三菱が、フラッグシップSUV「パジェロ」のフルモデルチェンジ復活発売を予定しています。
新世代となり魅力をアップする三菱新型パジェロについて、変更点やスペックなどを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新世代!三菱「新型パジェロ」フルモデルチェンジ発売!
- 三菱新型パジェロの【変更点まとめ】
- より力強く!三菱新型パジェロの外装(エクステリア)デザイン
- 快適!三菱新型パジェロのサイズ、車体設計は?
- 最新装備!三菱新型パジェロの内装(インテリア)デザイン
- PHEVも!三菱新型パジェロのパワートレインとスペックは?
- 高性能!三菱新型パジェロの走行システムは?
- 大幅改善!三菱新型パジェロの燃費は?
- 最新システム!三菱新型パジェロの安全装備は?
- アップ!三菱新型パジェロの価格は?
- いつ?三菱新型パジェロの発売日は?
- 三菱・パジェロを「おさらい」
【最新情報】新世代!三菱「新型パジェロ」フルモデルチェンジ発売!
三菱パジェロは、ラダーフレームによりボディ剛性を高めたブランドのフラッグシップSUVとしてラインナップされ、パリ・ダカールラリーなどでの活躍により世界的にも高い知名度を持つモデルとなっていましたが、2019年に生産が終了されていました。
フルモデルチェンジする新型パジェロでは、新世代の技術により大きくスペックを進化。
現在最上級SUVとして販売されている「アウトランダーPHEV」より大きなボディサイズを採用。
最新のPHEVパワートレインや装備を採用することにより、高い走行性能と快適性が両立されます。
復活発売する新型パジェロは、2026年の発売が予定されています。
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三菱新型パジェロの【変更点まとめ】
▼三菱新型パジェロの変更点
- 新世代のエクステリア、インテリアデザインを採用
- 剛性を強化したラダーフレームにより乗り心地を上げ、室内空間を拡大
- プラグインハイブリッドパワートレインを搭載
- ディーゼルエンジンモデルを設定
より力強く!三菱新型パジェロの外装(エクステリア)デザイン
▼参考:三菱パジェロ(前モデル)
三菱新型パジェロの外装は、新しいブランドデザインによりタフな仕上げとされます。
フロントには、三菱車を象徴する新世代「ダイナミックシールド」デザインを採用。
装備には、LEDヘッドライトやスキッドプレートを採用し、先進的なイメージに三菱の伝統的なSUVの力強さがプラスされます。
また、空力性能を向上させるボディラインやリアスポイラーなどにより、走行性能や環境性能もアップします。
快適!三菱新型パジェロのサイズ、車体設計は?
▼三菱新型パジェロのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4930×1875×1880mm
- ホイールベース:2800mm
- 参考
・三菱パジェロ(前モデル)
全長×全幅×全高:4900×1875×1870mm
ホイールベース:2780mm
・三菱アウトランダーPHEV
全長×全幅×全高:4710×1860×1740mm
ホイールベース:2705mm
三菱新型パジェロのボディサイズは、前モデルで全長4.9mの余裕のあるサイズとなっていたことから小幅の変更とされます。
しかし、ホイールベースを延長することで空間の効率をあげ、室内を拡大。
プラットフォームには前モデルと同じく、モノコックボディに前後貫通したはしご状のラダーフレームを溶接し剛性をあげる「ラダーフレーム・ビルトイン・モノコックボディ」が採用され、設計を見直すことで耐久性や快適性を大きく向上します。
最新装備!三菱新型パジェロの内装(インテリア)デザイン
三菱新型パジェロの内装は、新世代の装備により高い使い勝手が追求されます。
インフォテインメントシステムには大型のディスプレイが採用され、タッチや音声認識による操作に対応。
コネクティッド技術を採用することで、より幅広い情報がドライバーに提供されます。
インテリアトリムは、クロームや木目などを採用することで重厚な仕上げとされ、フラッグシップSUVの存在感をプラス。
室内空間はボディ設計を大幅に進化させることで拡大し、前モデルで下位のアウトランダーに譲っていた室内長も延長。使いやすい高さのあるスペースとされます。
PHEVも!三菱新型パジェロのパワートレインとスペックは?
▼三菱新型パジェロのパワートレインとスペック
- 【パジェロPHEV】
パワートレイン:直列4気筒2.4L「MIVEC」+電気モーター×2基
・エンジン出力:133ps/20.3kgm
・モーター出力
フロント:116ps
リア:136ps
・バッテリー容量:リチウムイオンバッテリー20kWh
・EV最高速度:135km/h - 【パジェロ】
直列4気筒2.4Lディーゼルターボ
出力:204ps/47.9kgm
トランスミッション:8速AT - 駆動方式:4WD
三菱新型パジェロのパワートレインには、プラグインハイブリッドとディーゼルエンジンが搭載されます。
パジェロPHEVに搭載されるシステムは、新設計された駆動用バッテリーとエンジンを搭載し、モーターやジェネレーターの出力を向上。
ディーゼルエンジンは、8速ATの多段トランスミッションを組み合わせることで、高い走行性能を発揮することができるようになります。
高性能!三菱新型パジェロの走行システムは?
新型パジェロには、最新の電子制御4WDが採用されます。
4WDシステムには、進化した車両運動統合制御システム「S-AWC」も搭載され、ブレーキ制御「ブレーキAYC」を後輪にも採用することで、前後輪の分散制御に発展。
ハンドル角、ヨーレイト、駆動トルク、ブレーキ圧、車輪速などをセンサーで検知し、ドライバーの操作と車両の状態を常に正確に把握。
旋回時には「ブレーキAYC」が前後左右輪の駆動力/制動力差を最適化することで、タイヤのグリップ能力をさらに引き出し、ドライバーの意のままの操縦性が実現されます。
大幅改善!三菱新型パジェロの燃費は?
▼三菱新型パジェロの燃費
- パジェロPHEV:15.5km/L
- ディーゼル:11.5km/L
三菱新型パジェロの燃費は、プラグインハイブリッドパワートレインを搭載することで大幅に向上します。
プラグインハイブリッドシステムは、アウトランダーPHEVで16.6km/Lとなっていますが、ボディサイズを拡大する新型パジェロでも大トルクのモーターを活かすことで、15.5km/Lが見込まれています。
▼参考:三菱パジェロ(前モデル)の燃費
- 【パジェロ】
3.2Lディーゼル:10.4km/L
3Lガソリン:8.0km/L
最新システム!三菱新型パジェロの安全装備は?
三菱新型パジェロの安全装備には、高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイ・パイロット)」が搭載されます。
「MI-PILOT」は、レーダークルーズコントロールシステムとレーンキープアシストを統合した制御で、 車間距離と車線中央をキープしながらの走行をサポート。
さらにナビリンク機能により、速度標識を読み取って設定速度を自動で切り換えたり、ナビゲーションの地図情報を活用して高速道路のカーブや分岐などで適切な車速に自動で調整することが可能に。
また高速道路では、渋滞時でも停車後約30秒以内なら自動発進でき、走行中の煩わしい設定操作が低減されます。
アップ!三菱新型パジェロの価格は?
▼三菱新型パジェロの価格
- 600万円~
三菱新型パジェロの価格は、最新技術の採用によりアップします。
三菱ではアウトランダーPHEVが500万円ほどから設定されていますが、新型パジェロではより大きなボディサイズとすることで600万円ほどからが見込まれています。
▼参考:三菱パジェロの価格(前モデル)
- SUPER EXCEED(ディーゼル):4,951,800 円
- EXCEED(ディーゼル):4,282,200 円
- GR(ディーゼル):3,751,920 円
- EXCEED(ガソリン):3,839,400 円
- GR(ガソリン):3,277,800 円
いつ?三菱新型パジェロの発売日は?
フルモデルチェンジする三菱新型パジェロは、2026年の発売が予定されています。
三菱はフラッグシップSUVのパジェロを新世代とすることで、得意とするSUV市場での存在感をアップしていきたい考えです。
三菱・パジェロを「おさらい」
▼三菱・パジェロ(初代)
三菱・パジェロ(PAJERO)は、初代が1982年に登場した三菱自動車のフラッグシップSUVです。
「PAJERO」の車名の由来は、チリ・アルゼンチン地方南部のパタゴニア地方に生息するヤマネコの「パジェロキャット」からとったものとなっており、野性味と美しさを調和したイメージから採用されました。
スペインでは「猟師」を意味する「Montero」、イギリスでは日本語の「将軍」から「SHOGUN」というモデル名で販売されました。
初代は、1973年の第20回東京モーターショーに4輪駆動車の代名詞的存在になっていた「三菱・ジープ」の名前を採用するコンセプトカー「ジープパジェロ」が出品されました。
ラダーフレームやサスペンションなどは三菱が製造していたピックアップトラック「フォルテ」をベースとし、フロント車軸をエンジンよりも前に置くことで前後重量バランスを50:50としたフロントミッドシップレイアウトが採用され、前モデルまで続くパジェロの特徴となりました。
▼三菱・パジェロ(2代目)
1991年に登場した2代目では、世界初の「スーパーセレクト4WD」を採用。
「スーパーセレクト4WD」は、トランスファーにビスカスLSD付きセンターデフを追加し、通常の4WD時にはセンターデフを持つフルタイム4WDと同等の舗装路での走行性能を確保。
センターデフロック機構も装備し、パートタイム4WDとフルタイム4WDのメリットを両立したシステムとし、路面状況を選ばず高い走行性能が発揮できるようになりました。
▼三菱・パジェロ(3代目)
1999年に登場した3代目では、シャーシをそれまでのラダーフレームから、モノコックボディにラダーフレームを熔接する「ラダーフレーム・ビルトイン・モノコックボディ」に変更することで車重をロングボディで約100kg軽量化。
低重心化により優れた操縦安定性と乗り心地を実現するのとあわせ、曲げ、捩り剛性ともに従来の約3倍にまで引き上げられました。
4WDシステムも「スーパーセレクト4WD II」へと進化し、前後の駆動配分を自動的にフロント33から50、リヤ67から50の範囲で電子制御することができるようになりました。
前モデルの4代目は2006年に登場。ラダーフレーム・ビルトイン・モノコックボディやスーパーセレクト4WD IIを前モデルから引き継ぎ、高張力鋼板の採用、溶接部位の拡大、構造用接着剤の使用などによりさらなるボディ剛性を確保。
ボディタイプには5ドアのロングと3ドアのショートが設定されましたが、ショートボディは2018年2月、ロングボディは2019年8月に生産が終了されました。
新型三菱パジェロについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!