アウディが、電気自動車SUV「E-Tron(E-トロン)」の新モデルを発表しました。
アウディブランドを牽引する新型E-Tronについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】3モーター化!アウディ新型「E-Tron S」プロト公開!
- アウディ新型E-Tronの【特徴まとめ】
- 先進的に!アウディ新型E-Tronの外装(エクステリア)デザインは?
- EVクーペSUV!アウディ新型E-Tronスポーツバック設定!
- 中間!アウディ新型E-Tronのボディサイズは?
- 最新装備!アウディ新型E-Tronの内装(インテリア)デザイン
- パワフル!アウディ新型E-Tronのパワートレインとスペックは?
- アウディ新型E-Tronを試乗動画でチェック!
- 実用的!アウディ新型E-Tronの航続距離と充電時間は?
- 新機能!アウディ新型E-Tronの安全装備は?
- アウディ新型E-Tronの価格は?
- アウディ新型E-Tronの発売日は?
【最新情報】3モーター化!アウディ新型「E-Tron S」プロト公開!
▼アウディ新型E-Tron Sスポーツバックのプロトタイプ画像
アウディが電気自動車SUV「E-Tron」の新モデルとして設定を予定する「E-Tron S」のプロトタイプを公開しました。
新型E-Tron Sは、アウディの他モデルにも設定されているスポーツライン「S」を電気自動車にも拡大しラインナップ。
パワートレインは、ベースモデルの前後1基ずつモーターを搭載する2モーター構成から、フロント1基、リア2基の3モーターに変更。
これによりシステム出力は408ps/67.7kgmから、441ps/82.4kgmにアップ。
さらにブーストモードでは、最大8秒間510ps/99.2kgmを発揮します。
新型E-Tron Sの0-100km/h加速タイムは4.5秒とされ、リア左右のトルク配分を状況にあわせて変更する電動トルクベクタリングの採用により、コーナリング性能も向上。
また、ブレーキも強化され、フロントには400mmローターと6ピストンキャリパーを装備。
足回りに専用のサスペンションを採用するほか、スタビライザー径も拡大されています。
アウディは新型E-Tron Sを、2020年内にスタンダードなボディを持つ「E-Tron」、クーペSUVの「E-Tronスポーツバック」に設定する予定です。
▼アウディ新型E-Tron Sスポーツバックの動画
▼アウディQ4 E-Tron
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▼フォルクスワーゲンID.3
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アウディ新型E-Tronの【特徴まとめ】
▼アウディ新型E-Tronの特徴
- 電気モーターを前後に搭載したシステムにより、高い走行性能を発揮
- 航続距離400km以上を実現しながら、バッテリー充電時間を30分まで短縮
- スポーティなクーペSUV「E-Tronスポーツバック」を設定
アウディ新型E-Tronは、2015年のフランクフルトモーターショーでコンセプトが公開され、アウディ初の電気自動車SUVとして市販化が明言されていたモデルです。
電気自動車ラインナップの充実を進めているフォルクスワーゲングループの一員として、アウディに上級電気自動車SUVとして設定されます。
▼アウディ新型E-Tronの動画
先進的に!アウディ新型E-Tronの外装(エクステリア)デザインは?
▼アウディ新型E-Tronの画像
アウディ新型E-Tronの外装は、最新のブランドデザインを採用し先進的な印象に仕上げられています。
グリルデザインは重心の高い躍動的なものとしながら、リアライトを水平に伸ばすことで上質感が表現されています。
▼アウディ新型E-Tronの動画
アウディ新型E-Tronをコンセプトモデルと比較!
▼アウディE-Tron Quattro Conceptの画像
アウディ新型E-Tronを2015年に公開されたコンセプトモデルと比較すると、市販化に向けて調整されたものの、その変更幅は小さくなっています。
クロスオーバーモデルながら低重心なスタイルとされ、高い走行性能をオンロードからオフロードまで幅広く楽しむことができるようになっています。
EVクーペSUV!アウディ新型E-Tronスポーツバック設定!
▼アウディ新型E-Tronスポーツバックの画像
アウディ新型E-Tronには、ボディバリエーションとして「E-Tronスポーツバック」の設定が発表されています。
新型E-Tronスポーツバックは、ルーフからリアを緩やかなラインでつなぐことで、人気になっているクーペSUVスタイルを採用。
空気抵抗も低減され、航続距離は標準モデルよりも10km延長。
リアにはスポーティなテールゲートスポイラーを装備し、薄型のテールライトや力強いリアフェンダーを採用。
足元には19インチホイールが標準装備され、最大で22インチのホイールを選択できるようになっています。
▼E-Tronスポーツバック「Sライン」
また、よりスポーティなフロントバンパーや20インチホイールを装備する「Sライン」もラインナップし、スポーツエアサスペンションとSロゴ照明付きドアシルプレートも採用。
ボディスタイルの変更によりリアシートのヘッドスペースは20mmダウンしますが、ラゲッジスペースは最大1655Lと高い実用性が確保されています。
中間!アウディ新型E-Tronのボディサイズは?
▼アウディ新型e-tronのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4900×1930×1666mm
- ホイールベース:2925mm
- 参考
・アウディQ5
全長×全幅×全高:4680×1900×1665mm
ホイールベース:2825mm
・アウディQ7
全長×全幅×全高:5070×1970×1735mm
ホイールベース:2995mm
新型E-Tronのボディサイズは、市販されている上級SUV「Q5」と「Q7」の中間に設計されています。
最上級モデルのQ7に次ぐサイズとすることで、プレミアム電気自動車SUVとして魅力ある使い勝手と、電気自動車に最適化された走行性能が確保されています。
最新装備!アウディ新型E-Tronの内装(インテリア)デザイン
アウディ新型E-Tronの内装は、最新のコクピットデザインにより高い利便性が確保されました。
ドライバー前にはさまざまな情報を表示可能なデジタルメーターを装備するほか、センターのインフォテインメントシステム用のディスプレイ下に、空調などを操作するタッチパネルも装備し、計3つのディスプレイで先進的な空間が作られています。
リアシートは、フラッグシップSUVのQ7に次ぐボディサイズと効率的配置が可能な電動パワートレインのメリットを活かし、乗員が快適に過ごすことができる室内空間が確保されています。
ラゲッジスペースの容量も大きくとられ、多人数でのドライブも快適にこなすことができるようになっています。
パワフル!アウディ新型E-Tronのパワートレインとスペックは?
▼アウディ新型E-Tronのパワートレインとスペック
- 【E-Tron50】
電気モーター×2(前後1基)
出力:313ps/55.1kgm
0-100km/h加速:7.0秒 - 【E-Tron55】
電気モーター×2(前後1基)
出力:408ps/67.7kgm
0-100km/h加速:5.7秒 - 【E-Tron S】
電気モーター×3(前1基、後2基)
出力:441ps/82.4kgm(ブーストモード時510ps/99.2kgm)
0-100km/h加速:4.5秒 - 駆動方式:4WD「Quattro」
- 前後重量配分:52:48
アウディ新型E-Tronのパワートレインは、前後に備える電気モーターにより4WDとされ、「インテリジェント ドライブマネージメント」と呼ばれるトルクベクタリングシステムで走行性能が高められています。
「ブーストモード」も用意され、Sモードでアクセルを最大まで踏み込んだ際、最大8秒間モーターのパワーを引き上げることが可能となっており、E-Tron55で408ps/67.7kgmの出力を発揮することができるようになっています。
アウディ新型e-tronはブレーキ制御システムが新開発され、多くのシーンでアクセルペダルのオン/オフで加減速をコントロールすることができるようになっています。
e-tronは走行状況に応じて、電気油圧式ブレーキ制御システムがモーターによるブレーキ、通常のブレーキ、または組み合わせを使用して減速するかどうかを個々のアクスルごとに判断。モーターによるブレーキから通常のブレーキへの移行も滑らかに行われるようになっています。
ドライバーはステアリングホイールのパドルを使用して3段階で減速レベルを選択でき、通常のブレーキはドライバーがブレーキペダルを使用して0.3gを超える急減速が必要な時のみ作動します。
アウディ新型E-Tronを試乗動画でチェック!
アウディ新型E-Tronは、試乗動画が公開されています。
新世代の電気自動車として煮詰められた基礎性能が高い評価を受けています。
実用的!アウディ新型E-Tronの航続距離と充電時間は?
▼アウディ新型E-Tronの航続距離と充電時間
- 【E-Tron55】
バッテリー容量:95kWh
航続距離:436km
充電時間:30分(急速充電使用時/80%まで) - 【E-Tron50】
バッテリー容量:71kWh
航続距離:336km
充電時間:30分(急速充電使用時/80%まで)
アウディ新型E-Tronには、上位モデルのE-Tron55で航続距離を436kmとし実用性を高める95kWhの大容量バッテリーが搭載されています。
それでも充電時間は、市販車として初めて最大150kWの急速充電に対応することで30分以内とされ、充電を待つシーンを少なくします。
搭載されるバッテリーや充電システムは、今後フォルクスワーゲングループの他モデルにも広く採用される予定です。
新機能!アウディ新型E-Tronの安全装備は?
アウディ新型e-tronの安全装備には、新開発されたシステムが搭載されています。
安全機能には加減速予測システムが含まれ、レーダーセンサー、カメラ画像、ナビゲーションデータなどの「Car-to-X」情報を使用して、交通状況やルートを分析。
Car-to-Xは他車から得られた情報を元に、リアルタイムの交通情報などを車両に配信すことができるようになっています。
この機能を利用し、デジタルメーター「アウディバーチャルコックピット」に予測的なヒントを表示し、自動回生機能が経済的な走行を支援。
アダプティブクルーズアシストと組み合わせ、車両を予測的に加減速させることも可能となっています。
アウディ新型E-Tronの価格は?
▼アウディ新型e-tronの価格
- e-tron
e-tron 50 quattro(71kWh):6万9100ユーロ(約835万円)
e-tron 55 quattro(95kWh):8万900ユーロ(約950万円) - e-tronスポーツバック:71,350ユーロ(約860万円)
アウディ新型E-Tronの価格は、米国で約835万円からと発表されました。
この価格は、ライバルとなるテスラ「モデルX」のスタート価格である1041万円より大幅に低くなっており、アウディのフラッグシップSUV「Q7」の日本スタート価格である812万円から若干のアップになっています。
追加設定が発表されたe-tronスポーツバックは、欧州で約860万円からと発表されています。
アウディ新型E-Tronの発売日は?
アウディ新型E-Tronの日本発売日は、2020年中頃が予定されています。
アウディは、スポーツモデルとなるE-Tron GTの発売も予告し、電気自動車のラインナップを強化することでEV市場での存在感をアップしていきたい考えです。
▼E-Tron GT
【アウディ新型e-tron GT最新情報】電気自動車スポーツのスペックや価格、発売日は?
新型E-Tronについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!