フォルクスワーゲンが、上級サルーン「アルテオン」のビッグマイナーチェンジを発表しました。
改良により魅力をアップした新型アルテオンについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】「ワゴン」&「R」も!VW「新型アルテオン」マイナーチェンジ発表!
- フォルクスワーゲン新型アルテオンの【変更点まとめ】
- スマートに!VW新型アルテオンの外装(エクステリア)デザイン
- スポーツワゴン!新型「アルテオンシューティングブレーク」設定!
- 質感UP!VW新型アルテオンの内装(インテリア)デザイン
- ハイスペック!新型「アルテオンR」も設定!
- PHEVも!フォルクスワーゲン新型アルテオンのスペックは?
- 気持ちよく!フォルクスワーゲン新型アルテオンの走行システムは?
- フォルクスワーゲン新型アルテオンの燃費は?
- フォルクスワーゲン新型アルテオンの安全装備は?
- フォルクスワーゲン新型アルテオンのボディサイズは?
- フォルクスワーゲン新型アルテオンの価格は?
- いつ?フォルクスワーゲン新型アルテオンの発売日は?
- フォルクスワーゲン・アルテオンを「おさらい」
【最新情報】「ワゴン」&「R」も!VW「新型アルテオン」マイナーチェンジ発表!
▼新型アルテオンの画像
フォルクスワーゲンが、「アルテオン」のビッグマイナーチェンジを発表しました。
フォルクスワーゲン・アルテオンは、4ドアクーペスタイルを持つラグジュアリーサルーンとして制作され、日本ではブランドのフラッグシップモデルとしてラインナップされています。
改良では、新しい内外装デザインを採用するとともに、スポーツワゴン「アルテオンシューティングブレーク」、ハイスペックモデル「アルテオンR」を新設定。
その他、プラグインハイブリッドモデルをラインナップすることで、環境性能が大幅に強化されています。
▼フォルクスワーゲン新型アルテオンRの動画
フォルクスワーゲン新型アルテオンの【変更点まとめ】
▼フォルクスワーゲン新型アルテオンの変更点
- 新しいエクステリア、インテリアデザインを採用
- ワゴンモデル「アルテオンシューティングブレーク」を設定
- プラグインハイブリッドを設定
- ハイスペックモデル「アルテオンR」を設定
- 部分自律運転「トラベルアシスト」をオプション設定
▽2018年10月の変更点
- 3色から選べるインテリアカラーバリエーションと、優雅で落ち着いた佇まいのエクステリアデザインを特徴とした「Arteon TSI 4MOTION Elegance」を追加ラインナップ
- 電動パノラマスライディングルーフに、デンマークが誇るハイエンドオーディオメーカー「Dynaudio(ディナウディオ)」のプレミアムサウンドシステムをセットとした新オプション「ラグジュアリーパッケージ」を「Arteon TSI 4MOTION Elegance」と「Arteon TSI 4MOTION R-Line Advance」に新設定
スマートに!VW新型アルテオンの外装(エクステリア)デザイン
▼新型アルテオンの画像
▼参考:アルテオン(前モデル)
フォルクスワーゲン新型アルテオンの外装は、デザインを見直すことで質感がアップされています。
フロントは、バンパーサイドにアクセントをプラスすることで、これまでよりスマートな印象に。
リアも、新しいグラフィックを持つランプによりデザインが変更されています。
▼新型アルテオンR-Line
▼参考:アルテオンR-Line(前モデル)
スポーティモデルとなる新型アルテオンR-Lineでは、ベースモデルとの差別化をすすめ、バンパーインテークの形状を大きく変更。
加えて、ヘッドライトからグリル内までつながるLEDラインにより、存在感がアップされています。
スポーツワゴン!新型「アルテオンシューティングブレーク」設定!
▼新型アルテオンシューティングブレークの画像
フォルクスワーゲン新型アルテオンには、ワゴンモデルとなる「アルテオンシューティングブレーク」が設定されました。
アルテオンシューティングブレークは、スポーティなリアスタイルを採用。
リアはボディ形状の変更により高さのあるラゲッジスペースが確保され、2分割式のリアシートを収納することで最大1,632Lの荷室容量がつくられます。
質感UP!VW新型アルテオンの内装(インテリア)デザイン
フォルクスワーゲン新型アルテオンの内装は、上級サルーンとして質感が高められています。
改良では、ダッシュボードとドアパネルにエンボス加工されたレザー調素材を採用し、ステアリングホイールに静電容量式コントロールを装備。
エアコンユニットも新しくされ回転式ダイヤルを廃止、「タッチスライダー」による操作とすることシンプルなデザインに。
▼新型アルテオン「R-Line」
「R-Line」では、専用のアクセントやシートを採用することにより、走行性能の高さを感じることができるようになっています。
ハイスペック!新型「アルテオンR」も設定!
▼新型アルテオンRの画像
フォルクスワーゲン新型アルテオンには、ハイスペックモデル「アルテオンR」が設定されました。
新型アルテオンRは、出力をアップしたパワートレインにより320psを発揮。
専用のエクステリアアクセントを採用し、ブレーキには、先に「R」が設定されている「ゴルフR」からくるブルーの専用キャリパーと大型のドリルドローターが装備され、ストッピングパワーをアップしています。
走行システムには「Rパフォーマンストルクベクトリング」が搭載され、走行状況に応じて、前後、後輪左右のトルクを変化させることができるようになっています。
PHEVも!フォルクスワーゲン新型アルテオンのスペックは?
▼フォルクスワーゲン新型アルテオンのパワートレインとスペック
- 【アルテオン】
エンジン:直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:280ps/35.7kgm - 【プラグインハイブリッド】【新設定】
直列4気筒1.4Lターボエンジン+電気モーター
システム最高出力:224ps
EV航続距離:56km - 【アルテオンR】【新設定】
エンジン:直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:320ps - トランスミッション:7速デュアルクラッチ「DSG」
- 駆動方式:4WD「4MOTION」or FF(欧州仕様)
フォルクスワーゲン新型アルテオンのパワートレインには、新しくプラグインハイブリッドとハイスペックモデル「アルテオンR」が設定されました。
プラグインハイブリッドモデルは、1.4Lターボエンジンとモーターを組み合わせることで環境性能を向上。
最新のバッテリーにより、56kmを電力のみで走行することが可能となっています。
気持ちよく!フォルクスワーゲン新型アルテオンの走行システムは?
フォルクスワーゲン新型アルテオンには、「エコ」「コンフォート」「ノーマル」「スポーツ」「カスタム」の各モードから、タッチひとつでシーンに合わせた選択となる「ドライビングプロファイル機能」が搭載されています。
「ドライビングプロファイル機能」は、アダプティブシャシーコントロール「DCC」によりダンパーの減衰力を瞬時にコントロールするとともに、シフトプログラム、エアコンディショナー、 電動パワーステアリングなどの機能の設定を最適化させることで、好みのドライビングを楽しむことができるようになっています。
その他、新型アルテオンには電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」が採用され、高速コーナリング時に駆動輪内側のグリップ不足を検知すると、クルマが瞬間的にブレーキをかけて内輪の空転を抑制。
トラクションを回復させてアンダーステアを軽減します。
「プログレッシブステアリング」では、ステアリングギア比を状況にあわせ変化させることで、低速走行や駐車時には少ない操作で快適な取り回しを実現し、カーブが連続するワインディングではクイックなレスポンスに仕上げられています。
フォルクスワーゲン新型アルテオンの燃費は?
▼フォルクスワーゲン新型アルテオンの燃費
- 2Lターボ:13.3km/L
フォルクスワーゲン新型アルテオンの燃費は、13.3km/Lとなっています。
最新のパワートレインを採用することで、4WD駆動を採用するスポーツサルーンでは高い燃費値に仕上げられています。
フォルクスワーゲン新型アルテオンの安全装備は?
フォルクスワーゲン新型アルテオンの安全装備には、自動化レベルで「レベル2」に該当する部分自動運転システムが採用されています。
システムは、「レーンキープアシスト」とアダプティブクルーズコントロール「ACC」を組み合わせた渋滞時追従支援システム「Traffic Assist」により、交通渋滞時やストップ&ゴーの多い状況においての運転を支援することができるように。
新型アルテオンにはその他、車線変更や駐車場でのアシスト機能、アラウンドビューカメラ、ドライバー疲労検知システム、ヘッドライトの角度をかえてさまざまな状況で視界確保をアシストするダイナミックヘッドライトなど、多彩な機能が装備されます。
改良では「トラベルアシスト」がオプション設定され、0-210km/hの速度で部分的自動運転を使用することができるようになっています。
フォルクスワーゲン新型アルテオンのボディサイズは?
▼フォルクスワーゲン新型アルテオンのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4865×1875×1435mm
※Rライン、エレガンス共通 - ホイールベース:2835mm
- 参考
・VWパサート
全長×全幅×全高:4785×1830×1465mm
ホイールベース:2790mm
フォルクスワーゲン新型アルテオンのボディサイズを下位モデルとなるパサートと比較すると、全長は100mm延長され、全幅は45mm拡大されています。
しかし、4ドアクーペの魅力あるスタイルとするため、全高は30mmダウンされています。
フォルクスワーゲン新型アルテオンの価格は?
▼フォルクスワーゲン新型アルテオンの価格
- 570万円~750万円
フォルクスワーゲン新型アルテオンの価格は、ベースモデルでデザインの変更が主になることから大幅な価格変更はなく維持されます。
追加設定されるハイパフォーマンスモデルのアルテオンRは、750万円ほどになるとみられています。
▼参考:フォルクスワーゲン・アルテオン(前モデル)の価格
- TSI 4MOTION R-Line:5,664,000円
- TSI 4MOTION R-Line Advance:6,180,000円
- TSI 4MOTION Elegance:6,180,000円
いつ?フォルクスワーゲン新型アルテオンの発売日は?
マイナーチェンジした新型アルテオンは、2020年6月24日に発表されました。
日本発売日は2020年末から2021年初旬になるとみられています。
フォルクスワーゲンはフラッグシップモデルとなるアルテオンのラインナップを強化することで、多くのユーザーにアピールしていきたい考えです。
フォルクスワーゲン・アルテオンを「おさらい」
▼フォルクスワーゲン・アルテオン
フォルクスワーゲン・アルテオン(Arteon)は、初代となる現行モデルが2017年に登場したDセグメントセダンです。
車名の「Arteon」の由来は、製品を評価する場合の最高ランクである「A」を頭文字に、「Art(芸術)」と、中国のみで販売されるフォルクスワーゲンの最上級車種「フィデオン(Phideon)」の名前の一部を組み合わせたものとなっています。
「フィデオン」が販売されている中国市場以外では、フォルクスワーゲンのフラッグシップモデルとしてラインナップされています。
▼参考:フォルクスワーゲンCC
アルテオンの登場前まで販売されていた、「パサート」の派生車種で前期型ではモデル名が「パサートCC」だった「フォルクスワーゲンCC」の後継車種として企画されました。
4ドアクーペの「メルセデスCLS」をライバルとし、価格が手頃だったことから「廉価なCLS(Poorman's CLS)」と呼ばれることもあったフォルクスワーゲンCCの経験から、アルテオンではより上級を意識し設計。
全長をCCから+65mm、ホイールベースは+125mmと大きく延長することで、高い快適性をもったモデルとしてアピールされています。
新型フォルクスワーゲン・アルテオンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!