日本の2大カー・オブ・ザ・イヤーの1つ、「日本カーオブザイヤー2017−2018」の最終選考結果が発表されました。
この記事では、選出によりさらに注目される受賞車をご紹介します。
▼この記事の目次
- 日本カーオブザイヤーとは?歴代受賞車は
- 2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーはボルボXC60!
- 2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー「イノベーション部門賞」はトヨタ・プリウスPHV
- 2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー「エモーショナル部門賞」はレクサスLC
- 2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー「スモールモビリティ部門賞」はホンダN-BOXとN-BOXカスタム
- 2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカーと最終選考での得点は?
日本カーオブザイヤーとは?歴代受賞車は
日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)は、RJCカー・オブ・ザ・イヤーと並び、日本における二大カー・オブ・ザ・イヤーの1つです。
▼RJCカーオブザイヤーの結果はこちら
1980年(昭和55年)から始まり、今回の2017年で38回目となります。
特徴は、選考委員に元レーサーや自動車ジャーナリストが多いことから、自動車メーカー出身者が多く技術や使いやすさが高評価になりやすいRJCカーオブザイヤーより、走りが評価されやすいと言われています。
歴代受賞車は、昨年がスバル・インプレッサ、その前にマツダ・デミオが選出されていました。
▼日本カーオブザイヤー歴代受賞車
2016-2017日本カーオブザイヤーはスバル「インプレッサ」!プリウスは2位に
2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーはボルボXC60!
▼ボルボXC60
2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーで最高点を獲得したクルマに送られるイヤーカーには、ボルボのミドルサイズSUV「XC60」が選出されました。
なお、カーオブザイヤーに輸入車が選出されたため、今年のインポート・カー・オブ・ザ・イヤーは未選出となっています。
ボルボXC60は、2008年の初代発売から連続してボルボのベストセラーとなっていたモデルで、フルモデルチェンジにより2Lガソリンやディーゼル、プラグインハイブリッドなどの最新パワートレインを採用。
ボルボがこだわりを持つ最新安全システムも搭載され、上級SUVとしての評判をアップしていました。
ボルボは今年発表された2018年次RJCカーオブザイヤーの輸入車部門でフラッグシップワゴンのV90が選出されており、今年2つのカーオブザイヤーを獲得しました。
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2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー「イノベーション部門賞」はトヨタ・プリウスPHV
革新的なアイディアや技術を搭載したクルマに贈られる2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー「イノベーション部門賞」には、トヨタ「プリウスPHV」が選出されました。
プリウスPHVは、フルモデルチェンジしていた「プリウス」をベースにしたプラグインハイブリッドモデルとして製作。
充電した電力で走行ができるほか、ルーフに搭載した大型ソーラーパネルにより太陽光発電を行い、電力を駆動用バッテリーや12Vバッテリーへ供給することも可能に。
EV航続可能距離は68.2kmまで延長されていました。
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2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー「エモーショナル部門賞」はレクサスLC
魅力的なデザインやドライブフィールを持つクルマに贈られる2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー「エモーショナル部門賞」には、レクサス「LC」が選出されました。
レクサスLCは、これまでRCを最上位にしていたレクサスの新たなフラッグシップクーペとして製作されました。
パワートレインは、V型8気筒5Lのガソリン、新型ハイブリッドシステム「マルチステージハイブリッド」から選択ができ、魅力的な走りとデザインが楽しめるモデルに仕上げられました。
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2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー「スモールモビリティ部門賞」はホンダN-BOXとN-BOXカスタム
軽自動車や小型モビリティから選ばれる2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー「スモールモビリティ部門賞」には、ホンダ「N-BOX」「N-BOXカスタム」が選出されました。
大人気軽自動車のフルモデルチェンジモデルとして登場した新型N-BOXは、大きく動かすことができる助手席スーパースライドシートなどを採用し、評判のよかった大きな室内空間の使い勝手をさらにアップ。
パワートレインには、軽自動車で初めてVTECエンジンが採用され、安全装備も全車にHonda SENSINGを標準装備することで大きくあげていました。
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2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカーと最終選考での得点は?
2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーは、最終選考が行われた2017年12月11日の前の11月8日に、「決勝進出」となる「10ベストカー」の選考が行われていました。
これは2016年の11月から2017年の10月末日までに登場した国産車と輸入車のノミネート車から10台を選ぶものとなっており、最終選考での得点は以下の通りです。
なお、今年は日産とスバルが不正検査問題により、RJCおよび日本カーオブザイヤーの選考を辞退しています。
▼日本カーオブザイヤー2017−2018「10ベストカー」と最終選考の得点
- スズキ・スイフトシリーズ:210点
- トヨタ・カムリ:232点
- レクサス・LC:115点
- ホンダ・N-BOX/N-BOXカスタム:189点
- マツダ・CX-5:83点
- アルファロメオ・ジュリア:89点
- BMW・5シリーズセダン/ツーリング:242点
- シトロエン・C3:35点
- ボルボ・XC60:294点
- フォルクスワーゲン・ティグアン:11点