BMWが、ブランド最小のモデルとして販売している1シリーズのフルモデルチェンジに向け開発を進行しています。
大幅な変更により使いやすさをアップする新型1シリーズについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】BMW新型1シリーズがフルモデルチェンジへ!最新スクープ画像入手
- BMW新型1シリーズの【主な変更点まとめ】
- BMW新型1シリーズの外装(エクステリア)デザインは?予想CG画像も
- BMW新型1シリーズのボディサイズは?
- BMW新型1シリーズの内装(インテリア)デザイン
- BMW新型1シリーズのエンジンとスペックは?
- BMW新型1シリーズにPHV(プラグインハイブリッド)を搭載!
- BMW新型1シリーズの走りは?ニュルブルクリンク走行スクープ動画
- BMW新型1シリーズの燃費は?
- BMW新型1シリーズの価格は?
- BMW新型1シリーズの発売日は?
- BMW1シリーズを「おさらい」
【最新情報】BMW新型1シリーズがフルモデルチェンジへ!最新スクープ画像入手
▼BMW新型1シリーズのテスト車両の画像
BMWが、ブランドのコンパクトカーである1シリーズのフルモデルチェンジモデルの開発を進行しています。
BMW1シリーズは、小さいボディサイズながらも走行性能をアピールするBMWブランドらしい走りを楽しむことができるモデルとして人気になっています。
新型BMW1シリーズでは、より実用性を向上することで幅広いユーザーにアピールするコンパクトカーに変更されます。
▼BMW新型1シリーズのテスト車両の動画
BMW新型1シリーズの【主な変更点まとめ】
▼BMW新型1シリーズの変更点
- FRレイアウトからFFレイアウトに変更することで、室内空間を拡大
- 5ドアモデルのみを設定し、ボディサイズを延長
- 最新のBMWブランドデザインにより、迫力ある表情に
BMW新型1シリーズの外装(エクステリア)デザインは?予想CG画像も
▼BMW新型1シリーズの予想CG画像
BMW新型1シリーズの外装は、ブランドデザインであるキドニーグリルを拡大し、より押し出し感のあるフロントフェイスに仕上げられます。
ボディタイプにはこれまで3ドアと5ドアが用意されていましたが、3ドアモデルの販売が極少数になっていることから廃止され、新型1シリーズでは5ドアモデルのみがラインナップされます。
▼BMW新型1シリーズのスクープ画像
最新のスクープ画像からは、駆動レイアウトがコンパクトカーでは珍しかったFRレイアウトからFFレイアウトに変更されることでエンジンルームがコンパクトになり、キャビンが前に大きくなっていることがわかります。
▼BMW新型1シリーズのスクープ動画
BMW新型1シリーズを現行モデルと比較!
▼BMW1シリーズ(現行モデル)
BMW新型1シリーズを現行モデルと比較すると、ノーズが大幅に短縮されていることがわかります。
現行モデルは後輪駆動になっていたことで、ハイパフォーマンスモデルに搭載される直列6気筒エンジンを縦置きするための大きなエンジンルームが必要になっていました。
しかし、新型1シリーズではFFレイアウトになることで車体に対して横置きすることができ、エンジンルームを小型化することが可能になっています。
BMW新型1シリーズのボディサイズは?
BMW新型1シリーズのボディサイズは、現行モデルから若干拡大されるとみられています。
BMW1シリーズはブランドのコンパクトカーとして販売されていますが、欧州Cセグメントにあたり、フォルクスワーゲン・ゴルフやメルセデス・ベンツAクラスがライバルになります。
新型1シリーズではFFレイアウトになることで室内空間が大きくしながら、プレミアムブランドとしてさらなる余裕を持つためにボディサイズも調整されることになります。
▼参考:BMW1シリーズのボディサイズ(現行モデル)
- 全長×全幅×全高:4,340x1,765x1,440mm
- ホイールベース:2,690mm
- 車重:1,380kg
BMW新型1シリーズの内装(インテリア)デザイン
▼BMW新型1シリーズのスクープ画像
BMW新型1シリーズの内装はスクープ画像が撮影され、ブランドの主力モデルとして最新のデザインになることがわかっています。
インテリアにはデジタル式メーターとインフォテインメントシステム用の2つのディスプレイが搭載され、先進的機能も利用することができるようになります。
▼参考:BMW X1の内装
デザインは、先にFFレイアウトを採用して全面改良を受けていたコンパクトSUV「X1」に近い、上質さをもった仕上がりになります。
▼BMW X1
室内サイズ拡大!BMW 2016モデルチェンジ新型 X1 価格385万円 試乗動画
BMW新型1シリーズのエンジンとスペックは?
▼BMW製直列3気筒1.5Lターボエンジン
▼BMW新型1シリーズのエンジンとスペック
- 直列3気筒 1.5Lガソリンターボ
最高出力:136ps - 直列4気筒 2Lガソリンターボ
最高出力:192ps or 231ps - 直列4気筒 2Lガソリンターボ「M140i」用
最高出力:400ps - 直列4気筒 2Lディーゼルターボ
最高出力:150ps or 190ps - トランスミッション:8速AT or 6速AT(1.5Lターボのみ)
- 駆動方式:FF or 4WD「xDrive」
BMW新型1シリーズには、直列3気筒1.5Lガソリンターボから、直列4気筒2Lのガソリンとディーゼルターボエンジンが搭載されます。
駆動方式がFFとなりエンジンルームが縮小されることで、ハイスペックの「M140i」に搭載され340馬力を出力していた直列6気筒3Lターボエンジンは廃止になります。
しかし、2Lターボエンジンの出力を400馬力まで強化し、駆動方式を4WDとすることでさらなる速さが実現されます。
トランスミッションは1.5Lターボエンジンが6速AT、その他を8速ATとすることで、上質な走りと高い環境性能に仕上げられます。
BMW新型1シリーズにPHV(プラグインハイブリッド)を搭載!
▼BMW新型1シリーズPHVのパワートレインとスペック
- パワートレイン:直列3気筒 1.5Lターボ + 電気モーター
- エンジン最高出力:136ps
- モーター最高出力:88ps
- システム最高出力:224ps
- システム最大トルク:39.3kgm
- トランスミッション:6速AT
- 駆動:4WD(前輪をエンジン、後輪をモーターが駆動)
- EV航続距離:45km
BMW新型1シリーズには、BMWが強化している電動パワートレインモデルとしてプラグインハイブリッドが用意されます。
新型1シリーズPHVは、BMWブランド初のFFモデルとして製作された2シリーズアクティブツアラーに用意された1.5Lターボエンジンと電気モーターを組み合わせたシステムになり、前輪をエンジンが、後輪をモーターが駆動します。
こりにより駆動方式は4WDとなり、高い環境性能と運動性能が両立されることになります。
▼BMW2シリーズアクティブツアラーPHV
燃費の4WD PHV!BMW 2シリーズ 225xeアクティブツアラー 日本発売!
BMW新型1シリーズの走りは?ニュルブルクリンク走行スクープ動画
BMW新型1シリーズは、ドイツ・ニュルブルクリンクのオールドコースで走行性能が煮詰められています。
スクープ動画からは、高速度で周回するBMW新型1シリーズの走りを確認することができます。
BMW新型1シリーズの燃費は?
▼BMW新型1シリーズの燃費(予想値)
- 1.5Lターボ:19.0km/L
- 2Lディーゼル:23.0km/L
- 1.5Lプラグインハイブリッド:45.0km/L(充電電力使用時)
BMW新型1シリーズの燃費は、FFへの駆動方式変更により効率が改善することで、現行モデルの1.5Lエンジンの燃費18.1km/Lから改善すると予想されます。
高環境モデルになる1.5Lプラグインハイブリッドは、同じパワートレインを搭載する2シリーズアクティブツアラーで充電電力使用時に42.4km/Lとなっているため、45.0km/Lほどになることが見込まれます。
BMW新型1シリーズの価格は?
BMW新型1シリーズの価格は、先に全面改良を受けたX1の例から20万円ほどの価格アップになると予想されています。
現行モデルは317万円から販売されていますが、新型1シリーズでは340万円前後に設定されるとみられ、1.5Lプラグインハイブリッドモデルは500万円前後で販売されます。
BMW新型1シリーズの発売日は?
フルモデルチェンジするBMW新型1シリーズは、2019年3月に開催されるジュネーブモーターショーでの発表が予定されています。
欧州では2019年後半に販売が開始され、日本発売日は2020年前半になるとみられています。
BMW1シリーズを「おさらい」
▼BMW1シリーズ(初代)
BMW 1シリーズは、2004年に初代が登場したBMWのエントリーモデルです。
1シリーズの販売以前は、3シリーズがブランドのエントリーモデルとして販売されていましたが、ニーズにあわせサイズを拡大したことから小さい新モデルを模索。
3代目と4代目の3シリーズに設定された3ドアハッチバック「3シリーズコンパクト」が、より魅力あるモデルとなるために1シリーズとして独立しました。
この開発経緯から、1シリーズは2011年に登場した現行モデルの2代目でもコンパクトカーでは珍しいFRレイアウトを採用し、前後重量配分を50:50とした軽快な走りが最大のアピールポイントになっていました。
しかし3代目としてフルモデルチェンジする新型1シリーズでは、FRレイアウトではコンパクトなボディサイズと広い室内空間の両立が困難なことからFFレイアウトに変更。
実用性を高めることで、プレミアムブランドでも重要視されるようになったコンパクトカーの販売の拡大を目標に製作されます。
新型1シリーズについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!