ポルシェが、フラッグシップSUV「カイエン」の新モデルを発表しました。
新モデルにより魅力を伸ばすポルシェ新型カイエンについて、スペックや価格、発売日などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】ハイスペック!ポルシェ新型「カイエンGTS」日本発売!
- ポルシェ新型カイエンの【主な変更点まとめ】
- ポルシェ新型カイエンの外装(エクステリア)デザイン
- ポルシェ新型カイエンのボディサイズは?
- ポルシェ新型カイエンの内装(インテリア)デザイン
- ポルシェ新型カイエンのパワートレインとスペックは?
- ポルシェ新型カイエンの走行システムは?
- ポルシェ新型カイエンの走行性能を試乗動画でチェック!
- ポルシェ新型カイエンの燃費は?
- ポルシェ新型カイエンの安全装備は?
- ポルシェ新型カイエンの価格は?
- ポルシェ新型カイエンの発売日は?
- ポルシェ・カイエンを「おさらい」
【最新情報】ハイスペック!ポルシェ新型「カイエンGTS」日本発売!
▼ポルシェ新型カイエンGTSの画像
ポルシェが「カイエン」のハイスペックモデルとなる「カイエンGTS」の日本発売を発表しました。
新型カイエンGTSは、先に設定されていた「S」と「ターボ」の中間に位置するモデルとなり、パワートレインにはV型8気筒4Lツインターボが搭載され、460p/63.2kgmを出力。
これにより0-100km/h加速タイムは4.5秒、最高速度は270km/hが実現されています。
新型カイエンGTSではその他、足回りに車高を20mmダウンしたサスペンションや、フロント390mm、リア358mmの大径ブレーキを装備。
インテリアトリムにはアルカンターラやダーク仕上げのアルミニウムを装備し、8wayスポーツシートが標準装着されます。
カイエンGTSは2020年6月12日に世界同時に受注を開始、価格は1682万円となっています。
▼ポルシェ・カイエンクーペ
【ポルシェ新型カイエンクーペ最新情報】クーペSUV!ターボ/PHEV、サイズや燃費、価格は?
ポルシェ新型カイエンの【主な変更点まとめ】
▼ポルシェ新型カイエンの変更点
- ハイスペックモデル「カイエンGTS」を設定
▽2019年9月の変更点
- ハイパフォーマンスプラグインハイブリッドモデル「カイエンターボS E-Hybrid」を追加
▽ポルシェ・カイエン フルモデルチェンジ時の変更点
- アルミや複合素材などにより、前モデルから最大200kg軽量化
- 新開発ダウンサイジングターボエンジンなどを搭載し、高パフォーマンスを発揮
ポルシェ新型カイエンの外装(エクステリア)デザイン
▼ポルシェ新型カイエンの画像(ベースモデル)
ポルシェ新型カイエンの外装は、前世代で人気のボディラインを維持しながら、より伸びやかなスタイルが追求されています。
ヘッドライトには最新のLEDライトを標準装備し、先進的イメージと視認性を向上しています。
▼ポルシェ新型カイエンターボの画像
ハイパフォーマンスモデルとなるカイエンターボには空力性能を伸ばす専用エアロが設定され、リアスポイラーにはエアブレーキとしても機能するアダプティブルーフスポイラーが採用されています。
▼ポルシェ新型カイエンEハイブリッドの画像
プラグインハイブリッドモデルの新型カイエンEハイブリッドでは、グリーンのアクセントがエンブレムやブレーキキャリパーに採用され、他モデルと差別化されています。
ポルシェ新型カイエンのボディサイズは?
▼ポルシェ新型カイエンのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4918×1983×1696mm
- ホイールベース:2895mm
- 車重:1985kg
- 参考
・ポルシェ・マカン
全長×全幅×全高:4697×1923×1624mm
ホイールベース:2807mm
車重:1770kg
ポルシェ新型カイエンのボディサイズは、前モデルから全長+63mmとしながら、ホイールベースは維持されています。
車重は、アルミや複合素材などを採用するフォルクスワーゲングループの最新プラットフォームにより前モデルから最大200kg軽量化し、大柄な車体ながら2000kgを切っています。
ポルシェ新型カイエンの内装(インテリア)デザイン
新型カイエンの内装は、12.3インチの大型タッチスクリーンインフォテイメントシステムを中心に質感が高められています。
オーディオシステムには、総出力710WのBose製サラウンドサウンドシステム、総出力1455WのBurmesterハイエンド3Dサラウンドサウンドシステムが設定されています。
ボディサイズの延長により後席とラゲッジスペースも大きくなり、ラゲッジ容量は前モデルから100L多い745L、後席を倒すことで最大1710Lを使用することができます。
PHEVの新型カイエンEハイブリッドでは、バッテリーパックがラゲッジの床下に配置され、ガソリン車とかわらない使い勝手が確保されています。
ポルシェ新型カイエンのパワートレインとスペックは?
▼ポルシェ新型カイエンのパワートレインとスペック
- 【カイエン】(ベースグレード)
V型6気筒3Lガソリンターボ
出力:340ps/45.9kgm
0-100km/h加速6.2秒、最高速度245km/h - 【カイエンS】
V型6気筒2.9Lターボ
出力:440ps/56.1kgm
0-100km/h加速5.2秒、最高速度265km/h - 【カイエンGTS】【新設定】
V型8気筒4Lツインターボ
出力:460p/63.2kgm
0-100km/h加速4.5秒、最高速度270km/h - 【カイエンターボ】
V型8気筒4Lターボ
出力:550ps/78.5kgm
0-100km/h加速4.1秒、最高速度286km/h - 【カイエン E-ハイブリッド】
V型6気筒3Lガソリンターボ+電気モーター「プラグインハイブリッド」
出力:462ps/71.4kgm
EV航続距離:44km
0-100km/h加速5.0秒、最高速度253km/h - 【ターボS Eハイブリッド】
V型8気筒4Lガソリンターボ+電気モーター「プラグインハイブリッド」
出力:680ps/91.8kgm
EV航続距離:40km
0-100km/h加速3.8秒、最高速度295km/h - トランスミッション:8速AT
- 駆動方式:4WD
ポルシェ新型カイエンには、ベースモデルに3Lターボエンジン、ハイスペックモデルには4Lターボエンジンが搭載されています。
新型カイエンE-ハイブリッドでは、前モデルに設定されたハイブリッドモデルから46ps/11.2kgmも出力をアップしながら、バッテリーを前モデルの10.8kWhから14.1kWhに大容量化することでEV航続距離は44kmが確保されています。
0-100km/h加速もカイエンSから-0.2秒となる5秒とされ、最大トルクを1000rpmの低回転から発揮することで大型SUVのカイエンでも軽快な走りに仕上げ。
さらなるモデルとしてV型8気筒4Lターボエンジンにハイブリッドシステムを組み合わせる「ターボS Eハイブリッド」も用意され、シリーズ最高となる680psの出力と0-100km/h加速3.8秒の走行性能を楽しむことができるように。
▼新型カイエンE-ハイブリッドの走行モード
- 「E-Power」モード
充電電力がなくなるまで電気モーターのみで走行 - 「Hybrid Auto」モード
エンジンと電気モーターを組み合わせ最高の環境性能を発揮 - 「E-Hold」モード
バッテリー残量を維持し、市街地や夜間の使用に備える - 「E-Charge」モード
エンジンの余剰エネルギーを使用しバッテリーを充電 - 「Sport」モード
電気モーターにより走行パフォーマンスを向上 - 「Sport Plus」モード
Sportモードより積極的にバッテリーを充電することでブーストエネルギーを向上
走行モードは通常使用からスポーツ向けまで6モードが用意され、システムを最大限活用できるようになっています。
ポルシェ新型カイエンの走行システムは?
ポルシェ新型カイエンの走行システムには、新開発された統合制御「ポルシェ・4Dシャシーコントロールシステム」が採用されています。
ポルシェ4Dシャシーコントロールシステムは、ドライビングデータから最適なステータスを分析しシャシーシステムを同期し、リアルタイムでハンドリング性能を最適化するシステムになっています。
新型カイエンにはその他、セルフレべリング機能とライドハイトコントロール機能が組み込まれたエアサスペンションが採用され、スイッチを操作することでダイナミックな走りや、快適性を重視したドライビングを楽しむことができるようになっています。
ブレーキには、スチール製のブレーキディスクとセラミックコーティング(炭化タングステン)を組み合わせた新開発「ポルシェ サーフェスコーテッド ブレーキ(PSCB)」が採用され、同サイズのスチール製ディスクと比較して、より優れたレスポンスと耐フェード性が実現されています。
ポルシェ新型カイエンの走行性能を試乗動画でチェック!
▼ポルシェ・カイエンターボS Eハイブリッド
▼ポルシェ・カイエンEハイブリッド
ポルシェ新型カイエンは試乗動画が公開されています。
前モデルから軽くなった車体による軽快な加速感と上質な乗り心地、多彩なパワートレインが評判になっています。
▼カイエン(ベースモデル)
▼カイエンターボ
ポルシェ新型カイエンの燃費は?
▼ポルシェ新型カイエンの燃費
- カイエン:9.0L/100km(約11.1km/L)
- カイエンS:9.2L/100km(約10.9km/L)
- カイエンターボ:11.7L/100km(約8.5km/L)
- カイエン E-ハイブリッド:3.2L/100km(約31.2km/L)
- カイエン ターボS E-ハイブリッド:3.7L/100km(約27.0km/L)
ポルシェ新型カイエンの燃費は、プラグインハイブリッドモデルにより大幅に改善しています。
ガソリンモデルの燃費は、3Lターボエンジンを搭載するベースモデルで最高11.1km/Lとなっていますが、新型カイエンPHVは大きなボディながら31.2km/Lの低燃費が確保されています。
ポルシェ新型カイエンの安全装備は?
ポルシェ新型カイエンの安全装備には、レーダーとカメラ、ナビゲーション情報を解析しアダプティブクルーズコントロール機能を強化、予測によって走行速度を最適に維持する「ポルシェ イノドライブ」が採用されています。
その他、84個のLEDを走行状況にあわせて個別に点灯、消灯、調整するLEDマトリックスヘッドライトや、メーター内のディスプレイに熱画像カメラで捉えた人や動物を表示するナイトアシストが設定されています。
ポルシェ新型カイエンの価格は?
▼ポルシェ新型カイエンの価格
- カイエン:10,710,000円
- カイエンS:13,990,000円
- カイエン GTS:16,820,000円【新設定】
- カイエン ターボ:19,830,000円
- カイエン E-ハイブリッド:12,750,000円
- カイエン ターボS E-ハイブリッド:24,080,000円
ポルシェ新型カイエンの価格は、1071万円からに設定されています。
カイエンのプラグインハイブリッドモデルは、ベースモデルとなる「E-ハイブリッド」で1275万円、ハイパフォーマンスモデルの「ターボS E-ハイブリッド」でシリーズ最上位の2408万円となっています。
ポルシェ新型カイエンの発売日は?
ポルシェ新型カイエンに追加されたハイスペックモデル「カイエンGTS」は、2020年6月12日に発表され、同日から世界的に受注が開始されました。
ポルシェはカイエンのラインナップを強化することで、ライバルとなるプレミアムSUVに対抗したい考えです。
ポルシェ・カイエンを「おさらい」
▼ポルシェ・カイエン(初代)
ポルシェ・カイエン(Cayenne)は、初代が2002年に登場したポルシェ初のSUV、5ドアモデルです。
車名の「Cayenne」は赤唐辛子(カイエンペッパー)に由来し、ポルシェは「痛快」や「冒険心」をイメージしたとしています。
初代は、SUVへの参入を検討していたポルシェと、高級SUVへ参入したかったフォルクスワーゲンの思惑が一致したことから、開発費用を分担することでフォルクスワーゲンのフラッグシップSUV「トゥアレグ」と共同開発されました。
人気モデルになったことからその後、同じフォルクスワーゲングループ内で、アウディ「Q7」やベントレー「ベンテイガ」の基礎を共有するSUVが登場しました。
現行モデルの3代目は2017年に登場し、フォルクスワーゲンの新開発プラットフォームを使用することで車重を前モデルから200kg軽量化。
下位となるSUVのマカンとあわせ、ポルシェの主力ラインナップとして販売されています。
新型ポルシェ・カイエンについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!