ロードスターの外装では、ボディカラーに下記の新色が採用されました。
- ロードスター&ロードスターRF共通
・ソウルレッドクリスタルメタリック
・スノーフレイクホワイトパールマイカ
・エターナルブルーマイカ - ロードスターのみ
・マシーングレープレミアムメタリック
今回の改良で、マツダの他モデルにも追加されていた人気カラーが選択できるようになりました。
加えてソフトトップのロードスターでは、ハードトップのロードスターRF登場に設定されていた、機械的質感をもった深みのあるグレー「マシーングレープレミアムメタリック」が設定されています。
マツダ新型ロードスターの内装(インテリア)デザイン
新型ロードスターの内装では、キーが付いておりオープン状態のままクルマから離れる際にも安心できるリアコンソールボックスの内部床面に遮音マットが追加され、小物を収納したときの転がり音が低減されました。
加えて、サンバイザーに表皮巻きタイプを設定することで質感を向上。
布シートにはシートヒーターが設定され、オープン走行時の快適性もアップしました。
マツダ新型ロードスターのエンジンスペックと走行性能
▼マツダロードスターのボディサイズとパワートレインスペック
- 全長×全幅×全高:3915×1735×1235mm(ロードスターRFは全高+10mm)
- ホイールベース:2310mm
- エンジン
・ロードスター(ソフトトップ)
エンジン:直列4気筒 1.5L「SKYACTIV-G 1.5」
最高出力:131ps/7000rpm
最大トルク:15.3kgm/4800rpm
・ロードスターRF(ハードトップ)
エンジン:直列4気筒 2L「SKYACTIV-G 2.0」
最高出力:158ps/6000rpm
最大トルク:20.4kgm/4600rpm - トランスミッション:6速MT or 6速AT
- 車重
ロードスター:990kg
ロードスターRF:1100kg - 駆動方式:FR
マツダロードスターのソフトトップモデルには、1.5Lエンジンが搭載されています。
ファストバックスタイルを持ち、ソフトトップからは100kgほど車重が増加するロードスターRFには、ハードトップの導入前は海外仕様にのみ搭載されていた2Lエンジンが採用されています。
▼マツダロードスター1.5Lエンジンと2Lエンジンの比較
1.5Lと海外版2Lの差は!?マツダ ロードスター 試乗動画
改良ではロードスターRFでの経験から、ソフトトップモデルのリアサスペンションやステアリングフィールが改良され、走りの質感と静粛性が向上しています。
▼ロードスターRF
マツダ新型ロードスターの燃費
マツダND型ロードスターの燃費は以下の通りです。
- ロードスター(ソフトトップ&1.5Lエンジン):18.8km/L
- ロードスターRF(ハードトップ&2Lエンジン):15.6km/L
マツダロードスターの燃費は、100kg軽量で排気量が500cc小さいソフトトップモデルが3.2km/L低燃費になっています。
トランスミッションでは6速MTモデルの燃費が良く、6速ATモデルでは0.2km/L燃費値が低くなります。
マツダ新型ロードスターの安全装備は?
▼マツダi-ACTIVSENSEのアダプティブLEDヘッドライト
マツダ新型ロードスターでは、先進安全技術のi-ACTIVSENSEに「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」が新採用されました。
アダプティブLEDヘッドライトは、左右各12ブロックのLEDを個別に自動点灯・消灯することで面倒な操作なしに夜間の視認性を高め、ドライバーの危険認知をサポートする技術になっています。
ND型初の特別仕様車ロードスターレッドトップ発売!
▼ロードスターレッドトップ
新型マツダロードスターでは、4代目のND型ロードスターで初めてとなる特別仕様車のレッド・トップ(RED TOP)が設定され、2018年3月31日までの期間限定で販売されます。
ロードスターレッド・トップは、これまでブラックのみが設定されていたソフトトップに、ダークチェリー色が新採用されました。
ドアミラーはボディ同色を設定することでボディカラーとダークチェリーソフトトップのコントラストを強調。
また、高輝度塗装の16インチアルミホイールを装着して特別感を演出。内装色に赤褐色のオーバーンを設定するとともに、シート表皮にはナッパレザーを用いて華やかさと上質さが高められています。
11月10日~2018年3月31日の期間中には、マツダR&Dセンター横浜の1階ロビーと、マツダブランドスペース大阪で、ロードスターレッド・トップが展示されます。
マツダ新型ロードスターの価格は?
▼ロードスターRF
▼マツダロードスターのグレードと価格
- ロードスターS
6速MT:2,494,800円 - ロードスターNR-A
6速MT:2,646,000円 - ロードスターS Special Package
6速MT:2,700,000円、6速AT:2,808,000円 - ロードスターS Leather Package
6速MT:3,045,600円、6速AT:3,153,600円 - ロードスターRS
6速MT:3,207,600円 - 期間限定特別仕様車ロードスターレッド・トップ
6速MT:3,045,600円、6速AT 3,153,600円
▼マツダロードスターRFのグレードと価格
- ロードスターRF S
6速MT:3,250,800円、6速AT:3,272,400円 - ロードスターRF VS
6速MT:3,585,600円、6速AT:3,607,200円 - ロードスターRF RS
6速MT:3,747,600円
マツダ新型ロードスターには、特別仕様車のレッド・トップが設定され、2018年3月31日までの期間限定で販売されます。
マツダはエンジンなどを改良する次期マイナーチェンジモデルの開発も進行してます。
▼マツダ次期型ロードスター
【マツダ新型ロードスターND型最新情報】マイナーチェンジ!ハードトップRFや発売日、価格、スペックは?
マツダロードスターを「おさらい」
▼マツダロードスター(ボディカラー:クラシックレッド)
マツダロードスター(Roadster)は、マツダが製造・販売するオープンタイプのスポーツカーです。
初代NA型は1989年5月にアメリカで発売され、日本国内でも同年8月に先行予約を開始し、9月1日に発売。
当初は、マツダの5チャンネル販売体制から「ユーノス・ロードスター」 の名称で販売。
1998年1月に初のフルモデルチェンジを受け2代目のNB型に変更。日本での販売名称が「マツダ・ロードスター」に変更されました。
2000年には生産累計53万1,890台を達成し、「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネスブックにも認定。
2005年には3代目NC型が登場し、新たに電動格納式ハードトップを備え、現在のロードスターRFにつながるモデルに。
2015年には約10年ぶりのフルモデルチェンジで現行型の4代目ND型が登場し、増加し続けていた車重が1トン未満まで軽量化され評判になりました。
海外でもマツダ・MX-5(Mazda MX-5)のモデル名で販売され、ライトウェイトオープンスポーツカーの代名詞的存在になっています。