BMWがフラッグシップセダン「7シリーズ」のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
性能を伸ばしたBMW新型7シリーズについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】BMW新型7シリーズにビッグマイナーチェンジ日本発売!
- BMW新型7シリーズの【主な変更点まとめ】
- BMW新型7シリーズの外装(エクステリア)デザイン
- BMW新型7シリーズのボディサイズは?
- BMW新型7シリーズの内装(インテリア)デザイン
- BMW新型7シリーズのパワートレインとスペックは?
- BMW新型7シリーズを試乗動画でチェック!
- BMW新型7シリーズの燃費は?
- BMW新型7シリーズの安全装備は?
- BMW新型7シリーズの価格は?
- BMW新型7シリーズの発売日は?
- BMW7シリーズを「おさらい」
【最新情報】BMW新型7シリーズにビッグマイナーチェンジ日本発売!
▼BMW新型7シリーズの画像
BMWが「7シリーズ」のマイナーチェンジ日本発売を発表しました。
BMW7シリーズは、ブランドのフラッグシップサルーンとしてラインナップされ、最新鋭の装備や最上級の素材などを特徴としています。
新型7シリーズでは大きくデザインを変更することで存在感をアップ。
同格のクーペとして復活した8シリーズからくる最新技術も採用されています。
▼BMW新型7シリーズの動画
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BMW新型7シリーズの【主な変更点まとめ】
▼BMW新型7シリーズの変更点
- 新デザインのエクステリアにより、外観をリフレッシュ
- V型8気筒4.4Lツインターボエンジンを新設定
- プラグインハイブリッドモデルを「745e」とし、直列6気筒3Lエンジンに変更することで出力を向上
- 内装に、デジタルメーターを含む最新システムを搭載
- 安全システムに、「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援システム」「リバースアシスト機能」「トラフィック・サイン・アシスト(速度制限認識)」を新設定
BMW新型7シリーズの外装(エクステリア)デザイン
▼BMW新型7シリーズの画像
BMW新型7シリーズの外装には、上質を意識した最新のデザインが採用されました。
フロントには、BMWの最新SUVに採用されている大型のキドニーグリルを使用することで大きくイメージをチェンジ。
グリルは40%拡大され、フロントエンドの高さは50mm高くなっています。
リアランプも新設計され、ワイドな印象になっています。
ヘッドライトは形状を変更し、前後バンパーやエキゾーストパイプには複数のデザインが用意されました。
BMW新型7シリーズを前モデルと比較!
▼BMW7シリーズ(前モデル)
BMW新型7シリーズを前モデルと比較すると、バンパーが大きくなり、より上級を意識していることがわかります。
前モデルのBMW7シリーズでは運転を任せるショーファードリブンではなく、オーナーが運転を楽しむオーナードリブン、ドライバーズカー要素が大事にされていましたが、BMWは新しくフラッグシップクーペの8シリーズを復活させたため、新型7シリーズは最高級サルーンとしての存在感が追求されています。
▼BMW8シリーズ
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BMW新型7シリーズのボディサイズは?
▼BMW新型7シリーズのボディサイズ
- 7シリーズ(標準ボディ)
全長×全幅×全高:5125×1900×1480mm
ホイールベース:3070mm - 7シリーズLi(ロングホイールベース)
全長×全幅×全高:5265×1900×1485mm
ホイールベース:3210mm
BMW新型7シリーズのボディサイズには、標準ボディとロングホイールベースの「Li」の2タイプが設定されています。
ロングホイールベースモデルでは全長が140mm延長され、後席の空間が拡大されます。
BMW新型7シリーズの内装(インテリア)デザイン
BMW新型7シリーズの内装には、フラッグシップクーペとして復活した8シリーズにも採用された最新のデジタルクラスターが装備されました。
デジタルクラスターは「Live Cockpit(ライブコックピット)」と呼ばれ、10.3インチのデジタルメーターを装備し、すぐ隣に12.3インチのインフォテインメントスクリーンを配置。
インフォテインメントシステムには、AI技術を活用する「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」が採用され、音声だけで車両の操作や情報へのアクセスが可能となっています。
リアシートには、ブルーレイプレーヤーを備えた10インチのフルHDタッチスクリーンディスプレイを装備し、快適性が向上しています。
BMW新型7シリーズのパワートレインとスペックは?
▼BMW新型7シリーズのパワートレインとスペック
- 【740i】
直列6気筒3Lガソリンターボ
出力:326ps/45.9kgm - 【750i】
V型8気筒4Lガソリンターボ
出力:450ps/66.3kgm - 【740d】
直列6気筒3Lディーゼルクアッドターボ
出力:320ps/69.3kgm - 【M750i】【新設定】
V型8気筒4.4Lガソリンターボ
出力:530ps/76.5kgm - 【M760i】
V型12気筒6.6Lガソリンターボ
出力:585ps/86.3kgm - 【745e】【改良】
直列6気筒3Lツインターボ+モータープラグインハイブリッド
システム出力:394ps/61.2kgm
EV航続距離:58km - トランスミッション:8速AT
- 駆動:FR or 4WD「xDrive」
BMW新型7シリーズには、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドと、多彩なパワートレインが搭載されています。
このうちプラグインハイブリッドモデルは、搭載するエンジンを直列4気筒2Lから直列6気筒3Lに変更。電気モーターも改良することにより、前のシステムから最高出力326psを394psまでアップし、EV航続距離も現在の42kmから58kmへ延長されました。
新型7シリーズでは加えて上位モデルのM750iとして、クーペの8シリーズにも採用されたV型8気筒4.4Lツインターボエンジンを新搭載。
高い環境性能を持つモデルになるディーゼルモデルは、低圧用と高圧用のターボチャージャーを2基ずつ採用するクアッドターボとされ、低回転から高回転まで軽快な走りを楽しむことができるようになっています。
ハイパフォーマンスとなるM760には、最上級となるV型12気筒6.6Lターボエンジンが採用され、585ps/81.6kgmの高出力を発揮。
8速オートマチックトランスミッションは、より速く滑らかなギアシフトに仕上げられました。
BMW新型7シリーズを試乗動画でチェック!
BMW新型7シリーズは試乗動画が公開されています。
改良によりアップした使い勝手や質感が高い評価を受けています。
BMW新型7シリーズの燃費は?
▼BMW新型7シリーズの燃費
- 3Lガソリン:12.2km/L
- 3Lディーゼル:15.4km/L
- 4.4Lガソリン:9.8km/L
- 6.6Lガソリン:7.6km/L
BMW新型7シリーズの燃費は、3Lガソリンで12.2km/Lとなっています。
ディーゼルモデルは15.4km/Lの低燃費となっており、大トルクを活かして車体サイズの大きい7シリーズを軽快に加速させます。
BMW新型7シリーズの安全装備は?
BMW新型7シリーズには、最新鋭のアクティブ・セーフティ・システムが装備されました。
システムには「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が採用され、高速道路の渋滞時にドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態に限り、ステアリングから手を離して走行が可能となっています。
また、リバースアシスト機能も追加し、駐車場のレーンなどを最大50mバックで自動走行することが可能になっています。
その他、停止と再発進に対応したクルーズコントロール、ステアリングアシスト付きレーンキープコントロール、レーンチェンジアシスト、パーキング・アシスタント、トラフィック・サイン・アシストなどの機能により、最高峰の安全性が確保されています。
BMW新型7シリーズの価格は?
BMW新型7シリーズの価格は、エントリー価格が前モデルから3万円ダウンした1090万円からとされました。
パワートレインを強化したPHEVモデルではスタート価格が100万円ほどアップしていますが、その他のモデルで全体的に価格がダウンされています。
▼BMW新型7シリーズの価格
▽標準ボディ
- BMW 740i Standard:1090万円
- BMW 740i Luxury:1158万円
- BMW 740i M Sport:1285万円
- BMW 740d xDrive Luxury:1203万円
- BMW 740d xDrive M Sport:1330万円
- BMW 745e Luxury:1198万円
- BMW 745e M Sport:1321万円
- BMW 750i xDrive Luxury:1560万円
- BMW 750i xDrive M Sport:1674万円
▽ロングホイールベース
- BMW 740Li Excellence:1490万円
- BMW 740Li M Sport:1490万円
- BMW 740Ld xDrive Excellence:1554万円
- BMW 740Ld xDrive M Sport:1554万円
- BMW 745Le xDrive Excellence:1555万円
- BMW 745Le xDrive M Sport:1555万円
- BMW 750Li xDrive Excellence:1828万円
- BMW 750Li xDrive M Sport:1828万円
- BMW M760Li xDrive:2523万円
- BMW M760Li xDrive V12 Excellence:2523万円
BMW新型7シリーズの発売日は?
マイナーチェンジしたBMW新型7シリーズは、日本で2019年6月24日に発売されました。
BMWは7シリーズの大幅改良モデルと、同格のクーペとなる8シリーズをラインナップすることで、ライバルとなるアウディやメルセデス・ベンツなどに対抗したい考えです。
BMW7シリーズを「おさらい」
▼BMW7シリーズ(初代)
BMW 7シリーズ(7Series)は、初代が1977年に登場したBMWのフラッグシップセダンです。
ライバル車には、メルセデス・ベンツSクラスやジャガーXJ、アウディA8、レクサスLSが設定されています。
ライバル車の多くが専従の運転手が操縦する「ショーファードリヴンカー」としてアピールする中、BMW7シリーズはオーナーがハンドルを握る車「オーナードリヴンカー」としての性能を強くセールスしています。
現行モデルとなる6代目は2015年に登場し、型式はG11が通常のホイールベース、G12がロングホイールベースとなっています。
BMWの高環境性能ブランドであるBMW iで採用されたカーボンを使用したボディ構造「カーボン・コア」により、前モデルから最大130kgと大幅に軽量化。
クルマから降り、外部からリモートキーを操作することで駐車できる世界初の「リモートパーキング」を搭載したことで話題になりました。
新型BMW7シリーズについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!