BMWが、コンパクト4ドアセダン「2シリーズグランクーペ」の新モデル日本発売を発表しました。
新モデルにより魅力をアップした新型2シリーズグランクーペについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】低燃費ディーゼル!BMW「新型2シリーズグランクーペ218d」日本発売!
- BMW新型2シリーズグランクーペの【変更点まとめ】
- グレード拡大!BMW新型2シリーズグランクーペの価格は?
- スポーティ!新型2シリーズグランクーペの外装(エクステリア)デザイン
- 軽快!BMW新型2シリーズグランクーペのボディサイズは?
- 最新装備!新型2シリーズグランクーペの内装(インテリア)デザイン
- 新世代!BMW新型2シリーズグランクーペのエンジンとスペックは?
- 新型2シリーズグランクーペにPHEV(プラグインハイブリッド)を設定!
- BMW新型2シリーズグランクーペの燃費は?
- 充実!BMW新型2シリーズグランクーペの安全装備は?
- BMW新型2シリーズグランクーペの発売日は?
- BMW2シリーズを「おさらい」
【最新情報】低燃費ディーゼル!BMW「新型2シリーズグランクーペ218d」日本発売!
BMWが「2シリーズグランクーペ」の新モデルとなる「218dグランクーペ」の日本発売を発表しました。
2シリーズグランクーペは、BMWのスポーティコンパクト「2シリーズ」の4ドアクーペ版として制作され、2019年10月から日本での受注が開始されています。
新設定された「218d」は、これまで1.5Lガソリンターボエンジンのみが設定されていた2シリーズグランクーペに、150ps/35.7kgmを出力する新開発の2Lディーゼルターボエンジンを搭載。燃費はWLTCモード値で17.1km/Lまで改善。
グレードには、通常モデルより価格を抑えた「エディション ジョイ+」も設定され、選びやすくなっています。
新型2シリーズグランクーペ218dは2020年8月27日に日本発売。価格は420万円から486万円となっています。
▼BMW新型2シリーズグランクーペの動画
▼BMW1シリーズ
【BMW新型1シリーズ】改良日本発売!最新情報、燃費、価格は?
BMW新型2シリーズグランクーペの【変更点まとめ】
▼BMW新型2シリーズグランクーペの変更点
- 2Lディーゼルモデル「218d」を新設定
▽2019年10月新設定時の特徴
- これまでクーペ、カブリオレ、MPVをラインナップしていた2シリーズの新しいボディタイプとなる4ドアクーペとして製作
- 2シリーズアクティブツアラーなどに採用するFFモデル用プラットフォームにより、最新のパワートレインに対応
- 滑りやすい路面でスリップを抑え、トラクションを確保する「ARB(actuator contiguous wheel slip limitation)」を採用
- トップモデルとして300馬力を超えるエンジンと4WDを組み合わせる「M235i xDrive」を設定
グレード拡大!BMW新型2シリーズグランクーペの価格は?
▼BMW新型2シリーズグランクーペの価格
- 218i グラン クーペ:3,690,000円
- 218i グラン クーペ Play:4,100,000円
- 218i グラン クーペ M Sport:4,480,000円
- 218d グラン クーペ Play Edition Joy+:4,200,000円
- 218d グラン クーペ Play:4,480,000円
- 218d グラン クーペ M Sport Edition Joy+:4,580,000円
- 218d グラン クーペ M Sport:4,860,000円
- M235i xDrive:6,650,000円
BMW新型2シリーズグランクーペの価格は、369万円からとされています。
新設定されたディーゼルモデル「218d」は中間グレードとなっており、1.5Lガソリンターボエンジンを搭載する「218i」から「Play」グレードで38万円のアップになっています。
スポーティ!新型2シリーズグランクーペの外装(エクステリア)デザイン
BMW新型2シリーズグランクーペの外装は、最新のBMWブランドデザインにあわせサイズの大きいキドニーグリルが特徴とされ、存在感のあるスタイルになっています。
ボディスタイルは4ドアクーペとすることで、スポーティなデザインに仕上げられています。
▼BMW新型2シリーズM235iグランクーペ
ハイスペックモデルとしてM235iグランクーペも設定され、専用のエアロやエクステリアアクセントを採用することでベースモデルと差別化されています。
軽快!BMW新型2シリーズグランクーペのボディサイズは?
▼BMW新型2シリーズグランクーペのボディサイズと比較
- 全長×全幅×全高:4526×1800×1420mm
- ホイールベース:2670mm
- 車重:1350kg
- 参考
・1シリーズ
全長×全幅×全高:4335×1800×1465mm
ホイールベース:2670mm
・2シリーズクーペ
全長×全幅×全高:4440×1775×1420mm
ホイールベース:2690mm
BMW新型2シリーズグランクーペのボディサイズは、先に新世代モデルが発表された「1シリーズ」から拡大されています。
しかし、全高は-45mmと抑えることで、4ドアクーペとしてのスポーティなスタイルがつくられています。
最新装備!新型2シリーズグランクーペの内装(インテリア)デザイン
BMW新型2シリーズグランクーペは、ブランドの主力モデルとして最新のデザインが採用されています。
装備にはデジタルメーターを採用し、インフォテイメントシステムには8.8インチのタッチスクリーンを搭載。
AIを活用するデジタルアシスタント機能「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」を設定され、これにより「OK, BMW」や「2シリーズ」などのコマンドワードで、車両設定の操作や情報へのアクセスに対応。
オプションとして10.25インチのディスプレイを2つ備えた最新のBMWライブ・コックピットや、大型化したBMWヘッドアップ・ディスプレイも用意されています。
スポーツモデルの「Mスポーツ」グレードや「M235i」では、Mスポーツステアリングやヘッドレスト一体型のスポーツシートを装着。
新型2シリーズグランクーペの室内空間を2シリーズクーペと比較すると、シートのニースペースが33mm広くなっており、ヘッドスペースにも余裕がつくられています。
ラゲッジスペースは通常時で430Lの容量がとられ、3分割式のシートを倒すことで長尺の荷物にも対応。
荷室のフロア下に確保されたスペースにも、収納ができるようになっています。
新世代!BMW新型2シリーズグランクーペのエンジンとスペックは?
▼BMW新型2シリーズグランクーペのエンジンとスペック
- 【218i】
エンジン:直列3気筒1.5Lガソリンターボ
出力:140ps/22.4kgm
トランスミッション:7速デュアルクラッチ - 【218d】【新設定】
エンジン:直列4気筒2Lディーゼルターボ
出力:150ps/35.7kgm
トランスミッション:8速AT - 【M235i xDrive】
直列4気筒2Lガソリンターボ
出力:306ps/45.9kgm
0-100km/h:4.9秒
最高速度:250km/h(リミッター)
トランスミッション:8速AT - 駆動方式:FF or 4WD
新型2シリーズグランクーペのエンジンには、直列3気筒1.5Lから直列4気筒2Lのガソリンとディーゼルエンジンが搭載されています。
▼BMW製直列3気筒1.5Lターボエンジン
搭載されるエンジンはそれぞれ、細部まで改良を行うことで高出力と低燃費、クリーン化を実現。
ガソリンエンジンではガソリンパティキュレートフィルター、ディーゼルエンジンではディーゼルパティキュレートフィルター、NOx吸着触媒、SCRなどを採用することで、厳しいユーロ6d-TEMP排出基準を満たすパワートレインとなっています。
ハイスペックモデルとなる「M235i xDrive」は、「BMWグループで最もパワフルな4気筒エンジン」とされ、8速ATと機械式トルセンLSDを備える4WDシステム「xDrive」を採用することで、高パフォーマンスが実現されています。
また、新型2シリーズグランクーペでは、走行システムにBMWの電気自動車「i3s」にも採用されている滑りやすい路面でスリップを抑え、トラクションを確保する「ARB(actuator contiguous wheel slip limitation)」を採用することで、より走りを楽しむことができるようになっています。
新型2シリーズグランクーペにPHEV(プラグインハイブリッド)を設定!
▼BMW新型2シリーズグランクーペ225xeのスペック
- パワートレイン:直列3気筒1.5Lターボ+電気モータープラグインハイブリッド
- エンジン最高出力:136ps
- モーター最高出力:88ps
- システム最高出力:224ps
- システム最大トルク:39.3kgm
- 駆動:4WD(前輪をエンジン、後輪をモーターが駆動)
- モーターのみで45kmの走行が可能
BMW新型2シリーズグランクーペには、PHEV(プラグインハイブリッド)モデルとなる225xeの設定が予定されています。
225xeは、5人乗りミニバンの2シリーズアクティブツアラーに設定されており、FFレイアウトを活かしエンジンが前輪を駆動、後輪を電気モーターが担当する4WDプラグインハイブリッドシステムになっています。
EV航続距離はアクティブツアラーと同じ45kmほどになるとみられ、外装にはブルーのキドニーグリルなど専用のデザインが採用されることになります。
BMW新型2シリーズグランクーペの燃費は?
▼BMW新型2シリーズグランクーペの燃費(WLTCモード値)
- 1.5Lガソリンターボ:13.8km/L
- 2Lディーゼルターボ:17.1km/L
BMW新型2シリーズグランクーペの燃費は、新燃費規格WLTCモード値で1.5Lガソリンターボモデルが13.8km/Lとなっています。
追加設定された2Lディーゼルは17.1km/Lまで改善され、大きなトルクによる走りを楽しむことができるようになっています。
充実!BMW新型2シリーズグランクーペの安全装備は?
BMW新型2シリーズグランクーペの安全装備には、ブランドの最新システムが採用されています。
安全システムは新たにレーン・チェンジ・ウォーニング、後部衝突警告機能、クロス・トラフィック・ウォーニング(リア)、スピード・リミット情報表示機能が追加されたドライビング・アシストを装備。
また、自車が36km/h未満のスピードで前進した状況を最大50mまでメモリーし、その情報に沿って最大9km/hで後退可能な「リバース・アシスト」機能が採用されています。
BMW新型2シリーズグランクーペの発売日は?
BMW新型2シリーズグランクーペは、2019年10月31日に日本での受注を開始、追加設定されたディーゼルモデル「218d」は2020年8月27日に発売されました。
BMWは2シリーズグランクーペの投入により8シリーズ、6シリーズ、4シリーズと全セグメントで4ドアクーペモデルをラインナップ。人気が高まっているFFコンパクトカーの需要にも対応していきたい考えです。
BMW2シリーズを「おさらい」
▼BMW2シリーズクーペとカブリオレ
▼BMW M2クーペ
BMW2シリーズは、2013年から販売が開始されたBMWのコンパクトシリーズです。
BMWの他モデル同様に、スタンダードな奇数ネームと差別化した偶数ネームのスポーティラインとされ、前モデルまで1シリーズが担当していたクーペやカブリオレなどのボディタイプを設定。
2016年には、クーペのハイパフォーマンスモデルとして、370馬力の出力を持つM2クーペも発売。
▼BMW2シリーズアクティブツアラー
▼BMW2シリーズグランツアラー
加えて、BMWグループでコンパクトモデルを担当するMINIとプラットフォームを共有し開発された、ミニバンの2シリーズアクティブツアラーで2014年にBMW初のFF車をラインナップ。
1年後の2015年には、アクティブツアラーから全長を延長し3列シート7人乗りとした2シリーズグランツアラーの販売も開始。
FR用とFF用の2つのプラットフォームを使用するシリーズになっています。
新型BMW2シリーズグランクーペについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!