トヨタは、ハッチバックモデルとなる新型オーリスのフルモデルチェンジモデルを公開しました。
新世代モデルとして性能を伸ばす新型オーリスについて、最新情報からスペックや発売日などをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】トヨタ新型オーリスがフルモデルチェンジ公開!
- トヨタ新型オーリスの【主な変更点】
- トヨタ新型オーリスはカローラシリーズに!
- トヨタ新型オーリスの外装(エクステリア)デザインは
- トヨタ新型オーリスのボディサイズは?
- トヨタ新型オーリスの内装(インテリア)デザインは
- トヨタ新型オーリスのパワートレインとスペックは?
- トヨタ新型オーリスの安全装備は?
- トヨタ新型オーリスの燃費は?
- トヨタ新型オーリスの価格は?
- トヨタ新型オーリスの発売日は?
- トヨタ・オーリスを「おさらい」
【最新情報】トヨタ新型オーリスがフルモデルチェンジ公開!
▼トヨタ新型オーリスの画像
トヨタはフルモデルチェンジするハッチバック「オーリス」を、2018年3月6日のジュネーブモーターショーで公開しました。
トヨタ・オーリスは、トヨタの欧州主力Cセグメントカーとしてラインナップされ日本でも販売されていましたが、日本向けはカローラハッチバックにモデル名を変更します。
新型オーリスは、新世代のハイブリッドシステムなどを搭載することで大きく性能を伸ばしています。
トヨタ新型オーリスの【主な変更点】
▼新型オーリスの主な変更点
- トヨタの新世代プラットフォームTNGAを使用
- 新開発された2Lハイブリッドシステムを搭載
- 進化したスポーティなエクステリアデザインを採用
- 260馬力を出力するフォルクスワーゲン「ゴルフGTI」対抗モデルを設定
- オーリスステーションワゴンをラインナップ予定
新型オーリスでは、新世代プラットフォームのTNGAを基礎とすることで、高いボディ剛性を持ち、最新のパワートレインが使用できるようになります。
スタイルは、他メーカーの主力ハッチバックに負けないスポーティなデザインに。
260馬力を出力するハイスペックモデルも設定され、スポーツ走行もより楽しめるようになる予定です。
トヨタは、基礎を共有するカローラのフルモデルチェンジも予定しており、ブランドのミドルクラスとしてあわせてアピールされることになります。
▼トヨタ・カローラ
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トヨタ新型オーリスはカローラシリーズに!
▼カローラハッチバック
トヨタ新型オーリスは欧州でこれまで通りのモデル名で発表されましたが、日本では基礎を共有する「カローラ」シリーズに集約され、カローラハッチバックのモデル名に変更されることが2018年3月23日に発表されました。
新型オーリスとカローラハッチバックの違いはヘッドライトのデザインなど小さく、ボディサイズも同じになっていますが、オーリスはワゴンモデルも用意される独自性の高いモデルになります。
日本でのモデル名変更は、オーリスの位置づけをわかりやすくする狙いがあります。
▼カローラハッチバック
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トヨタ新型オーリスの外装(エクステリア)デザインは
新型オーリスの外装は、現行モデルのオーリスよりスマートなLEDヘッドライトデザインによりスポーティな仕上がりになっています。
グリルメッシュは新しいデザインで、クラシックなハニカム仕上げよりも洗練されたデザインになりました。
ボディには2トーンカラーもオプション設定されています。
新しいリアデザインは、以前より大きくリアウィンドウを傾斜させることで、スマートに。
リアオールLEDランプには、新しいAurisのワイドで植えられたリアスタンスを強調するように設計されたライトガイドを採用。
ルーフスポイラーは、すべてのモデルグレードに標準装備されています。
トヨタ新型オーリスを現行モデルと比較!
▼トヨタ・オーリス(現行モデル)
新型オーリスを現行モデルと比較すると、車体全体のスタイルがより低重心になっていることがわかります。
この変更は、新しいTNGAプラットフォームによる低重心化も活かした設計になっています。
トヨタ新型オーリスのボディサイズは?
▼トヨタ新型オーリスのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4370×1790×1435mm
- ホイールベース:2640mm
- 参考
・オーリス(前モデル)
全長×全幅×全高:4330×1760×1480mm
ホイールベース:2600mm
トヨタ新型オーリスのボディサイズは、前モデルから全長+40mmとなっていますが、拡大分をホイールベース内に収めることで高い運動性能が確保されました。
全高も大幅に下がりボンネット位置も低く、全幅は+30mmとすることでワイド&ローなスタイルに。
フロントオーバーハングは-20mm、逆にリアオーバーハングは+20mmとし、リアルスタイルをコンパクトにすることで軽快さが表現されています。
トヨタ新型オーリスの内装(インテリア)デザインは
▼現行モデルのオーリス
▼トヨタ新型オーリスのスクープ画像
新型オーリスの内装はジュネーブモーターショーで公開されませんでしたが、最新のスパイショットによりデザインが判明しています。
センターコンソールはドライバーが操作しやすいように角度がつけられ、メーター内には高精細の大型7インチカラー液晶画面を搭載。
シフトノブは現行モデルより下部へ移動し大型化することで、設定が予定されるスポーツモデルでも操作がしやすくなっています。
トヨタ新型オーリスのパワートレインとスペックは?
▼トヨタ直列4気筒2.0L直噴エンジン「Dynamic Force Engine(2.0L)」
▼トヨタ新型オーリスのパワートレインとスペック
- 直列4気筒1.2Lターボ
最高出力:116ps/5200-5600rpm
最大トルク:18.9kgm/1500-4000rpm - 直列4気筒1.8Lハイブリッド
エンジン出力:124ps/14.5kgm
モーター出力:72ps/16.6kgm - 直列4気筒2L+電気モーターハイブリッド【新開発】
エンジン出力:183ps/18.4kgm
モーター出力:109ps/20.6kgm - 直列4気筒1.6Lターボ
最高出力:250ps
最大トルク:24.0kgm
トランスミッション:6速MT
トヨタ新型オーリスは、「TNGA」パワートレインとして新開発された2Lハイブリッドシステムを含め、2種のハイブリッドと1種のガソリンエンジンを搭載することが発表されました。
▼「Dynamic Force Engine(2.0L)」の技術解説動画
2Lエンジンは、トヨタ・カムリに搭載された2.5Lの「Dynamic Force Engine」のダウンサイズ版となり、高速燃焼技術、可変制御システムの採用のほか、排気・冷却・機械作動時などの様々なエネルギーロスを少なくして熱効率を向上させるとともに高出力を実現。
世界トップレベルとなる熱効率41%を達成し、従来型エンジンに比べて、低回転から高回転まで全域でトルクアップをしています。
▼2.0Lトヨタハイブリッドシステム(THSⅡ)の技術解説動画
組み合わせられるハイブリッドシステムも新開発となり、現行モデルのプリウスに採用された小型・軽量・低損失化技術を継承し、高い燃費性能はキープしたまま、より走行性能を向上。
加速時にはエンジンの回転数を下げると同時に電池からの電力を高め、リニアで伸びのある加速感が実現されています。
新型オーリスではその他、VW「ゴルフGTI」をライバルに設定した1.6Lターボエンジンが用意され、20馬力出力が大きい250馬力を発揮。スポーツホットハッチとしてラインナップされます。
▼フォルクスワーゲンゴルフ
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トヨタ新型オーリスの安全装備は?
新型オーリスの安全装備には、単眼カメラとミリ波レーダーの性能を向上させることで第2世代に進化した予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が装備されます。
現行モデルでは、前世代のコンパクトカー用パッケージであるトヨタセーフティセンスCが搭載されていました。
▼トヨタセーフティセンス第2世代と前世代セーフティセンスの性能比較
第2世代のトヨタセーフティセンスは、昼間の自転車や夜間の歩行も検知可能となった「プリクラッシュセーフティ」や、前方にいる車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」が搭載されています。
また、道路脇にある「制限速度」「一時停止」「進入禁止」「はみ出し禁止」といった交通標識をメーター内のディスプレイに表示する「RSA(ロードサインアシスト)」機能も追加。
さらに、後退時に左右後方から接近してくる車両を検知すると、ドアミラー内のインジケーター点滅とブザーにより警告する「リヤクロストラフィックアラート(RCTA)」や、ドアミラーで確認しにくい側後方エリアや後方から急接近してくる車両を検知してドアミラーLEDインジケーターで注意喚起を行なう「ブラインドスポットモニター(BSM)」を採用。
予防安全装備を充実させ、安全運転支援が強化されます。
トヨタ新型オーリスの燃費は?
▼新型オーリスの燃費(予想値)
- 1.2Lターボエンジン:20.4km/L
- 2Lハイブリッド:37.0km/L
- 1.6Lターボエンジン:15.0km/L
現行モデルのオーリスの燃費値は、ハイブリッド車で30.4km/L、1.2Lターボエンジンで19.4km/Lになっていました。
新型オーリスでは、最新のハイブリッドシステムが利用可能となることから燃費値は37.0km/Lまで伸びると考えられています。
また、1.2Lガソリンターボモデルでも、TNGAプラットフォームにより効率がアップすることで、1.0km/Lの燃費アップが見込まれています。
ハイスペックな1.6Lターボエンジン搭載モデルは、ライバルのゴルフGTIより高い最高出力を持ちながら、燃費値も同等の15.0km/Lが目標になっています。
トヨタ新型オーリスの価格は?
▼新型オーリスの価格(予想値)
- 1.2Lターボ:270万円
- 2Lハイブリッド:290万円
- 1.6Lターボ:350万円
新型オーリスの価格は、最新の安全装備とパワートレインを搭載することから、10万円~20万円の価格アップになると考えられています。
現行モデルのオーリスの価格は、1.2Lターボエンジンモデルで259万円、1.8Lハイブリッドモデルで262万円からとなっています。
1.6Lターボエンジン搭載モデルは他モデルより高価格になりますが、国内メーカーのメリットを活かし、390万円から販売されているフォルクスワーゲンゴルフGTIより高いコストパフォーマンスが実現されると考えられています。
トヨタ新型オーリスの発売日は?
新型オーリスは、2018年3月に開催されたジュネーブモーターショーでワールドプレミアされました。
欧州で2018年夏発売され、日本発売日はカローラハッチバックのモデル名で2018年初夏と発表されています。
ハイスペックな1.6Lターボエンジン搭載車はベースモデルから遅れ、2019年初旬に追加されるとみられています。
トヨタ・オーリスを「おさらい」
▼ オーリスハイブリッド(現行モデル)
トヨタ・オーリスは、初代が2006年に登場したCセグメントモデルです。
ボディタイプは、日本でも販売されているハッチバックのほか、欧州専用モデルになっているステーションワゴンがあります。
▼アレックス
オーリスの登場前にネッツトヨタ店向けに用意されていたカローラランクスの姉妹車アレックスの後継車種として用意され、欧州販売ではトヨタの主力車種に設定されました。
▼シャア専用オーリス2コンプリートカー
現行モデルの2代目は2012年に登場し、日本ではアニメ「機動戦士ガンダム」とコラボレーションしたシャア専用オーリスも販売されて話題に。
北米ではトヨタの若い世代をターゲットにしたブランドのサイオン・iMとして発売後、2016年9月のブランド廃止により、カローラiMとして販売されています。
車名のオーリスの由来は、ラテン語で「金」を意味する「Aurum」と「Aura(オーラ)」からの造語で、「独特のオーラを持つ存在感のある車となって欲しい」という思いから命名されました。
新型オーリスについては今後も最新情報があり次第、更新していきますのでお楽しみに!