ホンダがコンパクトミニバンであるフリードとフリードプラスの改良を発表しました。
期待されていたスポーツモデルとなる新型フリードモデューロXも追加された改良について、性能や価格などの詳細をご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ホンダ新型フリード モデューロXを発売!
- ホンダ新型フリードの【主な変更点まとめ】
- ホンダ新型フリード モデューロXのデザイン、専用装備は?
- ホンダ新型フリードの外装(エクステリア)デザイン
- ホンダ新型フリードの内装(インテリア)デザイン
- ホンダ新型フリードのパワートレインとスペック
- ホンダ新型フリードの燃費
- ホンダ新型フリードの安全装備は?
- ホンダ新型フリード、フリードモデューロXの価格は?
- ホンダ新型フリードの発売日は?
- ホンダフリードを「おさらい」
【最新情報】ホンダ新型フリード モデューロXを発売!
▼新型フリードモデューロXの画像
ホンダが改良を行うフリード(FREED)に追加する新モデル、新型フリードモデューロX(ModuloX)を発表しました。
フリードモデューロXは、2017年1月に開催された東京オートサロン2017でコンセプトモデルが公開されていたスポーツモデルで、N-ONEやステップワゴンなどに続いての設定になります。
新型フリードとフリードプラスではあわせて、小規模な改良も行われました。
ホンダ新型フリードの【主な変更点まとめ】
▼ホンダ新型フリードの変更点まとめ
- スポーツモデルとしてフリードモデューロXを追加ラインナップ
- ベースモデルのボディカラーにフォレストグリーン・パールとプレミアムクリスタルレッド・メタリックを設定
ホンダ新型フリード モデューロXのデザイン、専用装備は?
▼フリードモデューロXの画像
ホンダ新型フリードモデューロXには、「エモーショナル ツアラー」をコンセプトに専用開発されたパーツが採用されました。
テストは、ホンダが北海道に持つ厳しい走行条件も設定可能な鷹栖プルービンググラウンドや一般道を舞台に行なわれ、専用開発のサスペンションや空力性能を高めるエアロパーツを装着し、Moduloブランドが培ってきた「上質でしなやかな走り」を実現。
とくに空力性能にこだわり、旋回性能の向上を目的に空気がスムーズに剥離するようにデザインされたフロントエアロバンパーや、左右タイヤに近い部分を3次元的に立たせたリアロアスカートが採用されています。
また、フロントグリルの形状をハニカム構造にして車体下により空気が流れるようにし、フラット形状のアンダーカバー、フロントエアロバンパー下部の1本のエアロガイドフィン、センター付近をフラットにしたリアロアスカートの採用によって4輪の接地バランスを最適化。
高速道路や横風の強いシチュエーションでの直進安定性が高められました。
サスペンションには、専用セッティングのショーワ製サスペンションを採用しディスク/リムの剛性比、ハブ面の剛性の最適化を図った15インチアルミホイールを装着することで、コーナリング性能を向上しながらしなやかな乗り味に。
インテリアはブラック&モカカラーとされ、ピアノブラック調のインテリアパネルを採用して上質感をアップ。
また、専用オープニング画面を採用する9インチのプレミアムインターナビ、ドライブレコーダー(ナビ連動タイプ/駐車時録画機能付)、USBジャックがセットになるナビゲーションシステム装着車(価格:21万9240円)も設定されています。
ボディカラーには、ホワイト、ブラック、ブルーの3色を用意。
パワートレインは、ガソリンとハイブリッドの両方が設定され、駆動方式はFFのみ。シートレイアウトは6人乗りと7人乗りから選択できます。
▼ホンダ新型フリード モデューロXの専用装備
エクステリア
- 専用フロントグリル
- 専用フロントエアロバンパー
- 専用サスペンション
- 専用15インチアルミホイール
- 専用LEDフォグライト
- 専用フロントビームライト
- 専用ドアミラー(プレミアムスパークルブラック・パール)
- 専用リアロアスカート
- 専用リアエンブレム(Modulo X)
- 専用サイドロアスカート
- テールゲートスポイラー
インテリア
- インパネミドルエリア(ピアノブラック調)
- 専用本革ステアリングホイール(ディンプルレザー&スムースレザー/ピアノブラック調)
- 専用ブラック&モカ コンビシート(プライムスムース×ファブリック/Modulo Xロゴ入り)
- 専用フロアカーペットマット(プレミアムタイプ/Modulo Xアルミ製エンブレム付)
- ETC2.0車載器(ナビ連動タイプ)
ボディカラー
- ホワイトオーキッド・パール
- プレミアムスパークルブラック・パール
- コバルトブルー・パール
ホンダ新型フリードの外装(エクステリア)デザイン
▼ホンダフリードとフリードプラスのガソリンモデルの画像
▼ホンダフリードとフリードプラスのハイブリッドモデルの画像
新型フリードの外装は、2016年9月に採用されていた新ブランドデザインが維持されます。
しかしボディカラーは見直され、クリスタルブラック・パールとプレミアムディープロッソ・パールの販売を終了。
かわりに、新色として明るいフォレストグリーン・パールとプレミアムクリスタルレッド・メタリックが設定されました。
▼ホンダ フリード
▼ホンダ フリードプラス
3列シートのフリードと2列シートで荷室を重視したフリードプラスのスタイルの違いは、フリードプラスではリアドアにバンパーが一体化されていることで、大きく開くようになっています。
▼ホンダフリードのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4265×1695×1710mm
- ホイールベース:2740mm
ホンダ新型フリードの内装(インテリア)デザイン
▼ホンダフリード
フリードの内装は、3列シート仕様の標準モデルと2列シートのフリードプラスで、違う使い勝手に仕上げられています。
3列シートのフリードは7人乗りと6人乗りから選択することが可能に。
▼ホンダフリードプラス
フリードプラスでは2列シートとなりますが、ラゲッジを2段にわけて大きく使えるようになり、2列目シートをフラットに収納することで車中泊も可能な空間が確保できるように。
純正のホンダインターナビはAppleの「CarPlay」に対応することで、スマートフォンとの連携もしやすくなっています。
ホンダ新型フリードのパワートレインとスペック
▼フリードハイブリッドのパワートレインとスペック
- 直列4気筒1.5L「i-VTEC」+電気モーター「SPORT HYBRID i-DCD」
- 最高出力:110ps/6000rpm
- 最大トルク:13.7kgn/5000rpm
- モーター最高出力:29.5ps/1313-2000rpm
- モーター最大トルク:16.3kgm/0-1313rpm
- トランスミッション:7速デュアルクラッチ式
- 駆動方式:FF or 4WD
▼フリード(ガソリンモデル)のパワートレインとスペック
- 直列4気筒1.5L「i-VTEC」
- 最高出力:131ps/6600rpm
- 最大トルク:15.8kgm/4600rpm
- トランスミッション:CVT
- 駆動方式:FF or 4WD
ホンダ新型フリードには、1.5Lガソリンをベースに、電気モーターをプラスしたハイブリッドモデルがラインナップされています。
どちらでも駆動方式はFFと4WDから選択することができ、乗員はフリードプラスの5人乗りから、フリードでは6人乗りと7人乗りを用意。
ボディは、現行モデルでハイテン材の使用率を30%から40%に高め、全体の剛性を22%、リアバンパーまわりのねじり剛性を28%向上。
フロントスタビライザーの剛性を20%高め、リアサスペンションのトーションビーム形状を見直し単体でのねじり剛性が2倍にアップされました。
リアサスペンションは、動きの支点となるコンプライアンスブッシュに液封タイプを採用することで力がかかり変形する際、ブッシュ内オイルが移動することにより減衰力が発生、乗り心地を改善。
ステアリングギヤレシオも10%クイック化することで、ロールするときの重心高も8mm低減しています。
ホンダ新型フリードの燃費
▼ホンダ・フリードの燃費
- ガソリンモデル
フリード(6人/7人乗り)&フリードプラス:FF 19.0km/L、4WD 17.6km/L - ハイブリッドモデル
フリード(6人乗り)&フリードプラス:FF 27.2km/L、4WD 25.2km/L
フリード(7人乗り):FF 26.6km/L
ホンダ・フリードの燃費はハイブリッドモデルで最高27.2km/Lとなっており、ガソリンモデルでは19.0km/Lとなります。
ハイブリッドモデルはFF駆動のみに7人乗りが設定されることで、0.6km/Lの差ができています。
ホンダ新型フリードの安全装備は?
ホンダ・フリードの安全装備には、先進運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」が採用され、同システム名がつくグレードに標準装備されています。
システムにはホンダインターナビの追加機能として、道路に設置された複数の信号予定情報などを使い、「信号通過支援」「赤信号減速支援」「発進遅れ防止支援」といった情報を画面に表示する「信号情報活用運転支援システム」も用意されています。
▼ホンダセンシング機能
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- 誤発進抑制機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- LKAS(車線維持支援システム)
- 先行車発信お知らせ機能
- 標識認識機能
ホンダ新型フリード、フリードモデューロXの価格は?
▼ホンダフリードとフリードプラスの価格
- フリード:188万円~272万8200円
- フリード+:190万円~274万8200円
- フリードモデューロX
・ガソリンモデル
6人乗り:2,830,680円、7人乗り:2,852,280円
・ハイブリッドモデル
6人乗り:3,130,920円、7人乗り 3,152,520円
新型フリードの追加モデルとなるフリードモデューロXは、ベースグレードの「G・Honda SENSING」から73万円高価に設定され、フリードの最上級モデルになりました。
ホンダ新型フリードの発売日は?
ホンダ新型フリードは12月14日に発表され、発売日は12月15日になりました。
販売が増える1月~3月の主力モデルになりそうです。
▼ホンダ・フリード マイナーチェンジ
【ホンダ新型フリード最新情報】マイナーチェンジ!発売日や価格、ハイブリッド燃費、モデューロX/フリードプラスは?
ホンダフリードを「おさらい」
▼ホンダ・フリード(初代)
ホンダ・フリード(Freed)は、初代が2008年に登場したコンパクトミニバンです。
以前販売されていたモビリオの後継車として開発され、ミドルサイズミニバンでは大きいと感じるユーザーに向けて製作。初代のキャッチフレーズには「This is サイコーに ちょうどいい Honda!」が採用されました。
コンパクトカーのフィットと基礎を共有していることでハイブリッドモデルも用意されるほか、広い室内をアクティブに使いたいユーザーにむけて5人乗り仕様のフリードスパイクも設定されました。
2016年に登場した現行モデルの2代目では、「知るほど!乗るほど!フリード!」をキャッチフレーズに、最新のパワートレインや大幅に剛性をあげたボディにより乗り心地や環境性能をアップ。
フリードスパイクは、人気軽自動車になったN-BOX+にあわせて、フリード+という新しいモデル名を採用。
2列目シートをフルフラットに収納できるようにすることで、セミダブルサイズのマットレスを敷き、快適に車中泊を行うことも可能になりました。