BMWが、ミドルクラス「3シリーズ」の新モデルを発表しました。
新モデルにより魅力をアップする新型3シリーズについて、スペックや価格、発売日などの最新情報をご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】高出力ディーゼル!BMW「新型3シリーズ M340d xDrive」発表!
- 大型グリル!BMW新型M3にコンペティションもラインナップ!
- BMW新型3シリーズの【主な変更点まとめ】
- スポーティ!BMW新型3シリーズの外装(エクステリア)デザインは?
- ワゴン!BMW新型3シリーズツーリング日本設定!
- 拡大!BMW新型3シリーズのボディサイズは?
- 最新システム!BMW新型3シリーズの内装(インテリア)デザイン
- BMW新型3シリーズにMパフォーマンスモデルM340i設定!
- 力強く!BMW新型3シリーズのパワートレインとスペックは?
- BMW新型3シリーズを試乗動画でチェック!
- EV!BMW新型3シリーズには電気自動車モデルも用意!
- BMW新型3シリーズの燃費は?
- 新機能!BMW新型3シリーズの安全装備は?
- BMW新型3シリーズの価格は?
- BMW新型3シリーズの発売日は?
- BMW3シリーズを「おさらい」
【最新情報】高出力ディーゼル!BMW「新型3シリーズ M340d xDrive」発表!
▼新型3シリーズツーリング M340d xDriveの画像
BMWが、ミドルクラス「3シリーズ」の新モデルとなる「M340d xDriveセダン」と「M340d xDriveツーリング」を発表しました。
2モデルは専用のエクステリアを採用し、パワートレインに340ps/71.4kgmを発揮する直列6気筒3L「TwinPower Turbo」ディーゼルエンジンを搭載。
1,750rpmの低回転から、最大トルクを発生することができるようになっています。
▼新型3シリーズセダン M340d xDriveの画像
また、11馬力を追加する48Vマイルドハイブリッドシステムも装備し、エンジンをアシストすることで走行性能を高めるとともに燃費性能を改善。
駆動システムには8速ATと4WDが組み合わせられ、リアに「M Sportディファレンシャル」を採用。
ブレーキは、フロントに348mmディスクと4ピストンキャリパー、リアには345mmディスクとシングルピストンキャリパーが装備されています。
0-100km/h加速タイムは、M340d xDriveセダンで4.6秒、340d xDriveツーリングで4.8秒を実現。
燃費値は欧州検査値で、セダンが5.3L/100km(18.9km/L)、ツーリングが5.4L/100km(約18.5km/L)と、ハイスペックながら低燃費になっています。
▼BMW4シリーズ
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▼BMW5シリーズ
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▼BMW7シリーズ
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大型グリル!BMW新型M3にコンペティションもラインナップ!
▼BMW新型M3のスクープ画像
BMW新型3シリーズには、ハイパフォーマンスモデルとして新型M3の設定が予定されています。
BMW新型M3は、新世代のデザインとしてベースモデルから大きく拡大されたグリルをもち、480馬力にスペックアップする高出力エンジンにより高いパフォーマンスを発揮。
上位のM5に設定された前後駆動力変更対応の最新4WDも搭載し、完全後輪駆動状態から加速力を重視した4WDまで、幅広い走りを楽しむことができるようになります。
また、さらなる走行性能を持つモデルとして510馬力の「M3コンペティション」も設定され、より走りを楽しむことができるようになります。
BMW新型M3の発売は、2020年後半になるとみられています。
▼BMW新型M3のスクープ動画
BMW新型3シリーズの【主な変更点まとめ】
▼BMW新型3シリーズの変更点
▽2019年9月
- ワゴンとなる「3シリーズツーリング」を設定。
前モデルから全長を大きく延長し、室内空間を拡大。
BMWとして初採用となるアンチ・スリップ・システムをラゲッジスペースに設定し、荷物の横滑りを防止
▽2019年5月日本改良
- 「320d」「330e」「M340i」の3モデルを導入
- 2019年夏以降の日本導入モデル全車に3眼カメラを搭載するなど最新の運転支援システムを標準装備するとともに、「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を搭載
▽フルモデルチェンジ時の変更点
- 最新の「CLAR」プラットフォームにより、ボディサイズ、ホイールベースを延長することで、室内空間とラゲッジスペースを拡大
- BMW初となるAIを利用した新開発BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントを導入
- 日本初導入となる高性能3眼カメラを使用した最新の運転支援システムを、320iグレード以上に標準装備
- 完全電気自動車の設定を予定
BMW3シリーズは、上級ブランドであるBMWのミドルクラスとされ、現行モデルはセダンが2019年3月にフルモデルチェンジしていました。
2019年9月にはワゴン「3シリーズツーリング」が追加設定され、広い荷室が魅力のモデルとなっています。
▼BMW新型3シリーズの動画
▼BMW新型3シリーズツーリングの動画
スポーティ!BMW新型3シリーズの外装(エクステリア)デザインは?
▼BMW新型3シリーズの画像
BMW新型3シリーズの外装には、クーペの「4シリーズ」を思わせるスポーティなデザインが採用されています。
これにより空気抵抗係数(Cd値)は、前モデルの0.26から0.23に減少しています。
フロントデザインは、新世代のLEDヘッドライトや奥行きのあるバンパーにより、力強さが感じられるデザインとされています。
リアは、テールランプがより水平を意識したものとされ、ワイド&ローな印象を引き立てています。
足元には最新のホイールが装備されるほか、Mスポーツモデルではロゴ入りのキャリパーを採用。
車両は「BMWデジタルキー」機能を使用することで、スマートフォンでエンジンの始動やドアの施錠も行うことができるようになっています。
▼BMW新型3シリーズ「Mパフォーマンスパーツ装着車」の画像
新型3シリーズには、Mパフォーマンスパーツとしてフルエアロも設定され、外観をアップデートすることができるようになっています。
▼BMW新型3シリーズの動画
BMW新型3シリーズを前モデルと比較!
▼BMW3シリーズ(前モデル)
BMW新型3シリーズを前モデルと比較すると、抑揚があったヘッドライトやバンパーのデザインがスポーティを意識し低い水平基調になっていることがわかります。
ヘッドライトの細くグリルに接続していた部分はなくなり、その分までグリルが拡大されていることで、迫力ある表情に変化しています。
ワゴン!BMW新型3シリーズツーリング日本設定!
▼BMW新型3シリーズツーリング(ワゴン)の画像
BMW3シリーズには、ワゴンモデルとなる新型3シリーズツーリングが設定されています。
新型3シリーズツーリングは、セダンからくるスポーティな外観を採用し、リア部分を大型化することで荷室容量を拡大。
加えて、前モデルから延長された全長を使用することで、後部座席にも快適な空間がつくられました。
ラゲッジスペースは500Lと前モデルから5L拡大され、3分割可倒式のリアシートを倒すことで最大1510Lの容量を使うことができます。
また、オートマティックテールゲートが標準装備となり、荷室下にも荷物を積載するスペースが確保されています。
その他、アンチスリップシステムがBMW車で初採用され、車両が走行を開始すると、ラゲッジ床面からゴム製の滑り止めが自動でせり上がり、荷物の横滑りが防止されます。
▼BMW新型3シリーズツーリングの動画
拡大!BMW新型3シリーズのボディサイズは?
▼新型3シリーズセダン
▼新型3シリーズツーリング
▼BMW新型3シリーズのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高
セダン:4715×1825×1440mm
ツーリング:4715×1825×1470mm - ホイールベース:2850mm(ツーリング共通)
- 車重:1560kg(セダン)
- 参考
・BMW3シリーズ(前モデル)
全長×全幅×全高:4645×1800×1440mm
ホイールベース:2810mm
車重:1490kg
BMW新型3シリーズのボディサイズは全体的に拡大され、クラストップのサイズとされています。
全長は70mm、ホイールベースは40mm延長することで室内空間を拡大し、同時に安定感あるスタイリングに仕上げられています。
重心は前モデルから約10mmダウンされ、前後重量配分は50対50を実現。
車体とサスペンション取り付け部の剛性も大幅にアップされています。
最新システム!BMW新型3シリーズの内装(インテリア)デザイン
BMW新型3シリーズの内装は最新技術を採用することにより、質感と使いやすさがたかめられています。
メーターには12.3インチのデジタルメーターパネルが装備され、中央に配置される10.25インチタッチスクリーンと組み合わせて多彩な情報が提供されます。
インフォテイメントシステムには、BMWとして初となるAIを利用した新開発のBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントを導入。
アシスタントは、音声会話だけで車両の操作や情報へのアクセスが可能とされ、いままでの音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉でドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを利用することができるようになっています。
エアコンの操作パネルは新しいデザインとされ、スッキリとしたインテリアを引き立てる仕上げになっています。
新設計されたシートは、ドライバーのホールド性を高めながらもより快適性を向上。
インテリアには多彩なカラーが設定され、オーナーの好みにあわせて選択できるようになっています。
リアシートは4:2:4の分割可倒式となったほか、荷室の形状も変更され使いやすくなっています。
BMW新型3シリーズにMパフォーマンスモデルM340i設定!
▼BMW新型3シリーズM340iの画像
BMW新型3シリーズでは、MパフォーマンスモデルとなるM340iが設定されています。
新モデルとなるBMW M340iは、2シリーズクーペに設定されているベースラインのハイスペックバージョンM240iの3シリーズ版となり、ストイックにパフォーマンスを求めるM3と通常モデルの中間に位置するグレードになります。
ライバルにはアウディS4とメルセデス-AMG C43が設定され、M340iでは387馬力を発生する直列6気筒ガソリンエンジンや専用のエアロ、Mスポーツサスペンションや電子制御ディファレンシャルを装備。
その他、可変ステアリングラック、フロント348mm4ピストンキャリパーブレーキ、リア345mmシングルピストンキャリパーブレーキが採用されています。
▼BMW新型M340iの試乗動画
力強く!BMW新型3シリーズのパワートレインとスペックは?
▼BMW製直列6気筒ツインターボエンジン
▼BMW新型3シリーズのパワートレインとスペック
- 【320i】【日本導入】
直列4気筒 2Lガソリンターボ【新開発】
出力:184ps/30.6kgm - 【330i】【日本導入】
直列4気筒 2Lガソリンターボ【新開発】
出力:258ps/40.8kgm
0-100km/h加速:5.8秒 - 【320d】【日本導入】
直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:190ps/40.8kgm - 【330eプラグインハイブリッド】【日本導入】
直列4気筒 2Lターボ+電気モーター「eDrive」プラグインハイブリッド
システム最高出力:292ps/42.8kgm
EV航続距離:59km
0-100km/h加速:5.9秒 - 【M340i】【日本導入】
直列6気筒3Lガソリンターボ
最高出力:387ps/50.1kgm
0-100km/h加速:4.4秒 - 【M340d】
直列6気筒3Lディーゼルターボ
最高出力:340ps/71.4kgm
0-100km/h加速:4.6秒 - 【M3】
直列6気筒3Lガソリンターボ
最高出力:480ps - 【M3コンペティション】
直列6気筒3Lガソリンターボ
最高出力:510ps - トランスミッション:6速MT or 8速AT【新開発】
- 駆動:FR or 4WD「xDrive」
BMW新型3シリーズには、排気量を1気筒あたり500ccとしたBMWの新世代エンジンが搭載されています。
量販モデルには、新開発された2Lのガソリンとディーゼルを設定し、日本仕様にはガソリンの320iと330i、ディーゼルの320dを導入。
330iでは、従来モデルのエンジンと比較して、ほぼすべての回転域で5kgmの大幅なトルクアップが実現されています。
高環境モデルには、2Lターボエンジンと電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドを用意しEV航続距離は59kmを実現。
スポーツモデルには新しくガソリンのM340iとディーゼルのM340dが設定され、直列6気筒3Lターボエンジンを搭載することで、他ブランドのハイスペックモデルと競うことになります。
ハイパフォーマンスモデルのM3は前モデルで431馬力となっていましたが、上位モデルのM5が40馬力プラスした600馬力となったことで、480馬力まで出力を向上。
最上位となるM3コンペティションでは510馬力とされます。
BMW新型3シリーズを試乗動画でチェック!
BMW新型3シリーズは注目度の高さから多くの試乗動画が公開されています。
新世代にあがった基礎性能や質感が高い評価を受けています。
EV!BMW新型3シリーズには電気自動車モデルも用意!
▼BMW新型3シリーズEVのスクープ画像
BMW新型3シリーズには、電動パワートレインモデルとしてプラグインハイブリッドのほか、BMW i3に続く完全な電気自動車が設定されます。
新設定されるBMW新型3シリーズEVは、エンジンの冷却が不要となるためキドニーグリルが閉じられており、外装には電気自動車のテスト車両であることがわかる文字が掲げられています。
パワートレインは80kWhの大容量バッテリーを搭載し航続距離500kmに仕上げられ、電気自動車にちからを入れているBMWの主力EVに。
BMWは3シリーズEVの追加により、テスラが発表しているミドルクラス電気自動車「モデル3」とも競う予定です。
BMW新型3シリーズの燃費は?
▼BMW新型3シリーズの燃費
- 2Lガソリンターボ:16.4km/L
- 2Lディーゼルターボ(4WD車):15.3km/L
- 2Lプラグインハイブリッド:62.5km/L(欧州値/充電電力使用時)
BMW新型3シリーズの燃費は、プラグインハイブリッドモデルで欧州複合燃費が62.5km/Lとされ、前世代に対して2割以上改善しました。
内燃機関モデルも、ガソリンで16.4km/L、4WD車のディーゼルが15.3km/Lと、ミドルクラスとして使いやすさも重要視されています。
新機能!BMW新型3シリーズの安全装備は?
BMW新型3シリーズの安全装備には、日本初導入となる高性能3眼カメラを使用した最新の運転支援システムが全車に採用され、より正確なレーンキーピング性能と、より広い視野での危険予測が実現されています。
2019年夏導入モデルからは、システムに「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が設定され、高速道路での渋滞時において、絶えず前方に注意するとともに周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態に限り、ステアリングから手を離して走行が可能となっています。
また、新型3シリーズは、新型BMW8シリーズから導入されたリバースアシスト機能付きパーキングアシスタントにより、車両が直前に前進したルートを最大50mまで記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能になっています。
BMW新型3シリーズの価格は?
▼BMW新型3シリーズの価格
▽3シリーズセダン
- 320i SE:452万円
- 320i:523万円
- 320i Mスポーツ:583万円
- 330i Mスポーツ:632万円
- 320d xDrive:578万円
- 320d xDrive M Sport:629万円
- 330e M Sport:654万円
- M340i xDrive:962万円
▽3シリーズツーリング
- 320i SE Touring(受注生産):494万円
- 320i Touring:567万円
- 320i Touring M Sport:619万円
- 320d xDrive Touring:614万円
- 320d xDrive Touring M Sport:666万円
- 330i Touring M Sport:669万円
- 340i xDrive Touring:1005万円
新設定されたBMW新型3シリーズツーリングの価格は、日本で494万円からとされました。
量販モデルとなる320iツーリングでは、567万円となっています。
セダンは前モデルの2Lターボが560万円に設定されていましたが、BMWは先代でオプション設定されていた多くの装備を標準化しながら割安に設定したとコメントしています。
BMW新型3シリーズの発売日は?
BMW3シリーズに設定が予定されるハイパフォーマンスモデル「M3」は、ベースモデルから遅れ2020年後半に欧州で発売される予定です。
電気自動車バージョンの投入は、モデルライフ後半になるとみられています。
BMW3シリーズを「おさらい」
▼BMW3シリーズ(初代)
BMW3シリーズは、初代が1975年に登場したBMWの小型高級車です。
ラリー競技などで活躍し人気になったBMW2002の後継モデルとして製作され、初代から現行モデルまでBMWの最多量販車種となっています。
1982年に登場した2代目では、グループAレースへのホモロゲーション取得のためにハイパフォーマンスモデルのM3が登場。
1990年から販売された3代目ではクーペボディも設定され、初代から販売されているカブリオレと一緒に、3シリーズはセダンからスポーツまで担当するモデルに。
その流れは、前モデルの6代目が2012年に登場するまで続きますが、新たにクーペとカブリオレを担当する4シリーズが製作されたことで、前モデルはセダン、ツーリング(ワゴン)、グランツーリスモ(5ドアハッチバック)の3つのボディタイプになりました。
新型BMW3シリーズについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!