マツダがロータリースポーツ新型RX-9の発売に向け開発を進めています。
RX-8以来のマツダを代表するスポーツモデルとなる新型RX-9について、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】SKYACTIV-R!マツダ「新型RX-9」設定!
- マツダ新型RX-9の【主な変更点まとめ】
- 流麗!マツダ新型RX-9の外装(エクステリア)デザインは?
- 走り重視!マツダ新型RX-9のボディサイズは?
- 空力UP!マツダ新型RX-9にアクティブリアスポイラー採用!
- 上質!マツダ新型RX-9の内装(インテリア)デザイン
- パワフル!マツダ新型RX-9のエンジンとスペックは?
- 進化!マツダSKYACTIV-Rエンジンの特徴とこれまでとの違いは?
- 改善!マツダ新型RX-9の燃費は?
- アップ!マツダ新型RX-9の価格は?
- いつ?マツダ新型RX-9の発売日は?
【最新情報】SKYACTIV-R!マツダ「新型RX-9」設定!
▼マツダ新型RX-9のテスト車両(外装はRX-8)
マツダが、新型RX-9の発売を予定しています。
マツダRX-9は、RX-8の販売終了から姿を消しているマツダを代表するロータリーエンジンを搭載するモデルです。
ドイツニュルブルクリンクで撮影されたテスト車両は、前モデルのRX-8の外装を使用しエンブレムもついたままになっていますが、大型のラジエーターが搭載されており、より多くの冷却用の空気を必要としていることがわかります。
マツダはテストを継続しており、今後新型RX-9の心臓になる最新ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」の性能を煮詰めていくことになると見られています。
マツダ新型RX-9の【主な変更点まとめ】
▼マツダ RX-VISION
▼マツダ新型RX-9の変更点
- 東京モーターショー2015に出展されていたコンセプトカー「マツダ RX-VISION」譲りのボディデザインを採用
- 開発が継続されていた新型ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」を搭載し、400馬力を出力
- 車格をアップし、スーパースポーツとして販売
流麗!マツダ新型RX-9の外装(エクステリア)デザインは?
▼マツダ RX-VISION
マツダ新型RX-9の外装は、東京モーターショー2015で公開されていたRX-VISIONコンセプトをベースに製作されます。
RX-VISIONは、マツダのブランドデザインになっている「魂動」を採用した上位スポーツカーとして製作され、サイズが小さいロータリーエンジンを搭載するものの、より優雅なスタイルとするためにロングノーズに。
乗員はリアタイヤのすぐ前に配置されるようになっています。
▼マツダ RX-VISIONの動画
走り重視!マツダ新型RX-9のボディサイズは?
▼RX-VISIONコンセプトのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4389×1925×1160mm
- ホイールベース:2700mm
- 参考
・RX-8
全長×全幅×全高:4435×1770×1340mm
ホイールベース:2700mm
マツダ新型RX-9のボディサイズは、前モデルのRX-8より全幅以外は小型化されます。
ホイールベースも同じ長さとなっており、高まるエンジン出力により軽快な走りに仕上げられます。
空力UP!マツダ新型RX-9にアクティブリアスポイラー採用!
▼マツダ特許申請画像
マツダが新型RX-9に搭載するとみられる、新型リアスポイラーの特許を申請していることが判明しています。
申請されたリアスポイラーは、リア側のランプの上部を覆うように配置され動かすことができ、高速度域ではリアのスタイルを変化させながらダウンフォースを獲得します。
このシステムは上級スポーツカーとしての新型RX-9の走行性能をあげ、同時に独自のデザイン性をプラスする装備になります。
上質!マツダ新型RX-9の内装(インテリア)デザイン
▼マツダ RX-VISION
マツダ新型RX-9の内装は、外装と同じくRX-VISIONでプレビューされており、RX-7やRX-8といった前モデルと違い、2シータースポーツカーとなります。
デザインは人気になっているマツダの他モデル同様に上質な仕上げとなり、操作系もドライバーに使いやすく集約され、ブランドの大きなセールスポイントになっている走りの楽しさが追求されます。
パワフル!マツダ新型RX-9のエンジンとスペックは?
▼ロータリーエンジンの動作解説動画
▼マツダ新型RX-9のエンジンとスペック
- エンジン:ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」(800cc×2ローター+ターボ)
- 最高出力:400馬力
- 車重:1300kg
- トランスミッション:7速MT
- 駆動方式:FR
新型RX-9には、マツダの最新ロータリーエンジン「SKYACTIV-R(スカイアクティブ・アール)」が搭載されます。
マツダはRX-8の販売終了後もロータリーエンジンの開発を進めていることを公式に発表しており、「SKYACTIV-R」はこれまでロータリーエンジンの弱点になっていた、低速域のトルク不足と環境性能を解決したエンジンに。
出力は400馬力と見られ、車重1300kgほどになる車体を後輪駆動で軽快に走行させることが可能になります。
進化!マツダSKYACTIV-Rエンジンの特徴とこれまでとの違いは?
▼マツダSKYACTIV-Rエンジン関連の特許画像
新型RX-9に搭載されるマツダの最新ロータリーエンジン「SKYACTIV-R(スカイアクティブ・アール)」は、RX-8に搭載された「RENESIS(16X型)」ロータリーエンジンをベースに開発されています。
関連した特許も継続して申請されており、新型RX-9はロングノーズとなることで3ローターや4ローターの搭載も噂されましたが、部品数と駆動ロスは比例して増えることから、現在は2ローターで開発を進行。
圧縮を担当するローターの動き「トロコイド形状」を見直すことで、レシプロエンジンでいうロングストローク化を実施した「RENESIS(16X型)」ロータリーエンジンと同じ排気量としながら、エンジンは機能を180度回転させた設計に。
これにより、サイド排気ポートがエンジンの下側から上側に移動。ターボチャージャーをエンジンの上に配置することで配管を短縮し、エンジンのレスポンスが高められます。
低速トルクをアップするターボチャージャーには、電気モーターで駆動する電動ターボを採用するとの見方もありましたが、特許からは排気ガスを利用した通常のターボで開発されていることがわかっています。
新型ロータリーエンジンの特許では”冷却”も注目されており、レシプロエンジンのピストンより差が大きくなるローターの温度分布を、新しい冷却バルブなどにより適正化することで環境性能をあげると見られています。
改善!マツダ新型RX-9の燃費は?
新型RX-9は、エンジンの特許申請内容から、ロータリーエンジン特有のフィーリングを楽しむことができるように電気モーターによる駆動は考えられていないことがわかり、エンジン本体の環境性能の改善が注目されています。
マツダは海外メディアの取材に対し、「(前モデルのRX-8の燃費である)10km/Lほどでは不足」との考えを示していることから、大幅に更新することを目標としていることがわかっています。
アップ!マツダ新型RX-9の価格は?
▼マツダ新型RX-9の価格
- 800万円~1000万円
マツダ新型RX-9の価格は、近年の上級スポーツカー人気にあわせ高価格化され、800万円~1000万円に設定されると見られています。
これは260万円から販売されていた前モデルのRX-8の3倍以上となる価格設定ですが、スーパースポーツとしては軽量な車体に小型のロータリーエンジンを組み合わせた独自性がセールスされます。
いつ?マツダ新型RX-9の発売日は?
マツダ新型RX-9の発売日は、2024年が予定されています。
RX-9の前には、新型ロータリーエンジンを発電機として搭載し環境性能を追求するレンジエクステンダー電気自動車が登場し、ロータリースポーツ車復活はその後”満を持して”となります。
新型マツダRX-9については今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!