メルセデス・ベンツが、マイナーチェンジした上級モデル「Eクラス」のハイパフォーマンスモデル「AMG E63」を発表しました。
改良により魅力をアップした新型Eクラスについて、価格やスペックなどを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】最高峰!「新型AMG E63」ビッグマイナーチェンジ!
- メルセデスベンツ新型Eクラスの【主な変更点まとめ】
- スポーティ!メルセデスベンツ新型Eクラスの外装(エクステリア)デザイン
- 上級!メルセデスベンツ新型Eクラスのボディサイズは?
- 最新装備!メルセデスベンツ新型Eクラスの内装(インテリア)デザイン
- 最新!新型Eクラスのパワートレインとスペックは?
- 走り両立!メルセデスベンツ新型Eクラスの燃費は?
- 最新システム!メルセデスベンツ新型Eクラスの安全装備は?
- アップ!メルセデスベンツ新型Eクラスの価格は?
- いつ?メルセデスベンツ新型Eクラスの発売日は?
- メルセデス・ベンツEクラスを「おさらい」
【最新情報】最高峰!「新型AMG E63」ビッグマイナーチェンジ!
▼メルセデス・ベンツ「新型AMG E63セダン」の画像
メルセデス・ベンツが、ビッグマイナーチェンジした「Eクラス」に追加設定するハイパフォーマンスモデル「AMG E63」を発表しました。
メルセデス・ベンツEクラスは、Sクラスに次ぐブランドの上級モデルとしてラインナップされ、現行モデルは2020年3月にセダンとワゴン、2020年5月にクーペとカブリオレのビッグマイナーチェンジが発表されていました。
▼メルセデス・ベンツ「新型AMG E63ワゴン」の画像
最上位モデルとなる新型AMG E63では、ベースモデルで571ps/67.5kgm、「AMG E63S」で612ps/86.7kgmを出力するV型8気筒4Lツインターボエンジンを搭載。
最新のエクステリアデザインを採用することで、質感を向上。
インテリアには12.3インチのディスプレイを2つシームレスに接続した最新インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」が搭載され、会話をするように機能を使うことができるようになっています。
▼メルセデス新型Sクラス
【メルセデス新型Sクラス】W223型フルモデルチェンジ!最新情報、スペックや価格、発売日は?
メルセデスベンツ新型Eクラスの【主な変更点まとめ】
▼メルセデスベンツ新型Eクラスの変更点
- エクステリアに最新のブランドデザインを採用
- インフォテイメントシステムに、会話するように操作ができる最新の「MBUX」システムを搭載
- パワートレインに、直列6気筒3L+マイルドハイブリッド「EQ Boost」を新搭載
- 4WD「4MATIC」やワゴンを含む7つ以上のガソリンとディーゼルエンジンを組み合わせたPHVモデルを設定
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスの動画
スポーティ!メルセデスベンツ新型Eクラスの外装(エクステリア)デザイン
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスの画像
メルセデス・ベンツ新型Eクラスの外装には、ブランドの最新デザインが採用されています。
ヘッドライトは新開発され、洗練された印象に変化。
リアにも、より上質な新しいテールランプが装備されています。
▼メルセデス新型AMG E53の画像
▼メルセデス新型AMG E53ステーションワゴンの画像
ハイスペックモデルとなる新型AMG E53では、縦のラインを使用したAMGのブランドデザイン「パナメリカーナグリル」を装備。
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスオールテレインの画像
また、Eクラスステーションワゴンの派生モデルとしてオフロード用のガードなどを装備し車高を大きくアップした「Eクラスオールテレイン」も設定され、グラフィックの新しいテールライトや、新形状のスキッドプレートを採用。
▼メルセデス新型AMG E53クーペの画像
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスカブリオレの画像
ボディタイプには、スポーティモデルとなる新型EクラスクーペとEクラスカブリオレも設定され、より走りを楽しむことができるようになっています。
▼メルセデス・ベンツCLSクラス
【メルセデス新型CLSクラス最新情報】フルモデルチェンジ日本発売!スペックや価格は?
メルセデス・ベンツ新型Eクラスを前モデルと比較!
▼Eクラスセダン(前モデル)
メルセデス・ベンツ新型Eクラスを前モデルと比較すると、フロントデザインが大きく変更されています。
以前のモデルでは前世代からくる上質さが重視されていましたが、新型Eクラスでは大きなデザインコンセプトの変更が行われ、スポーティな印象となっています。
▼Eクラスステーションワゴン(前モデル)
▼Eクラスオールテレイン(前モデル)
上級!メルセデスベンツ新型Eクラスのボディサイズは?
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスのボディサイズ
- 全長×全幅×全高
Eクラスセダン:4930×1850×1455mm
Eクラスステーションワゴン:4940×1850×1465mm
Eクラスオールテレイン:4950×1860×1495mm
Eクラスクーペ:4830×1860×1430mm - ホイールベース
セダン/ワゴン/オールテレイン:2940mm
クーペ:2875mm
メルセデス・ベンツ新型Eクラスのボディサイズは、上級モデルとして5mに迫る全長に設計されています。
ワゴンの派生モデルとなるEクラスオールテレインは、専用の足回りにより全高をアップし、悪路でも余裕を持って走行することができるようになっています。
最新装備!メルセデスベンツ新型Eクラスの内装(インテリア)デザイン
メルセデス・ベンツ新型Eクラスの内装は、最新の大型ディスプレイを採用するなど、上級ラグジュアリーモデルとしての質感が追求されています。
改良では、標準で10.25インチ、オプションで12.3インチのディスプレイを2つシームレスに接続した最新インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」を採用。
MBUXコネクティビティシステムは、ボイスコントロールやAR(拡張現実)ナビゲーションに対応し、「ヘイ・メルセデス」から会話をするように自然に話すことで各機能を簡単に使うことができるようになっています。
また、ステアリングホイールも新設計され、ハンズオフ検出機能を装備。
各種スイッチを配置しながらも、スッキリとしたデザインに仕上げられています。
▼メルセデス新型E53の画像
ハイスペックなAMGモデルでは、レッドのアクセントや専用のシートなどにより、ベースモデルと差別化されています。
最新!新型Eクラスのパワートレインとスペックは?
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスのパワートレインとスペック
- 【E200】
直列4気筒2Lターボ
出力:184ps/30.6kgm - 【E350】【新設定】
直列4気筒2Lターボ+マイルドハイブリッド「EQ Boost」
出力:272ps - 【E220d】
直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:194ps/40.8kgm - 【E250】
直列4気筒2Lターボ
出力:211ps/35.7kgm - 【E350deプラグインハイブリッド】【新搭載】
直列4気筒2Lディーゼルターボ+電気モータープラグインハイブリッド
出力:320ps/71.4kgm - 【E350eプラグインハイブリッド】【新搭載】
直列4気筒 2Lターボ+電気モーター
出力:286ps/56.1kgm - 【E450】【新搭載】
直列6気筒3Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド「EQ Boost」
エンジン出力:367ps/51.0kgm
モーター出力:22ps/25.5kgm - 【AMG E45】
V型6気筒3Lツインターボ
出力:401ps/53.0kgm - 【AMG E53 4Matic+】
直列6気筒3Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド「EQ Boost」
最高出力:435ps
最大トルク:53.0kgm - 【AMG E63】
V型8気筒4Lツインターボ
出力:571ps/67.5kgm - 【AMG E63S】
V型8気筒4Lツインターボ
出力:612ps/86.7kgm - トランスミッション:9速AT
- 駆動方式:FR or 4WD「4MATIC」
メルセデス・ベンツ新型Eクラスには、2Lから4Lのターボエンジン、プラグインハイブリッドまで幅広いパワートレインが設定されています。
「E450」は、これまで採用されていたV型6気筒3Lツインターボエンジンから、「AMG E53」に先に採用されていた最新の直列6気筒3Lターボエンジンと「EQブースト」マイルドハイブリッドシステムに変更し、モーター機能付きの発電機でエンジンをアシスト。
加えて、電動コンプレッサーにより空気を送り込むことで、ターボラグのない高レスポンスな走りが実現されています。
このパワートレインにより、ハイスペックを低燃費で楽しむことができるようになっています。
プラグインハイブリッドモデルとなる「E350e」と「E350de」はそれぞれガソリンとディーゼルエンジンを搭載し、2Lの小排気量ながら電気モーターを搭載することで大トルクによる余裕のある走りを実現。
新型Eクラスでは4WDモデルやワゴンにも搭載され、PHVラインナップが拡大しています。
走り両立!メルセデスベンツ新型Eクラスの燃費は?
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスの燃費
- E200(2Lターボ):14.7km/L
- E220d(2Lディーゼル):21.0km/L
- E350e(2Lプラグインハイブリッド):15.7km/L
- AMG E53 4MATIC+(3Lマイルドハイブリッド)
8.5L/100km(11.8km/L、欧州値) - AMG E63(4Lターボ):8.7km/L
メルセデス・ベンツ新型Eクラスの燃費は、大柄な車体ながらトルクフルな2Lディーゼルエンジンで21.0km/Lの低燃費に仕上げられています。
2Lプラグインハイブリッドモデルは15.7km/Lとされ、日常では電力を組み合わせた走行も可能となります。
最新システム!メルセデスベンツ新型Eクラスの安全装備は?
メルセデス・ベンツ新型Eクラスの安全装備には、ブランドの上級モデルとしてステアリングアシスト機能を持つレーンチェンジ機能や緊急回避システムなどが搭載されています。
システムは、センサーによりスペースを検出する自動駐車機能や、360度カメラなどのシステムにより、使いやすさも高められています。
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスの安全装備
- アクティブレーンチェンジングアシスト
- アクティブレーンキーピングアシスト
- トラフィックサインアシスト
- アクティブブラインドスポットアシスト
- 緊急回避補助システム
- 渋滞時緊急ブレーキ機能
- アテンションアシスト
- アクティブパーキングアシスト(縦列・並列駐車)
- マルチビームLEDヘッドライト
- 360°カメラシステム
アップ!メルセデスベンツ新型Eクラスの価格は?
▼メルセデス・ベンツ新型Eクラスの価格
- 730万円~
メルセデス・ベンツ新型Eクラスの価格は、最新のインフォテイメントシステムの採用などによりアップされます。
前モデルは701万円からとされ、前回の改良で本革シートが標準装備となったことで以前の694万円からアップしていました。
新型Eクラスは、最新システムの採用により20万円ほどの変化になるとみられています。
▼参考:メルセデス・ベンツEクラスの価格(前モデル)
▽Eクラスセダン
- E 200 アバンギャルド:7,010,000円
- E 200 4MATIC アバンギャルド:7,240,000円
- E 220 d アバンギャルド:7,280,000円
- E 250 アバンギャルド スポーツ:7,980,000円
- E 350 e アバンギャルド スポーツ:8,210,000円
- E 450 4MATIC エクスクルーシブ:10,530,000円
- メルセデスAMG E 53 4MATIC+:12,020,000円
- メルセデスAMG E 63 4MATIC+:16,680,000円
- メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+:18,050,000円
▽Eクラスステーションワゴン&オールテレイン
- E 200 ステーションワゴン アバンギャルド:7,380,000円
- E 200 4MATIC ステーションワゴンアバンギャルド:7,610,000円
- E 220 d ステーションワゴン アバンギャルド:7,650,000円
- E 220 d 4MATIC オールテレイン:8,750,000円
- E 250 ステーションワゴン アバンギャルド スポーツ:8,350,000円
- E 450 4MATIC ステーションワゴン エクスクルーシブ:11,160,000円
- メルセデスAMG E 53 4MATIC+ステーションワゴン:12,390,000円
- メルセデスAMG E 63 4MATIC+ ステーションワゴン:17,050,000円
- メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+ ステーションワゴン:18,580,000円
▼Eクラスクーペ
- E 200 クーペ:7,000,000円
- E 200 クーペ スポーツ:7,690,000円
- E 300 クーペ スポーツ:8,550,000円
- E 450 4MATIC クーぺ スポーツ:10,860,000円
- Mercedes-AMG E 53 4MATIC+クーペ:12,130,000円
いつ?メルセデスベンツ新型Eクラスの発売日は?
マイナーチェンジしたメルセデス・ベンツ新型Eクラスは、セダンとワゴンが2020年3月3日、クーペとカブリオレが2020年5月27日に発表され、2020年夏の欧州発売が予定されています。
日本発売日は、2020年末から2021年初になるとみられています。
メルセデス・ベンツは、主力となるEクラスのデザインや装備をアップデートすることで、ブランド力をアップしていきたい考えです。
メルセデス・ベンツEクラスを「おさらい」
▼メルセデス・ベンツEクラス(初代)
メルセデス・ベンツ・Eクラス(Mercedes-Benz E-Class)は、初代が1985年に登場した上級乗用車(欧州:Eセグメント)です。
ボディタイプは、セダン、ステーションワゴン、2ドアクーペ、カブリオレと多くのバリエーションが制作されています。
初代は1985年から1993年までは「ミディアムクラス」の名称で販売されており、グレード名を表す3桁の数字のあとに「E(220Eなど)」がつけられていました。
初代はフラッシュサーフェイス (外板の平滑化) が推し進められ、メルセデス市販車では史上初となる低空気抵抗係数(Cd値)0.29が実現されました。
販売時は日本がバブル景気だったことから、正規輸入車・並行輸入車あわせて大量に導入され、メルセデス・ベンツの主力モデルとして知名度を高めました。
▼メルセデス・ベンツEクラス(2代目)
▼メルセデス・ベンツEクラス(3代目)
2代目と3代目では、ヘッドライトを4灯式とする個性を強調したデザインを採用。
後席空間を拡大することで、Sクラスに次ぐブランドの上位モデルとしての快適性がアップされました。
▼メルセデス・ベンツEクラス(4代目/写真上:前期型、写真下:後期型)
4代目では、前モデルの丸型からスクエアに変更された4灯式ヘッドライトが不評だったことから、後期型で現行モデルにつながる2灯式風に変更。
現行モデルの5代目は2016年に登場し、最先端の大型ディスプレイや安全システムにより機能が大幅に引き上げられました。
新型メルセデス・ベンツEクラスについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!