トヨタが、コンパクトミニバン「シエンタ」の改良発売を発表しました。
改良により魅力をアップした新型シエンタについて、最新情報から価格や燃費、発売日などをご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】装備充実!トヨタ「新型シエンタ」改良発売!
- トヨタ新型シエンタの【主な変更点まとめ】
- 豊富!トヨタ新型シエンタの価格・グレードは?
- ファン!トヨタ新型シエンタの外装(エクステリア)デザイン
- 特別仕様車!トヨタ新型シエンタグランパーの専用装備は?
- 広く!トヨタ新型シエンタのボディサイズは?
- 多彩!トヨタ新型シエンタの内装(インテリア)は?
- トヨタ新型シエンタをカスタムする多彩なパーツを設定!
- 車高20mmアップ!新型シエンタクロスオーバー発表!
- 軽快!トヨタ新型シエンタのパワートレインとスペックは?
- 乗りやすく!トヨタ新型シエンタの燃費は?
- 充実!トヨタ新型シエンタの安全装備は?
- いつ?トヨタ新型シエンタの発売日は?
- トヨタ・シエンタを「おさらい」
【最新情報】装備充実!トヨタ「新型シエンタ」改良発売!
トヨタが、コンパクトカー「シエンタ」の改良発売を発表しました。
今回の改良では、「G」「FUNBASE G」のヘッドランプにLEDを採用。
さらに、スマートエントリー&プッシュスタートシステムの機能に「ウェルカムパワースライドドア機能」を追加し、スライドドアに近づくだけでドアが自動的にオープンするように。
また、ハイブリッド全車に、停電などの非常時に電気製品を使えるようにできるアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)をオプション設定。
▼新型シエンタ「アバンギャルドブロンズメタリック」
▼新型シエンタ「ブラックマイカ×ダークブルーマイカメタリック」
ボディカラーには、新たに「アバンギャルドブロンズメタリック」を含むモノトーン11色、「ブラックマイカ×ダークブルーマイカメタリック」を含む2トーン6色が設定されています。
▼トヨタ新型シエンタ「FUNBASE G Cuero」の画像
その他、2列シート車に新グレード「FUNBASE G Cuero」を設定し、3列シート車「G Cuero」同様のLEDランプパッケージ、インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]、合成皮革×スエード調(ダブルステッチ付)表皮のシートが標準装備されています。
改良された新型シエンタは2020年6月2日に発売、価格は1,809,500円~2,580,000円となっています。
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トヨタ新型シエンタの【主な変更点まとめ】
▼新型シエンタの改良内容
- 2列シート仕様に専用合皮シートなどを採用する最上級グレード「ファンベースG Cuero」を新設定
- 「G」「FUNBASE G」グレードに、「LEDヘッドランプ」「ウェルカムパワースライドドア機能」を採用
- ハイブリッド車に「1500Wアクセサリーコンセント」をオプション設定
- ボディカラーに、モノトーン「アバンギャルドブロンズメタリック」、2トーン「ブラックマイカ×ダークブルーマイカメタリック」を設定
▽2019年10月の変更点
- 特別仕様車となる「シエンタGLAMPER」を設定。
専用ボディカラーやエクステリアアクセントを採用し、安全装備を充実
▽2018年9月マイナーチェンジでの変更点
- フロントバンパー、フロントグリル、ヘッドランプ、リヤランプ、ホイールキャップの意匠を変更
- 外板色に、ツートーン全6色を新設定。モノトーンは、新規設定色ベージュなどを含む全10色を設定
- 2列シート5人乗り仕様を新設定
- パワースライドドア予約ロック機能(スマートロック操作)を新設定
- 後席への荷物の置き忘れを通知する、リヤシートリマインダーを日本初採用。
後席ドアの開閉でシステムが作動し、車両を停車しイグニッションをオフにすると、マルチインフォメーションディスプレイに荷物置き忘れ防止の通知メッセージを表示 - ハイブリッドシステムを最適化し、燃費性能を向上
- アクセルとブレーキを踏み間違えた時などに、障害物を検知して自動でブレーキをかけるインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ<静止物>)を新設定
- 歩行者(昼間)検知機能を追加した、Toyota Safety Senseを採用
- 車両を上から見たような映像をナビゲーション画面に表示するパノラミックビューモニターをオプション設定
- 先進安全システム「トヨタセーフティセンス」を標準装備する特別仕様車「シエンタ G Cuero」を通常グレード化
トヨタ・シエンタは、「3列シートコンパクトミニバン」のコンセプトが人気になり、2015年に12年ぶりとなるフルモデルチェンジが実施されていたコンパクトカーです。
2018年9月にはマイナーチェンジが実施され、性能をアップしていました。
豊富!トヨタ新型シエンタの価格・グレードは?
▼トヨタ新型シエンタの価格
▽ガソリン車FF駆動/5人乗り
- FUNBASE X:1,809,500円
- FUNBASE G:2,057,000円
- FUNBASE G GLAMPER:2,068,000円
- FUNBASE G Safety Edition:2,155,000円
- FUNBASE G Cuero:2,173,000円【新設定】
▽ガソリン車FF駆動/7人乗り
- X:1,850,200円
- G:2,098,000円
- G GLAMPER:2,109,000円
- G Safety Edition:2,196,000円
- G Cuero:2,214,000円
▽ガソリン車4WD駆動/6人乗り
- X:1,994,300円
- G:2,242,000円
- G GLAMPER:2,253,000円
- G Safety Edition:2,340,000円
- G Cuero:2,358,000円
▽シエンタハイブリッド5人乗り(全車FF)
- FUNBASE X:2,227,500円
- FUNBASE G:2,423,000円
- FUNBASE G GLAMPER:2,434,000円
- FUNBASE G Safety Edition:2,521,000円
- FUNBASE G Cuero:2,539,000円【新設定】
▽シエンタハイブリッド7人乗り(全車FF)
- X:2,268,200円
- G:2,464,000円
- G GLAMPER:2,475,000円
- G Safety Edition:2,562,000円
- G Cuero:2,580,000円
新型シエンタの価格は、装備が充実された「G」グレードで4万円ほどのアップになっています。
5人乗り仕様となる「ファンベース」では、最上級グレード「G Cuero」が選択できるようになり、ベースとなる「G」から11万円ほどのアップとなっています。
▼参考:トヨタ・シエンタの価格(前モデル)
▽ガソリン車
- X(7人乗り/FF):1,850,200円
- G(7人乗り/FF):2,058,100円
- G GLAMPER(7人乗り/FF):2,069,100円
- Gクエロ(7人乗り/FF):2,213,200円
- FUNBASE X(5人乗り/FF):1,809,500円
- FUNBASE G(5人乗り/FF):2,017,400円
- FUNBASE G GLAMPER(5人乗り/FF):2,028,400円
- X(6人乗り/4WD):1,994,300円
- G(6人乗り/4WD):2,202,200円
- G GLAMPER(6人乗り/4WD):2,213,200円
- Gクエロ(6人乗り/4WD):2,357,300円
▽シエンタハイブリッド
- X(7人乗り/FF):2,268,200円
- G(7人乗り/FF):2,424,400円
- G GLAMPER(7人乗り/FF):2,435,400円
- Gクエロ(7人乗り/FF):2,579,500円
- FUNBASE(5人乗り/FF):2,227,500円
- FUNBASE G(5人乗り/FF):2,383,700円
- FUNBASE G GLAMPER(5人乗り/FF):2,394,700円
ファン!トヨタ新型シエンタの外装(エクステリア)デザイン
新型シエンタの外装は、2018年の改良時、「Fun & Active」な世界観および「斬新・スポーティさ」を継承しながら、フロントバンパー、フロントグリル、ヘッドランプ、リヤランプ、ホイールキャップに新デザインが採用されています。
最新の改良では、上級グレードの「G」にLEDライトを標準装備することで、夜間の視認性がアップされています。
特別仕様車!トヨタ新型シエンタグランパーの専用装備は?
トヨタ新型シエンタには、特別仕様車となるシエンタグランパーが設定されています。
新型シエンタグランパーは、グランピングをはじめカジュアルなアウトドアの雰囲気に合う特別仕様車として制作。
エクステリアは、漆黒メッキのグリルや、ドアミラー、ドアハンドル、ホイールキャップにブラック塗装を採用することで、デザインを引き締め。
インテリアもブラックインテリア、専用ファブリック巻きフロントドアアームレスト、コハクを配色したファブリックシート表皮とすることで、外観とコーディネートし上質な仕上げに。
その他、「衝突回避支援パッケージ Toyota Safety Sense」「インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]」「フルフラットデッキボード」を標準装備することで使い勝手がアップされています。
▼“GLAMPER meets TRD” アクティブキット
さらに、ブラック基調の特別アクセサリーとして、TRD製“GLAMPER”専用パーツが販売店装着オプションとして設定され、“GLAMPER”のアウトドアカジュアルテイストなデザインを引き立てることができるようになっています。
広く!トヨタ新型シエンタのボディサイズは?
▼トヨタ新型シエンタのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4260×1695×1675mm
- ホイールベース:2750mm
- 車重:1320kg
- 乗員:5人~7人
トヨタ新型シエンタのボディサイズは、全幅1700mm未満の5ナンバーサイズながら、7人乗りにまで対応する広い室内空間が確保されています。
タイヤを車体の前後端に配置するロングホイールベースにより、最後列でも余裕があるスペースがつくられています。
多彩!トヨタ新型シエンタの内装(インテリア)は?
新型シエンタの内装には、3列シート7人乗りと6人乗り、2列シート5人乗り仕様が設定されています。
▼シエンタ7人乗り仕様
▼シエンタ6人乗り仕様
▼シエンタ5人乗り仕様
▼「ファンベースG Cuero」【新設定】
改良では、2列シート仕様「ファンベース」に、これまで3列シート仕様のみに設定されていた「G Cuero」グレードとなる「ファンベースG Cuero」をラインナップし、専用の合皮コンビシートを採用することで質感をアップしています。
シエンタの2列目シート仕様では、シートをフラットに収納することで荷室長2065mmが確保され、人気になっている車中泊にも使うことができるように。
デッキサイド両側には、ユーティリティホールが9個ずつ配置され、ディーラー装着オプションのユーティリティフックやシステムバーと組み合わせることで、さまざまなアクティビティ用途に対応。
ラゲッジスペースは、ボードを使いフラットにすることで26インチの自転車2台を収納することができるほか、アンダートレイを活用し高さのある荷物も積むことができるようになっています。
トヨタ新型シエンタをカスタムする多彩なパーツを設定!
▼新型シエンタTRDカスタムパーツ装着車
トヨタ新型シエンタには、TRDとモデリスタからカスタムパーツが設定されています。
TRDからは新型シエンタのスマートなスタイルを伸ばすエアロキットが設定され、よりデザインを楽しむことができるように。
▼新型シエンタ・モデリスタカスタムパーツ装着車
モデリスタのエアロキットはより質感を高めるため、デザインの重心を下げた仕上げとなっています。
その他、新型シエンタはモデリスタから、2列シート仕様の使い勝手をアップさせるカスタムパーツをラインナップ。
デザイン性を高めたラゲッジボード、収納スペースを増やすラック、使いやすさをアップするステップなどが用意されています。
車高20mmアップ!新型シエンタクロスオーバー発表!
▼新型シエンタクロスオーバーの画像
新型シエンタには海外で、オフロードモデルとなる「シエンタクロスオーバー」が発表されています。
新型シエンタクロスオーバーは専用のデザインを採用し、前後スキッドプレートや車体下部のガードにより障害物への耐久性をアップ。
また、専用のサスペンションを装備することにより車高を20mmアップすることで、走破性能が高められています。
軽快!トヨタ新型シエンタのパワートレインとスペックは?
▼新型シエンタのパワートレインとスペック
- ハイブリッドモデル
直列4気筒1.5L「1NZ-FXE」+電気モーター
エンジン最高出力:74ps/4800rpm
エンジン最大トルク:11.3kgm/3600-4400rpm
モーター出力:61ps/17.2kgm - ガソリンモデル
・FF
直列4気筒1.5L「2NR-FKE」
最高出力:109ps/6000rpm
最大トルク:13.9kgm/4400rpm
・4WD
直列4気筒1.5L「1NZ-FE」
最高出力:103ps/6000rpm
最大トルク:13.5kgm/4400rpm - トランスミッション:CVT
新型シエンタのパワートレインには、ハイブリッド、ガソリンのFF用と4WD用の3種類のパワートレインが設定されています。
ハイブリッドモデルでは2018年の改良時に、「アクア」と同じくエンジンやハイブリッドシステムの制御見直しが実施され、燃費が向上しています。
最新の改良では、ハイブリッド車に1500Wのアクセサリーコンセントが新たにオプション設定され、家電製品などを便利に使うことができるようになっています。
乗りやすく!トヨタ新型シエンタの燃費は?
▼新型シエンタの燃費
- シエンタハイブリッド
・JC08モード:FF 28.8km/L
・WLTCモード【新燃費基準】
総合:22.8km/L
市街地:22.7km/L
郊外:23.9km/L
高速道路:22.1km/L - シエンタ(ガソリン):FF 20.2km/L、4WD 15.4km/L
新型シエンタの燃費は、2018年の改良時に、ハイブリッドモデルでシステムの制御が見直されたことで改善しています。
前モデルのシエンタハイブリッドは27.2km/Lとなっていましたが、新型シエンタでは28.8km/Lと大幅に改善し、より使いやすいモデルに仕上げられています。
またシエンタハイブリッドは実燃費に近い新燃費規格「WLTCモード」の値も公開されており、全テストモードで22km/L以上の低燃費になっています。
充実!トヨタ新型シエンタの安全装備は?
トヨタ新型シエンタの安全装備は、衝突回避支援パッケージとして「Toyota Safety Sense」が装備されています。
「Toyota Safety Sense」は、検知対象に歩行者(昼間)を追加することで安全性を向上。
▼インテリジェントクリアランスソナー
アクセルとブレーキを踏み間違えた時などに、障害物を検知して自動でブレーキをかけるインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ<静止物>)が設定されています。
また、車両を上から見たような映像をナビゲーション画面に表示するパノラミックビューモニターがオプション設定され、運転席からの目視だけでは見えにくい、車両周辺の状況をリアルタイムに確認することができるようになっています。
いつ?トヨタ新型シエンタの発売日は?
改良された新型シエンタは、2020年6月2日に発売されました。
トヨタはシエンタに新グレードを追加することにより、ユーザーに質感の高さをアピールしていく予定です。
トヨタ・シエンタを「おさらい」
▼シエンタ(初代)
トヨタ シエンタ(SIENTA)は、初代が2003年に登場したコンパクトミニバンです。
2001年に登場したホンダ・モビリオ(後継車はフリード)の対抗車種として計画され、コンパクトカーサイズとしながらも室内には最大7人乗りに対応できる3列シートを搭載しました。
2010年8月に一度販売を終了していましたが、後継車として製作された「パッソセッテ」「ブーンルミナス」の売れ行きが不調だったことから、9か月後の2011年5月に製造を再開。
その後、2015年に現行モデルの2代目が登場するまで12年間販売が継続されました。
現行モデルでは、アクアと同じシステムを搭載するシエンタハイブリッドも用意され、ミドルクラスミニバンでは大きいと感じるユーザーに人気のモデルになっています。
新型シエンタについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!