メルセデス・ベンツが、ミドルクラスSUVとして販売しているGLCクラスのマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
マイナーチェンジにより性能をアップした新型GLCクラスについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】メルセデス新型GLCクラスにマイナーチェンジ日本発売!
- メルセデスベンツ新型GLCクラスの【主な変更点まとめ】
- メルセデスベンツ新型GLCクラスの外装(エクステリア)デザイン
- メルセデスベンツ新型GLCクラスのボディサイズは?
- メルセデスベンツ新型GLCクラスの内装(インテリア)デザイン
- メルセデスベンツ新型GLCクラスのパワートレインとスペックは?
- メルセデスベンツ新型GLCクラスの燃費は?
- メルセデスベンツ新型GLCクラスの安全装備は?
- メルセデスベンツ新型GLCクラスの価格は?
- メルセデスベンツ新型GLCクラスの発売日は?
- メルセデスベンツGLCクラスを「おさらい」
【最新情報】メルセデス新型GLCクラスにマイナーチェンジ日本発売!
▼メルセデス・ベンツ新型GLCクラスの画像
メルセデス・ベンツが、2020年モデルとしてマイナーチェンジした「GLCクラス」の日本発売を発表しました。
メルセデス・ベンツGLCクラスは、ブランドのミドルクラスセダンであるCクラス相当のSUVとして開発され、クーペSUVの「GLCクーペ」も設定。メルセデスの主力SUVとして販売されています。
マイナーチェンジした新型GLCクラスでは、最新のデザインや装備を採用することで魅力がアップされています。
▼メルセデス・ベンツ新型GLCクラスの動画
▼メルセデス・ベンツGLCクーペ
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▼メルセデス・ベンツGLC F-Cell
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メルセデスベンツ新型GLCクラスの【主な変更点まとめ】
▼メルセデスベンツ新型GLCクラスの変更点
- 最新のブランドデザインを採用した外装を採用
- 新しい2Lガソリンとディーゼル、3Lエンジンを採用し高出力化
- 高精細10.25インチの「ワイドディスプレイ」を装備
- AIを採用した最新の「MBUX」インフォテイメントシステムを搭載
- 「エナジャイジング コンフォート」を設定し、各種ヒーターやパフュームアトマイザー、シート設定、照明、音楽等のシステムを統合的にコントロールし、「リフレッシュ」「バイタリティー」「トレーニング」の3プログラムを設定
- 安全システムに「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)」を採用
- PHEVモデルに第3世代システムを搭載し最大トルクをアップするとともに、9速ATに対応
メルセデスベンツ新型GLCクラスの外装(エクステリア)デザイン
▼メルセデス・ベンツ新型GLCクラスの画像
メルセデス・ベンツ新型GLCクラスの外装は、最新のデザインにより質感が高められています。
エクステリアエレメントは、フロントバンパー、グリル、LEDヘッドランプ、テールランプ、ホイールが新デザインとされ、GLCクラスのデザイン性を向上。
スポーティなデザインとなるAMGラインでは、専用バンパーやダイヤモンドパターンのグリル、クロームテールパイプ、19インチまたは20インチのホイールが採用され、ベースモデルと差別化されました。
▼AMG GLC63の画像
最上位ハイパフォーマンスモデルとなるAMG GLC63は、専用のエアロやエクステリアアクセントにより、ベースモデルと差別化されています。
メルセデスベンツ新型GLCクラスを前モデルと比較!
▼メルセデス・ベンツGLCクラス(前モデル)
新型GLCクラスを前モデルと比較すると、ライトやバンパーなどの変更がわかりやすくなります。
新型GLCクラスではライトやバンパーをより力強いイメージとすることで、SUVとしての魅力がアップされています。
メルセデスベンツ新型GLCクラスのボディサイズは?
▼メルセデス・ベンツ新型GLCクラスのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4660×1890×1645mm
- ホイールベース:2875mm
- 最低地上高:180mm
- 車重:1740kg
- ※参考
・メルセデス・ベンツGLCクーペ
全長×全幅×全高:4735×1890×1605mm
ホイールベース:2875mm
メルセデス・ベンツ新型GLCクラスのボディサイズは、全長をミドルクラスの4660mmとしながら、全幅を1890mmまで拡大することで存在感あるスタイルになっています。
ライバル車にはBMW X3やレクサスRXを設定し、プレミアムSUVの魅力ある使い勝手が追求されています。
メルセデスベンツ新型GLCクラスの内装(インテリア)デザイン
▼メルセデス・ベンツ新型GLCクラスの画像
メルセデス・ベンツ新型GLCクラスの内装は、最新技術を採用することに使い勝手がアップされています。
システムには「エナジャイジング コンフォート」が設定され、各種ヒーターやパフュームアトマイザー、シート設定、照明、音楽等のシステムを統合的にコントロールし、快適性を向上。
「リフレッシュ」や「バイタリティー」「トレーニング」の3プログラムから選択することが可能となっています。
さらに「エナジャイジング コーチ機能」を使用すると、高度なアルゴリズムに基づき走行時間等が考慮され、さらにGarmin製スマートウォッチを装着した場合はドライバーのストレスレベルや睡眠の質などの個人データも活用し、運転手をサポートするモードを提案。
また、シートクッションとバックレストのわずかな動きにより、着座姿勢の変更をサポートする「エナジャイジングシートキネティクス」が装備されています。
インフォテイメントシステムには、AIを採用することにより会話をするように操作が可能な「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」を搭載。
ステアリングホイールにはタッチコントローラーが採用され、大型インフォテインメントディスプレイを操作することができるようになっています。
その他、これまで左右シート間に設置されていたロータリーコントローラーは大型のタッチパッドに変更され、操作性を向上するとともにシンプルなデザインになっています。
メルセデスベンツ新型GLCクラスのパワートレインとスペックは?
▼メルセデス・ベンツ新型GLCクラスのパワートレインとスペック
- GLC220d 4MATIC【新搭載】
直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:194ps/40.8kgm - GLC300 4MATIC【改良】
直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:258ps/37.7kgm - GLC350e 4MATIC(プラグインハイブリッド)【改良/日本未導入】
直列4気筒2Lガソリンターボ+電気モーター
システム出力:320ps/71.4kgm - AMG GLC43 4MATIC【改良】
V型6気筒3Lガソリンターボ
出力:390ps/53.0kgm - AMG GLC63 4MATIC+
V型8気筒4Lガソリンターボ
出力:476ps/66.3kgm - AMG GLC63S 4MATIC+
V型8気筒4Lガソリンターボ
出力:510ps/71.4kgm - トランスミッション:9速AT
- 駆動方式:FR or 4WD「4MATIC」
メルセデス・ベンツ新型GLCクラスには、新しい2Lディーゼルとガソリン、3Lガソリンエンジンが搭載されました。
2Lディーゼルエンジンは、従来型のクリーンディーゼルエンジンの170ps/40.8kgmから194ps/40.8kgmと高出力化された一方、振動、騒音も低減。
2Lガソリンエンジンは、ツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用し、低回転から高回転まで伸びやかな加速を実現。従来モデルと比較して、最高出力が47ps向上しています。
また、「AMG43シリーズ」に搭載される3Lエンジンは、ターボの大型化と制御の改良により従来モデルより23ps高出力化され、伸びやかな加速がつくられています。
プラグインハイブリッドモデルのGLC350e 4MATICは、第3世代のPHEVシステムにより最大トルクを14.3kgmアップ。
トランスミッションはPHEVモデルで以前7速とされていましたが、多段化をすすめた最新9速ATに対応することで、効率よくエネルギーを伝達することができるようになっています。
▼メルセデス・ベンツ新型GLCクラスのオフロード走行動画
メルセデスベンツ新型GLCクラスの燃費は?
▼メルセデス・ベンツ新型GLCクラスの燃費
- 2Lガソリンターボ:10.7km/L
- 2.2Lディーゼルターボ:15.1km/L
- 3Lガソリンターボ:9.6km/L
- 4Lガソリンターボ:7.7km/L
メルセデス・ベンツ新型GLCクラスの燃費は、最新の2Lディーゼルエンジンが採用されたことで最高15.1km/Lとなっています。
ガソリンエンジンモデルは2Lエンジンが10.7km/Lとなっており、3Lターボモデルでも燃費低下が抑えられています。
メルセデスベンツ新型GLCクラスの安全装備は?
メルセデス・ベンツ新型GLCクラスの安全装備には、新しく「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)」が採用されました。
「アクティブブレーキアシスト」は、対向車線を横切って右折しようとするときに対向車線を直進してくるクルマと衝突する危険がある場合、10km/h以内であれば自動ブレーキを作動することで衝突回避を支援。
新型GLCクラスではその他、超音波センサーが最適な駐車スペースを自動で検出し、自動操舵・ブレーキ機能により簡単に駐車できるアクティブパーキングアシスト機能など、ブランドの最新機能が搭載されています。
▼メルセデス・ベンツ新型GLCクラスの安全装備
- LEDインテリジェントライトシステム
- アテンションアシスト
- アダプティブハイビームアシスト・プラス
- クロスウインドアシスト
- アクティブパーキングアシスト
- ディスタンスパイロット・ディストロニック(ステアリングパイロット付)
- アクティブブレーキアシスト(歩行者検知機能付)
- リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)
- アクティブブラインドスポットアシスト
- PRE-SAFEブレーキ(歩行者検知機能付)
メルセデスベンツ新型GLCクラスの価格は?
▼メルセデスベンツ新型GLCクラスの価格
- GLC 220 d 4MATIC:6,900,000円
- GLC 300 4MATIC:7,750,000円
- メルセデスAMG GLC 43 4MATIC:9,480,000円
- メルセデスAMG GLC 63 4MATIC+:13,130,000円
- メルセデスAMG GLC 63 S 4MATIC+:14,870,000円
メルセデス・ベンツ新型GLCクラスの価格は、装備の充実によりアップしています。
前モデルは609万円から設定されていましたが、新型GLCクラスでは690万円からとされ、GLC220dグレードの比較で50万円のアップとなっています。
▼参考:メルセデス・ベンツGLCクラスの価格とグレード(前モデル)
- GLC 200:6,090,000円
- GLC 200 Sports:6,490,000円
- GLC 220 d 4MATIC:6,400,000円
- GLC 220 d 4MATIC Sports:6,960,000円
- GLC 220 d 4MATIC Sports(本革仕様):7,580,000円
- GLC 250 4MATIC Sports:7,150,000円
- GLC 250 4MATIC Sports(本革仕様):7,830,000円
- GLC 350 e 4MATIC Sports:8,880,000円
- Mercedes-AMG GLC 43 4MATIC:8,780,000円
- Mercedes-AMG GLC 63 4MATIC+:12,470,000円
- Mercedes-AMG GLC 63 S 4MATIC+:14,550,000円
メルセデスベンツ新型GLCクラスの発売日は?
マイナーチェンジしたメルセデス・ベンツ新型GLCクラスは、2019年10月3日に日本での受注が開始されました。
納車の開始は2019年11月ごろが予定されています。
メルセデス・ベンツは、クーペSUVモデルとなる「GLCクーペ」の改良も発表しており、あわせてアピールされることになります。
メルセデスベンツGLCクラスを「おさらい」
▼メルセデス・ベンツGLCクーペ
メルセデス・ベンツ・GLCクラス(Mercedes-Benz GLC-Class)は、初代となる現行モデルが2015年に登場したSUVです。
以前販売されていたGLKクラスの後継車として開発され、メルセデス・ベンツのネーミングルール変更から「Cクラス相当のSUV」としてGLCクラスのモデル名が採用されました。
この経緯から日本発表時のキャッチフレーズには「いよいよ Cクラスに、SUV」が採用され、車格がアピールされました。
ボディは前モデルのGLKクラスから全長と全幅を拡大しながら、全高を下げることでスポーティなイメージに変更。
新しいボディタイプとして、クーペSUVとなるGLCクーペもラインナップに加わりました。
新型メルセデス・ベンツGLCクラスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!